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森林ボランティアのイベントに参加した [厚田の風景]

近隣に「千年の森」という森林環境保全活動をしている地区があることを知った。
自治体やボランティアが区域を決めてそれぞれ管理しているようで、
市民ボランティアが担当している地域を「散策しながら活動を知ってもらう」、
というイベントがあったので、ダーリンと二人で参加してみた。
本来は石狩市役所で集合して植樹してから、森へ移動して散策、というスケジュールだが、
厚田に森があるため、私たちは森の散策から参加させていただけることになった。

普段札幌との往復に使う道の、
「こんな所から入るの?」という脇道から森へ向かう。
不安になりながら、くねくねした細い林道をしばらく進むと、
「千年の森」の看板があり、ボランティアの活動拠点である山小屋に着いた。
参加申込書を書いているうちに、石狩からの参加者のバスが到着し、皆で森を散策。
会員さんたちが木々の説明をしながら、参加者の質問に答えてくれ、
私たちは自分のおうちの周りにある木々を見つけては、
これは何という植物なのか、手入れはどうするのか、
草刈りや伐採後はどんな用途があるのか等、日頃の疑問をどんどん解決することができた。
会員さんたちの山仕事をちょっぴり体験する機会もあって、
山仕事って、危険ではあるけれど、魅力的だなぁとワクワクした。

厚田の山々は決して高い山ではないのだが、谷が急峻で、藪も深く、そして豊かだ。
こうして地元の森をガイドしていただきながら学べる機会があるのは本当に楽しい。
知りたいな、もっと厚田のこと。
そして、自分のおうちの周りの原野や裏山を、今の状態を壊さずにうまく活用して
この豊かさを存分に楽しめる生活にしていきたいな。

家の中のこともまだまだたくさん、手を入れなきゃならないのに、
家の周りをどうするかの妄想が忙しくなってしまう。
ああ大変、と思いながら、ああ楽しい。
したいことが多すぎて、嬉しい困惑。


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深夜の白い影 [厚田の風景]

雷鳴の轟く夜だった。
まだ雨は落ちてきていないが、稲光がビクッとするほど一瞬空を明るくし、
しばらく間を置いて遠くから長い長い雷鳴が聞こえてくる。

日の出がだんだん遅くなってきた。
だいたい日の出の頃に自然に目が覚めるのだが、
天気が悪かったり朝霧が濃い朝はお陽様に先を越されてしまう。
少しでも暑くない状態でいちご収穫するため、6時ではなく5時始業にしていただいたのだが、
どんどん目覚めがギリギリになってきた。
雷鳴の中、かまわず早寝した。


翌朝、ダーリンから聞いた話。
寝室の窓から、暗い道路を見ていたら、
雷鳴轟く深夜に、ぼうっと白い影が家の前をよぎって行った。
へっ、へっ、へっ、へっ、へっ、という音とともに。
ビビったよ~、と。

ん? それって・・・
怪談じゃなくて、ご近所のあの犬では?
深夜に脱走してまっすぐ集落の奥へ向かう、あの犬の姿を想像する。
この先の、犬を飼っているおうちにでも行きたいのかなぁ。


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祭りが終わって日が暮れて [移住地に馴染む足ががり]

昨夜は宵宮祭のあと、役員の皆さま方に混じっての宴会に参加させていただいた。
いやぁ、久々に飲みましたなぁ。
ちょっと飲み過ぎて、帰宅したら倒れこむように寝てしまったが、
深夜に目を覚ますと、日の出間近かと思うほどの月明かりだった。
駐車場の車が鈍く銀色に光り、その月影が落ちている。
わぁ、夜にも影が出来るんだ。
知っていたはずだけど、新鮮にびっくりした。

朝、本祭にちょっと遅れたものの、玉串奉天に参加させていただいた。
本祭の後も宴会になっていたが、後片付けの時に再度顔を出します、と帰宅した。
後片付けの時間に合わせて神社に行ったが、
さすが皆さん、着手も仕事も早く、もうゴミを処分してお社を閉めるばかりの状態だった。
何のお手伝いもしていないのに手土産を持たされて帰宅。相変わらずの役立たずだ。

