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豪雪の洗礼 [厚田民としての生活]

12/20は札幌に行き、Webでは手続きできない契約の解約手続きなどの用を足した。
札幌は厚田に比べるとやはり暖かい。
この人の混みよう、車の渋滞や信号の多さに、なんだかとても疲れる。
もうすっかり厚田の生活リズムが染み付いてしまったなぁ。

帰ってきて、庭のウッドペッカーの木を見ながら まったりする。
枝が傘になってくれているおかげで、根元はまだ土が見えていて、
野鳥がそこにやってきては飛んでいく。
きれいなグレーの背中。
遠くてよくわからないけど、シジュウカラかしら、セキレイかしら。
穏やかな初冬の昼下がり。
しかし、豪雪の洗礼は翌日の夜から始まった。


大雪警報が出ていた。
降り始めた、と思ったら どんどん、ずんずん、
前の田んぼが見えなくなるほどの密度で降って来る。
様子を見に玄関フードの引戸を開ける度に10cm近く積もっており、
ばさばさっ、と玄関フードの内側にしなだれ落ちてくる。
「いや~、これは積もりそうだわ」と話しながら就寝した。
山のプロさんは早朝4時~6時くらいの間に除雪に入ってくれる。
その前に重機が近づけない家の周りを掻いておけば、
ショベルでガーッと田んぼや庭に押っつけてくれるので、
除雪が入ってくれるようになってからは雪かきが大変だとは思わなかった。
明日は5時前に雪かきが終わっていれば大丈夫かな。

しか~し! 今回は訳が違った。
翌朝、引戸を開けたら、すでに長靴の高さ超えの積雪だった。
一歩も外へ踏み出せない。
玄関フードの内側から、できるだけ中に雪が入らないように体が入るスペースを作る。
身動きのとれない狭いスペースで、引戸にゴンゴンとショベルが当たりながらも
なんとか少しずつ雪を前に掻き出す。
掻いたとて、ちょっとスペースが拡がるだけで、
積もった雪と今掻き出した雪(結局掻き出した2倍量)をさらに前に掻き出すだけ。
もう一歩分掻き出すと、3倍量が目の前に積みあがるだけ。
雪捨て場までが遠い~~~!
ちっとも進まねぇ~~~!
しかも、この間もわしわし雪は降って来る。
振り向けば、今作ったスペースにもう うっすら積もってる!

ふえ~ん!と内心弱音を吐きながら格闘するうちに、
山のプロさんがやってきてくれた。ガガーッと重機で除雪してくれる。
こんな1m程度を進むのに難儀していたのに、重機ってすごいなぁ。
いつもより時間がかかりながらも除雪が終わり、帰って行った。

その間も高速除雪車が何回か道路を除雪して行ってくれた。
倉庫前も除雪しなきゃ。おうちから20mくらい離れた倉庫に向かう。
あ~。何回も除雪車が通ったのに、もう足跡が付くほど積もってる・・・。
倉庫前はおうちよりもギリギリを攻めてくれるので、
残っている雪は奥行50cm分くらいだが、40cm近くある積雪だと
これもなかなか進まなかった。
すっかり息が上がっておうちに戻るころには、玄関前はもう10cm近く積もっていた。
一体どんだけ降れば気が済むんじゃ~~~!


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