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ゆきつ戻りつ春は近づく [厚田の風景]

タヌキ箱罠騒動の3/4に20cmほどの雪が降ってからは、
ちらちら程度しか降っていない。
さらっと積もっても、すぐ融けるようになった。
そういえば、日付をメモし忘れたが、2月下旬に、一度雨が降ったこともあった。
気付けば、私の背丈を超えていた雪の壁が、肩口まで嵩が減っている。
例年3/10前後で雪は打ち止めになるらしいので、もう大雪はないのでは、と淡い期待。

今の私の日課は、駐車場をまだ三分の一も占拠している雪の壁を少しずつ崩すことだ。
もうブロックに切り取って日なたに移動する方法はしない。
雪がシャーベット状のザクザクで、ブロックに切り取れる部分が減ってきたのだ。
駐車場のアスファルト面が徐々に広がってきたので、
塩田よろしく、スコップを振り回して
崩した雪を広く薄くアスファルト面に撒き散らすのだ。
ここだ、と思った所にキレイに撒けると、内心、鼻高々だ。
よし、次はここだ! う~ん、うまい!
次はこっちだ! ナイスコントロール!
と、ひとりで自画自賛しながら駐車場を雪で覆いつくして、本日の雪崩しは終了だ。
うんうん、だいぶん駐車場が広くなってきたぞ。
残すところ、サンルームのガラス戸1枚分の幅だ。あと二日くらいで目標達成か。
ダーリンは「春が来たら勝手に融けるって」というけど、
なんかこう、春待ちの焦れた気持ちを、ぶつけたいんだよぉ。

夕方、大きな ぼたん雪がふわふわ降り出した。
ぼたん雪って冬の初めと終わりの、気温が高めの時に降るよなぁ。
ほぼ風の無い中、大きなぼたん雪が、その名の通り
花びらのようにひらひら、ふわふわと舞い降りてくるのは本当にキレイだなぁ。
着地すると、すぅ~っと消えてなくなってしまう儚さも、またオツなモンだ。
こうして、降っては消えてを繰り返して、ゆきつ戻りつしながら
グラデーションのように冬から春へ色が変わってゆくのだろう。
着実に、季節は春へと向かっている。


毎日少しずつ雪崩しをして、目標を達成した3/18。
翌朝、起きると一面の雪景色だった。
もう雪かきするほどの積雪ではない。きっとこのままでもすぐ融けてしまうのだろう。
融けて煤けて もう真っ白ではなくなってきた風景を、優しく浄めてくれているみたい。
春は待ち遠しいが、この雪景色が無くなってしまうのも名残り惜しい。


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