まったりと過ごしながら日暮れを迎える。
今日もキレイだなぁ。
西日を受けて日中とはちがう顔を見せる庭木。
バッタの色はきれいな緑色から枯れた草に擬態できる色に変わってきている。
高い空に刷毛でシャッ、シャッと描いたような筋雲。
そういえば、深夜に目覚めたのも寒くって目が覚めたんだった。
日中はちょっと動くと汗だくになるのは変わらないけど、
お祭りの時期って、もう秋なんだなぁ。


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初めてのお祭り [移住地に馴染む足ががり]

9/2。
感染症対策で各地のお祭りが開催されなくなって3年。
今年は地元のお祭りが久々に開催されるという。
大きくはない神社だが、自治会の方々のお話だと、昔は地元に小学校も中学校もあり、
この神社の例大祭には出店もあるくらい賑やかに開催されていたとのこと。
いつもは扉も閉ざされていて、私も2度しか手を合わせたことがない。
準備に参加するかい?と、いちご農家さんに声をかけていただき、
参加するなら中途半端な時間で上がらなきゃならないから
収穫作業は休んでいいよ、と言っていただいた。

集合時間に行ってみると、すでに自治会役員の方々と奥様が作業の真っ最中。
お社の中は蜘蛛の巣も張り、たくさんの虫の死骸でいっぱい。
男性陣は外回りの飾り付け、女性陣はお社内部の掃除で、わしわしと働く。
勝手がわからない私たちは、うろちょろするばかりで役立たず。
祭壇に上げる食器を洗いに家に持ち帰り、神社に戻った頃には準備が殆ど終わっていた。
宵宮祭が始まる時間に再集合ということでいったん解散した。


宵宮祭に合わせて再度神社に向かう。
いつもは通りすぎるだけの、ひっそりとした神社が、
入口に幟が立ち、鳥居に飾りが付き、お社の前に賽銭箱が出て扉が開いている。
ああ、神主さんが居る神社なら通常の姿だろうけれど、とても特別な風景。
神社に向かう上り坂の向こうに幟がはためいているのが見えると気分が上がる!
祀られているのはオオヤマツミノカミ様で農業の神様なのだそう。

今回は新入りの私たちも玉ぐしの奉天に参加させていただいた。
地域の安寧と豊作、
厚田の山・川・海を生業とする方々すべてが豊かに、
木々や草・生きとし生けるもの皆豊かに、
さらにこの地を通行する方々の交通も安全で平らけく、
と願う祝詞。ありがたいなぁ。
この地に関わるすべてを包括して見守られているんだなぁと、神様がより身近に感じる。
私たちも、改めてお社の前に立ち、
産土の神社がどこで、今まではどこの氏神様のお世話になりましたが、
今後はこちらでお世話になります、とご挨拶を宣べ参拝した。
祭壇に直接ご挨拶できて、なんだか安心した。
氏神様、地域の皆さん、今後ともよろしくお願いします!


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大雨の風景から転じて人生を考える [厚田の風景]

つい先日雷雨があったばかりだが、今日は過去イチの雨が降った。
昼前に当別に行って用事を足してきたが、早いうちに行っておいて良かった。
ラジオではこの地域に警報が出ているとは言っていない。
けれど、川向うの山並はなんとか見えるのだが、
その山の向こうには何もないかのように真っ白になっている。
霧でじゃないよ、雨足が強くて強くて、視界を遮っているのさ。

雨音が激しくて、ラジオの音がかき消される。
手作り側溝は機能しているだろうか。
さすがに外に出て確認するのはビショビショになるのでやめておいて、
あちこちの窓から水はけの様子を観察しよう。
少し高くなっていて普段の雨ではできない場所に水たまりができている。
う~む、側溝に流れにくいのか。改善の余地あり、だ。
まずは水が少しでも浸みこむように、小さな水路を作るのと、土を裸にしておかないよう、
刈った草を敷いて、敷きまくって、表面だけでも腐植を作ろう。
腐植で草が生えてくるようにすれば、いずれは土が流れ出ないようになっていく筈。

側溝には少し水が溜まっているが、濁ってはいない。
よしよし、順調に漉されながら水が流れているようだ。
雨足が弱まって溜まっている水がすぐ引くようなら、ちゃんと機能しているということだ。

本当は道路横の排水路まで側溝から誘導する水の道を作っておきたいが、
今は側溝から低い場所を探しながら自然の水の道ができつつあるので
このまま様子をみよう。必要なら小さな側溝を作り足そう。


