SSブログ

さようなら、創成川イースト [移住に至る道・引越準備]

夜が明けて、7/3。
冷蔵庫の中の食品、掃除用品、ラジオとコーヒーセットを荷作り。
持って行けないものはこのまま残置して、取り壊しとともに産廃ゴミになる。
棚板に使っていたコンパネは、載りきらないので部屋の外の廊下に出して、
プランターを取りに来た時に一緒に持って行こう。
管理人さんが出勤する前に鍵をポストに返して、『ぼくたちのおうち』を後にする。

「厚田に向かう前に、頓宮さんにご挨拶していこうよ」
ここに住むようになってから何度となく参拝した氏神さま。
毎年、初詣にひくおみくじは、最初から最後まで末吉か小吉で、
結構辛辣な内容を見ながら「今年もまたお小言をいただいちゃった」と笑い合ったなぁ。

本当は6月中にご挨拶して、茅の輪くぐりをしたかったけど、7月になっちゃった。
と思ったら、まだ茅の輪がかかっていた。よかった。
頓宮さんでこの半年の厄落としをしてから札幌を後にできるんだ。いい区切りだ。
早朝の清々しい空気の中、誰もいない境内で、声を出してどこぞの誰です、と宣べる。
今までお世話になったお礼と、今後厚田に移るので
どうかそちらの氏神さまにお繋ぎ下さいとお願いする。
何度も撫でた、歴史ある狛犬をまじまじと見つめる。
「さぁ、行こうか」とのダーリンの声に、荷物いっぱいの車に乗り込む。
境内から出て頓宮さんを振り返ったら、ふいに涙が出てきた。
そんなに感傷的になっていたつもりはなかったが、
本当にここを離れるんだ、という気持ちがぶわぁっと込み上げてきてしまった。
さようなら、創成川イースト。
さようなら、『ぼくたちのおうち』。
これから私たちは、本当に、厚田の人になります。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。