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救世主登場! [厚田民としての生活]

午後になっても雪は降り続く。
郵便屋さんが来る時に申し訳ないから、
玄関から道路まで、ひとり分歩けるだけの通路を雪かきする。
昨夜から通算60cm近く降っていると思う。
本来は2台駐車できる幅がある玄関前。
積雪の度に一生懸命この幅を確保しようと雪かきをしているのだが、
少しずつ幅が狭まっていき、今は1.5台分の幅になっている。
雪を捨てている場所はもう1m超えの積みあがりっぷり。
これからもズンズン降り積もると雪捨て場が無くなっていくのだろうか。

ふと見上げると、屋根にも60cmほど積もっている。
うわ~、これ、雪おろしが必要になるのかなぁ。
いやいや、それ以上に、この量が落ちてくるとなると、どこに除ければいいのか?
想像以上の雪の攻撃力にたじろぐ。


そこへ、救世主登場!
メロンのご近所さんが、大型の除雪機に乗ってやってきて、
「え?」と思っている間に雪が捨てられて幅が狭くなっている駐車場の
雪の壁をガガガガと削って庭の奥の方へ高く飛ばしてくれた。
大型の除雪機、というのは、豪雪地の家庭が持っていたりする、
ヤマハとかホンダとかの「手押しで進みながら雪を削って遠くへ飛ばす」アレの、
倍くらいあるロータリーカッターを擁したキャビン付のもの。
大型除雪機というよりは、小型除雪車、って感じかしら。
「おおー、豪雪地の農家さんはこんな除雪機を持っているのか~」と
単純に感心していたが、もうそこは庭ですよ、というくらいまで
駐車場の幅を拡げていってくださる。

そして更に、山のプロさんも再登場!
一日に2回も出動してくれるなんて!
すでに先着した除雪機があることに戸惑っている様子ながら、
庭と反対側の灯油タンクがある方をガーッと崩して さらって行って下さる。
今朝から 掻いては積もり、掻いては積もり、を繰り返して疲労困憊していたのに、
2台の重機が、みるみる更地に戻していく。
あまりに早く、あまりに見事すぎて、夢を見ているみたいだった。
ご自身の家の周りだって凄いことになっているはずなのに、と思うと、
ありがたくって ありがたくって、作業を見守るうちに泣けてきた。


困っていた所に救世主のように現れたお二人に、
どう感謝をあらわしたらいいかわからず、
ただただ、ペコペコ頭を下げるしかない私達。
メロンのご近所さん、
「地域共有ハウスの除雪ついでだったから。
一度にこんなに降って埋まってやしないかと思ってね」と。
山のプロさんは最初、他にも除雪を頼んでいたのかな?と戸惑ったみたいだった。
いやいや、まったく予想外に、心配して救出に来てくれたんですよ~と話すと、
「いや~、この降り方は異常だわ」と2台で一気に除雪できたことに安堵していた。
私達も、「地元の人も異常っていうくらいなんだね。毎日これじゃ、恐ろしいよ」と
ホッと胸を撫で下ろしたのだった。

こうして一旦は、おうちの前の豪雪は解消したのだった。
そう、一旦は。


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コメント 2

えまママ

雪のなんとすごいこと!でも、ご近所?の方の思いやりや助け合う気持ちが、当たり前にあって、うるっときました。
by えまママ (2024-04-03 20:43) 

BERA

>えまママ様
そうなの! こんな何しに移住してきたかわからん新参者を、
心配して声をかけてくれるのがありがたくって、ありがたくって。
なんか地域を護ろう!っていう気持ちをビンビン感じる地域です。
by BERA (2024-04-04 09:22) 

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