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初めての援農 [移住地に馴染む足ががり]

8/1、朝6時。イチゴ農家さんにお手伝いに行く。
まずは道具とおおまかな作業スケジュールの説明を受ける。
台車に空の野菜ケースが2つ重ねてあり、
その上にバットを載せるためのフタを置くのだが、
ちょうど野菜ケースに開口部ができるように少しずれるようになっている。
バットにはプチプチ(エアキャップ)が敷いてある。
色づいたイチゴを収穫し、傷つかぬようこのバットに並べつつ、苗に沿って進んでいく。
この農家さんで作っているのは加工用のイチゴで、
加工者が使用する際に丁度良い色合いになるよう、
真っ赤に色づいたものでなく、5~6割の色付きから収穫する。
それも天気や気温によって色づくスピードが違うので、
日によって色の見極めは違うらしい。
これを選果場に持って行くために8時くらいまでには収穫を終了する必要がある。

まず、苗からのもぎ方を教わる。
収穫ついでに古い葉やランナーを取り除いて
野菜ケースにポイポイ集めていく軽い苗管理も行う。
プロは簡単にもいでいるが、イチゴを傷つけそうで私は両手を使って、おっかなびっくり。
もぐのが遅い上に色の見極めがわからず、
聞いたり悩んだりで、全然前に進まない。
しかも台車の振動や持ち方でイチゴ同士が擦れて傷ついたりする、との指摘を受け、
手が遅い・作業が雑・ひとつことしか気をつけられない、の三拍子揃ったダメっぷり。
全然できないまま選果場へ持って行く締め切り時間が来て、作業が終わる。
出荷の車が発車してから、小粒の採り残しを見つけて報告。
「この分はいいよ。一日冷蔵庫に入れておけば丁度良くなるから持って帰りな」
4粒の小さなイチゴを持って、いったん着替えのため帰宅した。

30分ほどの休憩の後、今度は葉掻き作業。
他にも5人のお手伝いが参加。皆慣れてらっしゃるようだ。
古い葉やランナーを取り除いて苗をスッキリさせる。
葉掻きをすることで、栄養の分散を防ぐだけでなく、
イチゴが見つけやすくなり、採り残しを防ぐこともできる大事な作業だ。
イチゴの苗を初めてじっくり見たが、セロリのような葉の付き方で、
「葉の根元を横に引っ張ると簡単に取れる」のだと教わる。
相変わらず作業は遅いが、葉が茂りすぎてイチゴが息苦しそうな感じはしたので、
その感覚を信じて結構大胆に葉掻きした。
すごいなぁ。皆、収穫しながらこの作業もちょいちょい挟んであの早さなのかぁ。
早朝と違い、時間が経つにつれどんどんハウス内の気温が上がってゆく。
要領を得ないまま、昼休憩の時間が来た。
熱中症になりそうな予感がしたので、今日は午前中のみで上がらせていただくことにした。

いやぁ。初めてとはいえ、飲み込みが悪すぎですな。
明日も6時から収穫のお手伝いだが、このままではただの足手まといだ。
暑さ対策も見直して、明日はバリバリ改善したい!

全然できていないことは横に置いておいて、作業はとても楽しかった。
何より、植物に触れているのが単純に嬉しい。
いいなぁ、援農。


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イチゴ収穫、リベンジ! [移住地に馴染む足ががり]

昨日貰って帰った4粒のイチゴ。
冷蔵庫で寝かせて色づいたのはいいが、なんと表面の一部が傷み始めていた。
そうか! イチゴ同士が擦れると傷がつく、とはこういうことだったのか。
おそらく採り残しを見つけてもいだ時は擦れていない。そ~っとタオルに包んで持ち帰った際にも擦れていないはず。とすると、4個を掌に載せて報告した時だろう。
イチゴ同士が触れていただけで、こうなるのだ!
今日はもぎ方だけでなく、台車の動かし方・バットへの置き方まで細心の注意を払おう。

黙々と作業をする。集中して見ていると、ランナーや枯れた葉が目に入る。
せめてそれだけでも除いてあげよう。
少しでもイチゴに負担がかからずに、すくすく育つようにと願いながら黙々と。
相変わらず作業のスピードは早くないが、
せめて丁寧な仕事を!


