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ダーリンのやりたいこと [厚田民としての生活]

漁師食堂の準備が始まった。
今日から掃除・今季のメニュー準備など、GW営業開始に向けてダーリンは動き始めた。
札幌でのツテを利用して、業務用食品の仕入れや
厚田で獲れない魚を卸売市場で仕入れるなど、昨年できなかったことに着手している。

肥料袋いっぱいのお土産でわかる通り、
出荷できない量ではあっても色々な種類の魚が網にかかるので、
それを生かしておいしいものを食べて欲しいのだそう。
たしかに、魚が大好きという訳では無い私でも、
ダーリンが作ってくれる漬け丼や、タタキ、なめろうなどは大好物だ。
白身ばかりの4種盛のお刺身も、見た目は地味だが
それぞれ歯ごたえや味わいが違って、食べていて楽しい。
こんな美味しいものは、私だけでなく、皆に味わってほしいと切に願う。
これからの季節、地元の野菜も出回るようになれば、
100%厚田産の、純正厚田メシを味わってもらえるようになるのだから、
想像するだにワクワク楽しい。


厚田に移住する前は、おうちのキッチンが意外に広かったので、
ここで地元素材のおうちカフェみたいなことができたらなぁ、と夢想していた。
でも、水廻りのトラブル、虫やネズミの問題もあって、
大々的な改装をしない限り、素人DIYでできるレベルではないと思い知った。
自宅での開業はいったん頭から外して、じゃあ、何ができるだろう。

私達は厚田産の食材にとても魅力を感じている。
昨年の秋、敷地内でボリボリというキノコが群生していて、
キノコや山菜が本当に身近で採れることもわかっている。
地元では直接の販売に繋がらない、と思われている素材もたくさんある。
まだその価値に気付かれていない素材を、生かしてみたい。
このさまざまな厚田の豊かさを、札幌で良い素材を求めている料理人に繋ぎたい。
そんな夢を、ダーリンは抱き始めている。

とても、とても、素敵なことだと思う。
私にも何かできることはあるだろうか。


私の夢は、おうちの周りで作ってみたい野菜を栽培して、
周りに自然に生えてきている山菜やキノコや木の実を ほんの少し分けてもらって、
その季節にしかない味を、しっかりじっくり堪能しながら暮らすこと。
そのために、この土地がどうありたいのかを
草や木や虫や動物の動きから感じ取れるようになること。
この土地の一部となって、邪魔をせず、少しでも助けになれるように一緒に暮らすこと。

ダーリンのやりたいことと、うまくリンクしながら
少しずつ、少しずつ、カタチにできて行けばいいなぁ、と思うのだ。
春は、ココロの中も、カラダの中も、何かが芽生えていく季節なんだね。


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