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地元のタモギタケ! [移住地に馴染む足ががり]

今日も元気に、トンビと一緒にイチゴ収穫に出動だ。
おうちの駐車場に虫を捕りに降りてきたり、
目の前の電線に普通にとまっていたりで、トンビもずいぶん身近になったもんだ。
早朝のハウスは虫も少なくて快適だが、
お陽さんが出た途端じりじり温度が上がって、作業が終わる頃には汗びっしょりだ。
帰宅して着替えていると、ダーリンが起きてきた。
「完全に厚田の人になりました!」と、おはよう代わりの宣言!
そうだね、出勤前とかも一生懸命おうち周りのことをしてくれていたけど、
これからはしばらくおうち作業に専念だね。
ありがたい限りです!

と、ビニール袋を携えて、突然の訪問者。
あ、以前顔役さんと立ち話している時に声をかけてくれた、一番奥に住んでいる方だ。
なんと、ご自宅の敷地で採れた立派なタモギタケを持ってきてくださったのだ!
聞けば、ほだ木をご自身で育てて、タモギタケができるまで3年かかったとのこと。
貴重な自家栽培品をいただいて感激だ。
それにしても、きのこが栽培できるような環境を作っているなんて、達人だなぁ。
きのこ採取に目がない私達、「きのこの師匠になってください!」とお願いするも、
「いやいや、採りになんか歩かないんだ。敷地になるもんを採ってるだけさ」
「大体、地元の奴はきのこ採りなんかしないよ。み~んな札幌から来て採って行くんだ」
とのこと。
札幌から来て採って行く、まさに今までの私たちね。
楽しく山菜やきのこを求めてウロウロしてたけど、
やっぱ地元の人には侵入者だったんだろうなぁ。
「味噌汁だよ、なんたって、味噌汁。だしがすごく出るから」と
きのこの達人は去って行った。


ちょっとした後悔と、地元の人たちの凄さに改めて感心する私達。
キレイな黄色いカサの、大きくて立派なタモギタケ。
大切にいただきます。


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地元の恵みと秋の気配 [移住地に馴染む足ががり]

今日も楽しくイチゴ収穫。
帰りに、ご自宅用に育てたトマト、パプリカ、トウキビをいただいた。
顔役さんの奥様からもエダマメをいただいた。
「トウキビも要る?」と言われ
今いただいてきたばかりです、と答えると、
「メロンやトウキビの時期は大騒ぎだからねぇ」と笑う。
どこのお宅も一気に採れだすものはお裾分け合戦なんだろうと想像して私も笑った。
厚田で採れたものと、うちの子ニンニクを使ってカポナータでも作ろうか。
家庭菜園をしていたら、うちの子たちも収穫できていた頃なんだな。
唯一のうちの子、借りた2×1mの小さい圃場の草刈りに行こう。

周りに溝を切って、畝状に残った部分に刈った草を撒いただけの圃場。
種を降ろす時も、そこだけを一文字に宿根草の根を掻き切っただけ。
種が自分の力だけでそこにある宿根を掻き分け掻き分けしながら成長しなければならない。
肥料もやらない。刈った草が腐植となって、その場にある栄養だけで育つのだ。
種を降ろしてから2週間。
無事発芽して、二葉の間から本葉が出てきている。
そろそろ一回目の間引きだね。
成長の遅いものを間引いて、2本ずつ残す。間引いた子も夕餉でありがたく戴こう。

暑くなってからと言うもの、外作業でアブに気をとられることが多かったが、
顔役さんの奥様に、
「作業前にハッカ水をスプレーすると、虫が寄ってこない」と聞いてからは
ハッカ水が大活躍だ。
眼がシバシバするくらいスプレーして、
汗が滴り落ちる頃には効力が無くなっているので、作業を切り上げる位が丁度いい。
札幌で家庭菜園していた時は、「往復が大変だから、来た時に全部やる!」と
陽が落ちてもしつこく色々作業してたっけなぁ。
近くに圃場があるという安心感だけで、無理しなくなるもんなんだね。
うちの子ダイコンたち、ゆっくりでいいからね。元気に成長しておくれ。


圃場から帰ろうとして、周りを見回すと、
先日出穂していたススキがふわっと開いていた。
あれ、トンボも飛んでる。
わぁ、こんなに暑いのに、秋の気配だ。
なんだか発足は秋の訪れも早そうだなぁ。

もうお陽さんは傾きかけて、発足の山に隠れそうになっている。
今頃厚田の浜のほうは、夕焼けが始まってキレイなんだろうなぁ、と
ほんのり赤くなった空を見て、想像でうっとりする。
ダーリンは今日で、いよいよ札幌勤務終了だ。
事故なくよくぞ通い続けてくれました。
今晩で、深夜2時過ぎの夕餉も、やっとおしまいだ。
地元産品だらけのお疲れさん会、しようね。


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厚田の星空は凄かった [厚田の風景]

引っ越して間もなく、楽屋からハガキが届いた。
「そちらは星がきれいでしょうね」というフレーズを見て、
「それが、星が見えないんだよぉ、いつも湿気て雲がかかってさぁ!」と
届きもしないのに、ハガキに悲しく訴えかけたモンだ。

それが! とうとう!
満点の星空、キターーーーー!!

小さい頃から、満点の星空って、見たことがなかった。
私は地方小都市の商店街のど真ん中、しかも周囲にネオン瞬くパチンコ屋があったので、
空はいつも明るく、館内放送の歌謡曲が町内中に漏れ出しているような街で育った。
その後も、三つ子の魂というか、結局いつも夜も明るい場所ばかりに住んだ。
天の川ってどんなものか、最近まで知らなかったのだ。
初めて見たのは、きのこや山菜に興味を示し出した、数年前のことだった。
現地前のりをかねてダーリンと浜益の海岸で車中泊した時、
灯りの無い海の上は、本当に降るような星が、夥しく光っていた。
そして、天の川が頭の上を走っていた。
ああ、これが天の川ってヤツなのか~と凄くビックリしたんだった。


それが! それがよ! おうちから一歩出たら、
もう頭の上に、天の川が!!
こんな環境に住むようになるなんて。
小さい頃の自分にこっそり耳打ちしてあげたいね、
ネオンよりすっごいキラキラしたモン、見られるようになるよって。

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