今日は選果がないので収穫したイチゴは一日冷蔵庫で眠る。
どうか一日経っても傷がないイチゴでありますように。
収穫のみの1時間半で作業は終了した。
明日も6時からだ。少しでも慣れて、ちゃんと役立てるようになりたいな。


タグ:イチゴ収穫
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縁ってこういうことなのかな [移住地に馴染む足ががり]

今日の収穫は、葉掻きが済んでいないハウスでの作業。
天気も曇っているためか、イチゴの色付きもイマイチで、収穫量が少ない。
つい枯葉やランナーが気になって葉掻きに偏ってしまう。
バットはちっとも埋まっていかないのに、野菜ケースにはごっそり葉が溜まっている。
いつもに比べて収穫作業が遅いらしく、
ご主人は「間に合わなかったら一部だけ運んで、残りは追っ付け選果場に走るよ」などと話している。
ああ~。私の作業ってなんて効率が悪いんだ。収穫に集中しなきゃ。

午前の作業は終了。結局全体的にあまり収穫量がなく、いつもよりバットが少なかった。
午後からはたくさんお手伝いも入って、葉掻きを一気に終わらせるらしい。

ダーリンを送り出すため一旦帰宅しようとした時、
「これウチで作ってる米。少しだけど」とご主人がお米を下さった。
なんと! 我が家の定番銘柄、おぼろづき!
「この地域で見たことがなかったのでどこで買おうか困ってたんです!
新米の際は是非直接買わせてください!」
すご~い!! こんな身近で調達できるなんて!
帰宅して報告、二人で大喜びなのである。
起こることの流れのまま、
特にどこかへ必死で泳ぎつこうとしている訳じゃないのに、
厚田では何故お膳立てされたように縁がつながっていくのかな。不思議。


そして、午後は皆で一気呵成に葉掻き作業。
苗がすっきりすればするほど、ポツリ、ポツリと採り残しの色付いたイチゴが。
あ~、ここ私が入ったラインだなぁ。凹む~・・・。
そんな反省と、暑さと、ハウスに入り込んだアブと闘いながら、
無事作業は終了したのだった。
地域の作業に参加できるって、嬉しくて有難いことだなぁ。
素人にお声掛けいただき、本当にありがとうございました。


帰宅したら、もうひとつ嬉しいことが。
最初にご挨拶周りした時、皆さん不在で空振りばかりだった。
そんな中、コンタクトがとれた数少ないご近所さん。
そのご近所さんが、夕方、奥様と一緒にメロンを持ってきてくださった。

「移住してきて何もわかりませんが、よろしくお願いします」とあいさつした時、
「そう、移住してきたの。新しい仲間、歓迎します」と仰ってくださった。
歓迎、ですよ、歓迎!
どこの馬の骨ともわからず、新規就農でもない何しにきたかわからん奴に、
なかなか言えない一言だと思うんだ。
笑顔で仰ったその一言が、すごく、すごく嬉しかったんだ。

「ご挨拶のお返し。お尻を虫に齧られちゃったハネ品だけど」って。
密にネットの張った、すごく大きくてキレイなメロン。
「皆さんお米農家と思ってたんですが、メロンも作ってらっしゃるんですか」
「うちのハウス、あれメロンのハウスなのよ」
へぇー、すごいんだ。本当にこの地域の人はなんでもできるんだなぁ。
しかも、「こないだ言ってた施設の横の畑、起こしてあげるよ」とも。
えへ。すでに素人感バリバリの、稚拙な畝ができてまして。『なんちゃって自然農』で
手をかけずにやるつもりです、とお話しした。
忙しい中、誰かのことを気にかけ、手を差し伸べようとする発足の人たち。
奥様の笑顔とともに、なんかすごく沁みる。

