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チューリップの定植作業 [厚田民としての生活]

厚田に帰ると、玄関フードにビニール袋が置いてあった。
中にはたっぷり太った立派なニンニクがどっさり!
葬儀で家を空けていた間に、メロンのご近所さんが差し入れてくれたものだった。

発足の道路はあいかわらずスッキリ除雪されている。
玄関前の駐車場も、きれいに除雪されていた。
本格的に雪が降るようになる前に、ご近所さんたちに
「除雪機なんて用意していないんですが、冬はどうしたらいいんでしょうね?」と
伺ううちに、山のプロさんが冬季の除雪もやっていると聞き、
駐車場と物置前を重機で除雪していただくことになっていた。
留守の間も、ご近所の皆さんのおかげでおうちは無事だったことがありがたい。
毎週の宅配トドックも、ちょうど配達日を避けて家を空けることができたので、
食材調達も支障なく元の生活に戻ることができた。
姉は厚田に4泊し、父の荷物の仕分けや処分を手伝ってくれた上で
名古屋に帰って行った。
姪っ子ともども、何度も帰省して父に尽くし、私達の支えになってくれて、
本当にありがたかった。帰ったらゆっくり休んでほしい。


翌日、久々にイチゴ農家さんからお声がかかり、
冬の間にハウスで育てるチューリップの定植作業に参加させていただいた。
いつも札幌から駆けつける手練れの面々、地元のカッコイイ農業女子、
地域協力隊の若者と一緒に、丸々とした球根を植えていく。
球根のお花はまったく育てたことがないので、右も左もわからないが、
ジャンボニンニクみたいに大きな球根を、
びっくりするほどビッシリと密植していく。
ニンニクみたいに、この先っぽから芽が出て、そこに全部花がつくのかぁ、と
想像しただけでワクワクする。
品種ごとに少し間隔をあけて定植するのだが、
それでもこんなにビッシリ球根が植えられていると、
開花した時は壮観だろうなぁ。
聞いたこともない横文字の名前の品種なので、まったく頭に入らず、
帰宅してもどんな花が咲くのか調べることができなかった。

「こんなに寒い時期でも花を咲かせることができるんですね~」
「まぁ、ハウスも暖房を入れるからね。2月、3月くらいには出荷できるよ」
そうなんだ~。
雪深い発足でも、ハウスの中で色とりどりのチューリップが咲くんだなぁ。
大人数で一気呵成に午前中で作業を終えて、おうちに戻る。

葬儀でお休みしているうちにハタハタ漁は終わってしまったみたい。
おそらく2月のニシン漁まではお手伝いのお声がかりは無さそうだ。
こんな風に、ちょろっとお手伝いがあるくらいが
初めて厚田の冬を迎える私達にはちょうといいのかもしれない。
花が咲こうが、漁があろうが、
これから私達は窓が塞がるほどの積雪を迎えるのだ。
ここで一区切り。私達はまた新しい生活に向かっていく。
どんなことがあっても、子供のような新鮮な気持ちで、すべてを味わっていこう!


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