地面ばかり見ていたら、ふと、空がほんのりピンク色になっていることに気付く。
一面真っ白な空だったのに、この雨雲の上では夕焼けになってるんだ!
こんな大雨なのに、雲の上はマジックアワーが始まっていると思うと、
おうちの中の屋根の下で空を見上げている自分を、
夕焼け色の空の上から見ているような不思議な感覚になって、いやはや、面白い。
あたふた水はけを心配している私は、
まるでスライムを前に次の一手を考えているRPGのキャラクターだね。
ちょっと視座が上になれば、夕焼け空の上からニヤニヤ見物していられる。
ああ、ちっぽけ、ちっぽけ。
頑張って色々やっている私、カワイイな。愛おしいな。
なんか、最後にはゲームクリア=人生を終える、なら、
起こることすべてはゲームの大切なエピソードなんだね。


なぁんて、大袈裟なことを思いついて落ち着いたところでトイレタイム。
おお!? おうちの汲取りトイレ、用を足す前にすでにポチャポチャと水滴の音が。
もともと汲取り口のコンクリートが屋根からの落雪でヒビが入っているのだが、
もしや、そこから雨水が入り込んでいるのでは!?
新たなスライム登場か?
とほほ、RPGのキャラクターは次から次へとやることがあるよぉ~。


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内装のプロ夫妻、来訪 [初心者DIY]

8/31。
私の高校時代の先輩、内装のプロになっている。
若くして結婚されたので、奥様とも45年(!)の付きあいになる。
昨日、「明日、見に行っていい?」と連絡が来た。
先月の建築家夫妻の来訪以来、久々の友人来訪にワクワクする。

ご夫妻で、満面の笑みでご来訪。
まずは、「どこまでが敷地なの?」という問いに応えて、おうち周辺を案内する。
現状を報告。屋根修理の話、敷地がどこまでで、どのような状態なのか、
今私たちはどんなことをしているのか、などを、
嬉しくて嬉しくて、まくしたてるように話す。
厚田のこの風景が、空が、山が、どんなふうに凄いのか、美しいのか、
子どものように報告が止まらない私。

ダーリンに促されて、やっとおうちの中に案内する。
猛暑ではないものの、蒸し暑いのでまずは自家製梅ドリンクでひと休み。
おうちの内装をどうしたいのか、どういう風に困っているのかを相談。
水が出ないという、ロールプレイングゲームの第一ステージが始まる前に、
(何度も最初に会ったスライムに負け続ける状況になるとも知らず)
勢いで剥しまくったキッチンの壁紙。まずはこれをなんとかしたい。
虫が出てきにくい内装対策、床の湿気と床板がブカブカな問題など、
プロに相談してサクサク対策が出てくるのが小気味よい。


ひととおり対策を聞いて、お持たせだけど、おみやげにいただいたパンを出そうとしたら、
もう札幌に戻るという。え~、何にもおもてなししていないよぉ。
しかも、在庫を使ってキッチンの壁と天井の内装を
「引越祝い」にと、プレゼントしてくれるという。
もう、もう、ありがたすぎてどうしていいかわからん。
これまでの不安を聞いてもらって対策を教えてもらっただけでも
どれだけ助けになったかわからないのに。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。

なんか、これからやろうとすることすべてが大変なのも十分承知しているし、
失敗すらも出来た時の喜びを増幅するネタとして楽しむ覚悟もできているけど、
こうして誰かが助け船を出してくれるのは本当に本当に、素直に嬉しい。
移住して、地域の人たちの心遣いが、旧知の友人たちの思いやりが、
身に沁みる・・・。

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それぞれの外仕事 [移住地に馴染む足ががり]

ダーリンは今日も白樺の丸太を運んでいる。
私は、自治会に許可をもらって貸していただいている、
小さな家庭菜園の圃場作りに勤しむ。
大根用に作った1m×2mの圃場は順調だ。
多少の虫喰われはあるものの、大根たちはすくすく育っている。
宿根いっぱいの圃場で、土起こしも水やりもせずにどんな風に育つのか、今から楽しみ。

圃場のお手入れをしながら、前回偶然見つけたのが、
1.5m先に野良アスパラを見つけてしまった。
この耕作放棄地を使っていたころに植えたものがそのままになっているのだろうが、
2株元気に育っているのだ。
うちのプランターアスパラをこの株間に植えて、都合3株のアスパラを
育てられないかなぁ。
他にも、小カブやサラダ春菊、コマツナ程度なら今からでも間に合うかもしれない。
というわけで、隣にももうひと畝、作っちゃうのだ。
一心腐乱に2時間ほど、畝づくりと草刈りに夢中になった。