心細いことも、不安で叫びそうになってたことも、
地域の人たちの顔がすこしずつわかってくるとともに、軽くなっていってたんだなぁ。

ところで、こんなに暑いけど、今日発見した。
いつもの森にふわふわしたものが揺れている。
ススキだ。ものすごいブッシュになっていた草に穂が出ていたのだ。
暑くて暑くて汗だくの毎日だけど、植物はもう秋の準備をしているんだね。


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地域に周知される [移住地に馴染む足ががり]

農村の朝は早い。6時には皆当たり前に仕事をしている。
来訪者があるのも大体は9時前である。
今日はお隣さんが回覧板を持ってきてくれた。
あっ、そうだ。こんな大きなメロン、
二人じゃ食べきれないから半分貰っていただけないかしら。
お隣さん、ちょっと戸惑いながらも貰っていただけることになった。
「メロン、切って冷凍しておくといいですよ」とアドバイスいただいて。
いただいてばかりだけど、誰かと分け合えたらいいなぁ、なんて思っていたから
貰っていただけてちょっと嬉しかった。

初めての地域の回覧版。札幌では回覧板なんてなかったしなぁ。
色々な連絡のなか、「あたらしい仲間の紹介です」と
わたしたちのことに触れられていた。
ひゃ~、ご挨拶していない自治会の方々にも周知されたんだぁ。。
先日の役員会でも、
「軽トラが通ったら、とりあえず会釈しておくといい。
全部この地域の人だから」と教えていただいてたし。
それ以前に、ここに住むようになってからは、
サンルームで二人で景色を見てる時も、外仕事をしている時も、
車が通ったら誰かもわからず会釈はしていたけど。
これからはご近所さんの顔も、軽トラも、徐々に覚えていかなきゃね。

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わらしべ長者 [移住地に馴染む足ががり]

前の家主さんが朝やってきて、
「近々こっち来るから草刈りしてやるかい?」とのご提案。
ぼちぼちこの土地の植生を観察しながら手刈りしていたが、
あまりの成長速度の早さに心が折れかけていたので、お言葉に甘えることにした。
この機会にダーリンに刈払機の使い方を教えていただけると助かるなぁ、と期待。


いつもお裾分けをしてくださるご近所さんに、せめて何かお返ししたい。
夏だけど、大根のはりはり漬けを作った。
あと、皆さんわりわりとナスが生っているが調理方法が限られる、と言ってらしたので、
あまり作ったことがないであろう『山形のだし』を作ってお裾分けしたい。

とりあえず、4軒分用意。まだまだお返ししたいご近所さんはあるけれど、
出している調理器具が大きくないので、できる範囲で。
まずは顔役さんのお宅に回覧板のアンケート提出ついでに。
アンケートが「緊急時の通信環境について」だったので、
ネット未開通の愚痴も兼ねて、困っている旨書いておいた。

で、家庭菜園のご近所さんには、プランター製の小さいものだけど、と
種にんにくになりそうな在来種を少量ながらお返し。

と、早速愚痴を耳にしたのか顔役さんがネット未開通の状況を確認しに来てくださる。
「NTTが北電のせいだと言っているんなら違うルートでアプローチしてみるか」なんて、頼もしい。
しかも、「草刈り、やってやるか?」とも。
元家主さんからご提案いただいたことを伝えると、
「そうか、それならいいけど、大変だったら言ってきな」だなんて、
本当にこの地域の人は、困っていそうな人をいつも気遣っているんだなぁと
改めて感動した。


メロンのご近所さんちを訪ねると、なんと、わらしべ長者になる。
みみっちい量をお返しに行って、メロンを2個いただくという倍返し。
いやいや、二人でこんなに食べられません、と恐縮すると
「切って冷凍しとけばいいのよ」と。
ああ、ちっともお返しになってない~。

そうだ、4軒目のお宅に1個貰ってもらおう、と思ったら、
「いや、うちも貰ってるんだよね~。切って冷凍しときなよ」ですと。

判ったことは、皆さん毎年お裾分けし合って、保存方法も共有してるってこと。
はい、遠慮なくいただき、冷凍させていただきます!
私も早くこの地域の人たちのように
自宅で採れたものをお裾分けできるようになりたい。


