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2024年の始まり [厚田民としての生活]

あんなに慌ただしく雪かきをした年末が明け、
元旦は晴れ間が出たおかげでご来光を拝むことができた。
遠すぎず、近すぎずの対面に山があるこの風景は、毎朝見ても見飽きない。
移住してきた時は深い緑に覆われていたが、
冬を迎えて広葉樹は葉を落として痩せ細り、積雪した白い山肌が優勢になっている。
この山の風景がまた、雪が降るたびに木々を白く覆って、
上から粉砂糖を振ったような表情になったり、
もろもろとした綿帽子を被ったような表情になったり。
さらに降る雪の密度や霧によって視界の遠近が生まれて、一度として同じ表情がない。
ああ、もう何回も同じようなことを書いているのに、本当に飽きないよ~。
今年はどんな風景を見せてくれるのかなぁ。

ゴキゲンで階下へ下りると、

またやられた! 父の祭壇が荒らされている!
この位置なら大丈夫かと、塩や米は供えたままにしていたが、
米はすっかり無くなっている。
花も齧って小さな花瓶が倒れている。
なのに、トラップは、おとりの米が減っているのに、バケツに落ちた様子すらない。
嫌だ~、正月早々、何してくれてんのよ~!
また急遽祭壇の位置を変える。
壁を伝ってくるのか、棚から飛び乗って来るのか。
はたまた、窓が近いのでカーテンをよじ登って来ているのか?
考えられる要因をひとつずつ潰して、再度設置した。
父よ、正月早々申し訳ない。必ず何とかするよ。


1/3に自治会総会があったので顔を出してみた。
地元の方がたくさん集まるのかと思いきや、自治会役員さん+α程度の人数だった。
それでも、見知った役員さんたちに会えるのは安心する。

2023年の自治会活動と収支報告の後は、地元の情報で大笑いして、
あいかわらず肩ひじ張らないリラックスした雰囲気。
キノコのご近所さんも顔を出してらした。
去年、りっぱなタモギタケを何度もいただいたお礼をし、
「雪が多くてびっくりしているんですけど、山奥はどうですか?」と聞いてみる。
「いやぁ、まぁ、雪は多いけど、毎年のことだし」と余裕の表情。
「厚田から入ってくると、川を渡るたびに季節が進んでて、さすが里山だなぁって」
「あんたんとこなんて、ほんの入口。街中だよ、街中」と大笑い。
ま、街中でしたか。てへへ。

今年も、この方たちと、一緒に厚田で暮らしていくんだなぁ。
ご縁に、感謝。


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新たな救世主、再臨! [厚田民としての生活]

年も押し迫って、おうちの前の車通りも少なくなったある日。
近所の地域会館周りを除雪している音がしてくる。
会館はガラス窓の周りをしっかり雪囲いしてあるが、
クリスマス前にドカドカ降った雪と、屋根からの落雪で埋まりそうになっていた。
会館の除雪は、地域の方々が交代で行っているようだ。
前回はドカ雪の時、救世主で登場したメロンのご近所さんが行っていたが、
今日はあの重機ではないみたい。
ショベルローダー?っていうのかな。キャタピラでショベルがついてるヤツ。
いくら大量の雪が積もって表面が平らになっていたとしても、タイヤの重機では入れない、
段差や側溝の上なども ものともせずに ずんずん進んでいく。
屋根から落ちた大量の雪を、気持ちいいくらい躊躇なく押していく。
すごいなぁ。こんな秘密兵器もあるんだなぁ。

しばらくしてウチにもやって来てくれた。
稲刈りアイドル・お隣の若旦那さんだった。
「落雪が溜まると屋根と繋がっちゃうから、家の周りを押しておくから」と
ウッドペッカーの木の横から庭をガーッと走り、
窓が埋まりかけている屋根下、
汲取口が埋まった反対側の屋根下を、一気に低くしていってくれた。
お見事!
あとは おうち際を自分で丁寧に手で掻けば、しばらくは持ちそうだ。
良かった~。またもや地元の救世主がやって来てくれた~!

お礼らしいことは咄嗟にはできないけど、
丁度クラフトビールがあったので持ち帰っていただいた。
また浜のお手伝いでお魚を分けていただいたら、今度は
加工したり料理したものでお礼したいなぁ。

大変だ!どうしよう! って困っていると、
地元の皆さんがシュタッ、と助け舟を出してくれる。
ありがたくて、ありがたくて、言葉に尽くせない。
すごい地域に仲間入りさせていただいたんだなぁ。


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