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魔法のようなタイミング [移住生活のはじまり]

7/30。朝6時前に車の音で目が覚める。
窓から見ると、見知らぬ車が駐車場に停まっている。
慌てて玄関へ急ぐと、見知らぬ人が段ボールを持っていた。

「先日ご挨拶いただいた者です、うちで収穫した野菜です」
あ、奥様にご挨拶した、「うちは農家ではなく家庭菜園なんですよ」、と
言っていたお宅のご主人だ!
立派なナス、キュウリ、シシトウ、ミニトマトを段ボールいっぱいにいただく。
先日顔役さんの奥様からいただいたナス、キュウリ、トマトが
それぞれあと1個になったところだったが、すごいタイミングだなぁ!

起きてきたダーリンに報告しながら朝の支度。
「家庭菜園ったって、うちの子たちとはレベルが違うねぇ」
「うちのナスは小さい上に、必ず虫に穴を穿たれてたからねぇ、すごいねぇ」と
立派な野菜たちに感心しきりの私たち。
「お供えの花がアジサイくらいしか無いねぇ」
「こないだ刈ったところに可愛い白い花があったよ」などと話していると、次なる来訪者。

先日のいちご栽培農家さんが、ミニヒマワリの束を携えて、
「いちごと花き栽培をしてるんだけど、手伝ってもらえるかなぁ。
これ、うちのハネ物なんだけど、どうぞ」と。
きゃー。お供えの花までこのタイミングで! なんだか魔法にかかってるみたいだ。
そして、お手伝いには8/1から伺うことになった。


休日なんだもの、とダーリンの体力回復のため二度寝を勧めて、
私は圃場にダイコンの種を降ろしに行く。
『なんちゃって自然農』で育てようと思うので、
種の場所は目印にトウキビの白い皮を被せて、
あとは刈った草をバラバラ撒いて草マルチにした。
1m×2m位のちぃーさな圃場だけど、発足での初栽培。う~ん、楽しみだぁ。

たいしたことはしてないのに、起きてきたダーリンに自慢げに報告して見てもらう。
するとダーリン、「笹薮を少し刈って、カラマツまで道を作る」と言う。
と、とんでもない笹薮だよ?
「いずれはこの笹薮を一掃して、この奥の森を楽しみたいんだ」
う、うん、私もそれはそう思うけど、手強いよ?

この暑さの中、ダニが侵入しないよう雨合羽のツナギを着て、裾もテープで縛った重装備で、
ダーリンは笹薮に挑みに行った。
カラマツまでは山裾の崖の終着点のような小さな段差があるように見え、
しかもそれが2段ありそうだが、
「刈払いするにも地形を把握しておきたい」とダーリンは果敢に挑んでいった。
倒木の枝や、絡んだ蔓もあって作業は大変だったが、
手鎌ひとつでブルドーザーと化したダーリンは、
午前中に小さな段差がわかるところまで
道を作ってしまった。・・・すごいなぁ。
更に、小休止した午後の第二弾では、カラマツまで半分のところまで進んだ。
2階の窓から見ると、小さな曲がりくねった道が新たにできていて、すごく魅力的だ。

私も最後の青森の梅が追熟したので、梅酒と梅酵素シロップを仕込んだ。
なんだか、自分たちの手で、自分たちの生活を作っている感じがして、嬉しいなぁ。


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