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月形が意外に近い [移住地に馴染む足ががり]

ダーリンの休日。たまには休日らしいことをしよう。
道道 月形厚田線を使って月形町に行ってみることにした。
この道は隣町の当別町に行くために使ったことがあるが、
ふくろう湖を渡らずに曲がると月形に抜けることができる。
どの隣町に行くにも山越えはあるが、札幌に行くよりもなんだか身近。
山を抜けるとすぐ月形に入った。
今日は月形温泉に入って、周辺の公園を散策してみよう。

温泉を探す道すがら、月形樺戸博物館があったので入ってみた。
樺戸監獄跡を博物館にしたもので、
古い木造の建物が、木肌といい、建具類といい、とても素敵だ。
古い建築、好きだなぁ。建具好きには堪らんなぁ。
意外な歴史を見聞きして、樺戸監獄に対する印象が変わって面白かった。

なのに、博物館を出るころからお腹の調子がおかしくなってきた。
水洗トイレなので嬉しいが、早速お腹を壊してダーリンを待たせる。
「早く温泉に入ってお腹を温めよう」と、温泉に向かうも、
温泉を目の前にしてまた波がやってきた。
温泉前の公衆トイレに駆け込んだ。
この日、湿気がすごい日だった。
前日から大雨が降ったり止んだりを繰り返し、発足はもやがかかっていた。
月形も同じように肌にまとわりつくような湿気が凄い。
公衆トイレのトイレットペーパーが・・・湿っている。
肌に付く湿った感触が・・・うう、気持ち悪い・・・。
お腹を壊して苦しい状態に拍車をかける。
汚いわけじゃない、湿気てるだけだ、と言い聞かせつつ、
10分位湿度の高い公衆トイレで苦しんだだろうか。
やっとお腹の痛みが治まった。

気をとりなおして月形温泉で温まり、地元野菜を購入して帰宅。
う~む、月形、意外に近い。産品のポテンシャルも高く、しかも安い。
石狩市街や札幌に行くよりも厚田と隣町で賄う方が混んでいなくてストレスがない。
今後も近隣の探検をしてみよう。
お腹に気をつけながら・・・。


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庭木に名前をつける [移住地に馴染む足ががり]

望来へ、飛ぶ鳥農場の平飼い卵を買いに行く。
生活インフラを整えるだけで苦戦していること、
虫に対して過敏になっていることを報告。
「あ~。虫はそのうち慣れますよ。うちでも、
『布団をはぐればハサミムシ、引出し開ければハサミムシ』って時期ありました」
そ、そうなのか。できれば布団の中には居てほしくないが。
子育てしながら養鶏と養蜂とお菓子の製造して、動物たちもいっぱい。
飛ぶ鳥農場さんは、めちゃめちゃ働き者で、
でもなんだか鷹揚で、
ちっさいことで右往左往してる自分が可笑しくなってくる。
あ~、リセットされた感じ。今日も来てよかったなぁ、浄化された感じがするなぁ。

帰宅して、暑い中、庭木の剪定をする。
「北海道の木」という図鑑と首っ引きで庭の植物を調べてみるが、
なんか図鑑だけだと同定できない。
子どものころに触れていたオンコの木には赤い実が付いていたはずだが、実の気配はない。
が、一番目立つ木はやっぱりオンコらしい、と決めて剪定。
剪定の仕方なんか全然わかんないし、ネットもないので調べられない。
とにかく徒長して無理してるなぁって感じる枝をバツバツ切っていく。
細い枝でも剪定バサミでは歯が立たないものも多くて、
握力のない関節炎の指は、つりまくって、痛くなってきた。
それでも、ダーリンが足元の枝を電動ノコギリですっきりさせてくれたので、
ずいぶん可愛い形になった感じがする。
てっぺんには届かなくて、一番ツンツン徒長枝が出ている所はそのまま。
一休みして室内から見ると、ツンツン頭がウッドペッカーみたい。
今日から君は、「ウッドペッカーの木」だ。
ふふふ。なんだか楽しくなってきたね。