水分補給のための途中休憩で、ダーリンが「白樺のところ、道ができてるよ」と言う。
どれどれと行ってみると、ダーリンが踏んで・丸太を転がしてと頑張った跡が
思ったより広い空間で道になっている。
斜面の崖下にも歩いて行けるようになっていたのだ。すごいなぁ。
崖のすぐ下には、草が生えていない道があり、これはけもの道だろう。
エゾシカとか、タヌキとか、キツネとか、時にはヒグマとか、
通っているのかもしれないなぁ。

こうして原野開拓と家庭菜園のとば口で頑張っているんだなぁ、私たち。
なんか、形になるってウレシイねぇ。


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後期高齢者もおぼつかない [父の介護]

昨夜アマゾンプライムビデオが見られなくなった、と父から電話。
いつ来るんだ、というから、明日行くと返事した。今日行ったばかりなのに仕方ない。
ガソリンも高いし、二度手間はキツイなぁ。

高齢者住宅はいまだに感染症対策のため面会禁止だ。
でも、感染していない入居者は外出できる。(なんか納得できないシステムだが)
施設長にTVの設定をしなければならない事情を説明し、入室させてもらう。
設定をいじったと思われ、また設定をし直す。
契約やパスワードがどうなっているのか早く確認したいが、
9月末にならないと光回線が開通しないため、如何ともしがたい。

無事設定し直して見られるようになったら、
外で一緒に食事をしたいという。
外出はできるらしいし、車で移動できるから、問題ないだろう。
・・・と思ったら、部屋の鍵が無いという。
合鍵は私がもっているので大丈夫と言うと、今度は財布が無いという。
94歳、後期高齢者。いわゆる認知症ではないが、お片付けのできない人なので
(あー、遺伝かしら、我ながら耳が痛い)
何処に置いたか、仕舞ったのかもおぼつかない。
何とかなるから、と急き立てて外出する。

近くの回転寿司に行ったが、あと3時間くらいで食事だから
あまり食べられないと言う。なら、食事じゃなくてもよかったじゃないか~。
部屋の鍵開けついでに再度高齢者住宅に戻ると、
訪問看護師が「お薬の点検に来るって言ってたのに外出して~」と玄関で待っていた。
「もうお薬がないはずだから」「いやいやまだまだ有るんだ」
「新しいお薬をお薬カレンダーに入れないと」「どうせ同じ薬なんだから」
「そういう問題じゃなくて、ちゃんと飲んでないで残ってるってことが問題なの」
・・・入所する前にさんざんした会話だよなぁ。
すみませんねぇ。こんな父で。
対応していただいて助かってます。ありがとうございます。
娘もこうなら、父もこう。おぼつかない一族である。


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お足がおぼつかない、足元もおぼつかない

ダーリンの札幌での最後の給料が出た。
右から左へ流れていく予定ばかりで、手元にほとんど残らない。
公共料金やら水道管工事の請求やら、
札幌での料金と、厚田に転居してからの料金とが重複する時期なので仕方ない。
来月は更にその給料さえない状態でどうなることやら。
残り少ない手元の金額で、買い出しのため札幌まで足を延ばす。
必要最小限の買い物、と思ったがそれでもけっこう使ってしまって、
支払い分が足りるだろうかと不安になりながら厚田に戻る。

地元の郵便局で支払いをして、残りのお金でコンビニ支払の分が足りるかなぁ、と
心配しながら郵便局の駐車場へ戻ると、
足元を見ずに歩いていたため、車止めに躓いて盛大にすっ転んだ。
お札を手に握りしめたまま、両膝を打ち、バッグを掛けていた方の肩も更に打った。

びっくりと痛みとで、身体をよじり、駐車場に仰向けになってしまう。
車で待っていたダーリンが驚いて降りてくる。
「大丈夫か!」「痛い~~」
仰向けになって痛い~と唸る・・・子供かっ!

小学生のように膝をすりむく、64歳。
いやいや、64歳は、高齢者として膝をすりむくことが増える年齢か。
お足だけでなく、足元もおぼつかないのであった。


タグ:高齢者 転倒
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