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お土産はハタハタ [厚田民としての生活]

ダーリンがお手伝いに行っているのは、ハタハタ漁の網外しだ。
ヌメって、鱗を付けて、でろんでろんになって帰宅する。
そして、肥料袋いっぱいに獲れた魚をおみやげに持ってくる。
・・・私、実はハタハタ、苦手なんだ~。
ハタハタの香りも、ヌメった感触も、ぷりぷりした卵も、もれなく苦手。

もともと、めちゃめちゃ偏食で、小さい時はごはんと卵と海苔しか食べられなかった。
野菜も魚も肉も、全部苦手だった。
好き嫌いが多い今ですら、ずいぶんと色々食べられるようになったもんだと思う。
でもまだまだ克服できないものは多いんだよね。
肉はわりと早いうちに食べられるようになって、野菜も淡白なものから克服していって、
魚は青魚とか鮭とかは克服どころか大好きになって。
でも、わりと生臭い魚は大丈夫になったんだけど、磯臭いもの(貝とかカニとか)は
食べられるものの、いまだにあんまり得意じゃない。
香りが独特な魚は、けっこう苦手なんだよなぁ。

ダーリンはせっせと下処理をして、鍋用にしたり、塩焼きにしたり、
干物にもしようとしてくれる。
私はただただ見守るばかりである。
それでも袋一杯は消化しようがない。
顔役さんやいちご農家さんの話では、けっこう浜からいただきものをするので、
お裾分けで持って行っても被っちゃうことがあるみたいだし、どうしようか。
うちは家庭用の中型冷蔵庫しかないので、冷凍するのも難しい。
10尾ずつくらいなら、引き取っていただけるかもしれない。

という訳で、10尾ずつ袋に入れてご近所まわりをすることにした。
なんとか皆さん、貰っていただけた。
最後にまわったメロンのご近所さんが、「黒枝豆、冷凍してあるから持って行く?」と
また わらしべ長者になったところで、切り出してみた。
「もし大きな冷凍庫があるなら、もっと引き取っていただくことは可能ですか」
「いや~、それは恐縮だけど・・・大丈夫よ」と言っていただき、
後ほど20尾ほど追加で引き取っていただいた。


サンルームは日光で温まることはあっても冬は締め切っていて換気が悪いので
干物は物置に干してみるとして・・・わ、私も少しはハタハタに挑戦しなくちゃね。
「冬は吹雪で動けなくなるから、危機管理として地元の人たちは冷凍庫が必須らしいよ」
とのダーリン情報。そうだねぇ。一度にこんなに貰ったら、冷凍必須だしね。
「ハタハタ漁が終わったら、いよいよニシン漁になるらしいよ」
ひゃ~。実はニシンの独特の香りも苦手なのよ~。
「旬の特産品がこんなに食べられるのに。そんなことじゃ厚田の女になれないよ」
ふえ~ん、すみませ~ん。

厚田の女への道は、まだまだ遠い。


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