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援農は楽しいな [移住地に馴染む足ががり]

イチゴ収穫へは、ママチャリで出かける。
イチゴ農家さんは田んぼを挟んだ直線距離だと300m位だが、
田んぼをぐるっと回る道路を行くので500mほど先にある。
静まり返った朝の空気の中、物置のシャッターを開けて、ママチャリ出動だ。
いつも電線にトンビがとまっている。
私がママチャリをこぎ出すと、トンビもついて来る。
そして、イチゴ農家さんの電柱まで一緒に来た後は、そのままどこかへ去っていく。
私としては見守ってくれているような気になって、短い道中を話しかけながら走り、
イチゴ農家さんの電柱で「バイバイ、またね~」と別れている。
トンビにしてみたら、「俺のシマに見慣れない奴、どこに行く?」と
見張っているだけかもしれないが。

実は最近ちょっと病んでいるのだ。
日中はいいの、日中は。
お陽様が出ている時は、風景も、風も、音も、生命力に溢れていて、
いちいち感動するし、大げさに言えば「祝福されている」感じがする。
でもね、陽が落ちて、途端に人の気配がなくなっちゃうと、怖くなってくる。
外はカエルの声が止むことはなく、もはや生活のベース音だ。
そこに、虫の羽音、明るい窓に衝突する音がする。
おうちの中では、カサ、とかポンッ、とかパチッ、とか
あいつを始めとする虫の登場音。
湿気た雲に覆われた空は、月も星もなく、あまりにも、あまりにも、真っ暗。
もう、この闇の中に私以外に生きているのは野生生物だけ、という気持ちになる。
ダーリンが帰ってくるヘッドライトを見るまでは、鬱々としているのだ。


でも、夜が明ければ、イチゴ農家さんに行ける。
人に触れ、地域のちょっとした話題も聞かせてもらえて、パワーが充填されるのだ。
とはいえ、あまりのトロさに、「もしかして両手で収穫してる?」と指摘が入る。
「イチゴを傷つけちゃいそうで、片手ではどうしてもうまくいかなくて」
改めて、もぎ方をレクチャーしてもらう。
ああっ!わかった!こうすればいいのか!
今更ながら、もぎ方がわかって、急に楽しさが倍増する。
そうか、そうなんだね。簡単にポロッともげるポイントがあったんだね。
「葉掻きもそんなにしなくていいよ、イチゴ収穫を最優先にね」
そう言われて、本当に枯れた葉以外は気にしないようにしてみると、
もう役目を終えようとする葉は、付け根に触れるだけで自らポロッと離れる。
ああ、私、まだ落ちたくない葉も掻いてたのかもしれない。

もう一週間以上経つのに、という今更感は否めないが、
なんだかちょっとだけ、コツがわかった気がする。

イチゴがどうしてほしいのか、いつか声が聞こえるようになるといいなぁ。
人と触れ合え、植物と触れ合える。
援農って楽しいな!


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地元の恵みと秋の気配 [移住地に馴染む足ががり]

今日も楽しくイチゴ収穫。
帰りに、ご自宅用に育てたトマト、パプリカ、トウキビをいただいた。
顔役さんの奥様からもエダマメをいただいた。
「トウキビも要る?」と言われ
今いただいてきたばかりです、と答えると、
「メロンやトウキビの時期は大騒ぎだからねぇ」と笑う。
どこのお宅も一気に採れだすものはお裾分け合戦なんだろうと想像して私も笑った。
厚田で採れたものと、うちの子ニンニクを使ってカポナータでも作ろうか。
家庭菜園をしていたら、うちの子たちも収穫できていた頃なんだな。
唯一のうちの子、借りた2×1mの小さい圃場の草刈りに行こう。

周りに溝を切って、畝状に残った部分に刈った草を撒いただけの圃場。
種を降ろす時も、そこだけを一文字に宿根草の根を掻き切っただけ。
種が自分の力だけでそこにある宿根を掻き分け掻き分けしながら成長しなければならない。
肥料もやらない。刈った草が腐植となって、その場にある栄養だけで育つのだ。
種を降ろしてから2週間。
無事発芽して、二葉の間から本葉が出てきている。
そろそろ一回目の間引きだね。
成長の遅いものを間引いて、2本ずつ残す。間引いた子も夕餉でありがたく戴こう。

暑くなってからと言うもの、外作業でアブに気をとられることが多かったが、
顔役さんの奥様に、
「作業前にハッカ水をスプレーすると、虫が寄ってこない」と聞いてからは
ハッカ水が大活躍だ。
眼がシバシバするくらいスプレーして、
汗が滴り落ちる頃には効力が無くなっているので、作業を切り上げる位が丁度いい。
札幌で家庭菜園していた時は、「往復が大変だから、来た時に全部やる!」と
陽が落ちてもしつこく色々作業してたっけなぁ。
近くに圃場があるという安心感だけで、無理しなくなるもんなんだね。
うちの子ダイコンたち、ゆっくりでいいからね。元気に成長しておくれ。


圃場から帰ろうとして、周りを見回すと、
先日出穂していたススキがふわっと開いていた。
あれ、トンボも飛んでる。
わぁ、こんなに暑いのに、秋の気配だ。
なんだか発足は秋の訪れも早そうだなぁ。

もうお陽さんは傾きかけて、発足の山に隠れそうになっている。
今頃厚田の浜のほうは、夕焼けが始まってキレイなんだろうなぁ、と
ほんのり赤くなった空を見て、想像でうっとりする。
ダーリンは今日で、いよいよ札幌勤務終了だ。
事故なくよくぞ通い続けてくれました。
今晩で、深夜2時過ぎの夕餉も、やっとおしまいだ。
地元産品だらけのお疲れさん会、しようね。


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地元のタモギタケ! [移住地に馴染む足ががり]

今日も元気に、トンビと一緒にイチゴ収穫に出動だ。
おうちの駐車場に虫を捕りに降りてきたり、
目の前の電線に普通にとまっていたりで、トンビもずいぶん身近になったもんだ。
早朝のハウスは虫も少なくて快適だが、
お陽さんが出た途端じりじり温度が上がって、作業が終わる頃には汗びっしょりだ。
帰宅して着替えていると、ダーリンが起きてきた。
「完全に厚田の人になりました!」と、おはよう代わりの宣言!
そうだね、出勤前とかも一生懸命おうち周りのことをしてくれていたけど、
これからはしばらくおうち作業に専念だね。
ありがたい限りです!

と、ビニール袋を携えて、突然の訪問者。
あ、以前顔役さんと立ち話している時に声をかけてくれた、一番奥に住んでいる方だ。
なんと、ご自宅の敷地で採れた立派なタモギタケを持ってきてくださったのだ!
聞けば、ほだ木をご自身で育てて、タモギタケができるまで3年かかったとのこと。
貴重な自家栽培品をいただいて感激だ。
それにしても、きのこが栽培できるような環境を作っているなんて、達人だなぁ。
きのこ採取に目がない私達、「きのこの師匠になってください!」とお願いするも、
「いやいや、採りになんか歩かないんだ。敷地になるもんを採ってるだけさ」
「大体、地元の奴はきのこ採りなんかしないよ。み~んな札幌から来て採って行くんだ」
とのこと。
札幌から来て採って行く、まさに今までの私たちね。
楽しく山菜やきのこを求めてウロウロしてたけど、
やっぱ地元の人には侵入者だったんだろうなぁ。
「味噌汁だよ、なんたって、味噌汁。だしがすごく出るから」と
きのこの達人は去って行った。


ちょっとした後悔と、地元の人たちの凄さに改めて感心する私達。
キレイな黄色いカサの、大きくて立派なタモギタケ。
大切にいただきます。


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