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小鳥の脳震盪? [厚田の野生生物]

サンルームで、大きな音がした。
最近は小さな衝突音があちこちでしていて、たいてい
アブか、バッタがガラスにバンバンぶつかる音なのだが、桁違いに大きい。

見ると、サンルームのすぐ下に、小鳥がとまっていた。
というか、止まっているというより落ちている。動かない。
倒れていないだけで、ピクリとも動かない。
うわぁ、どうしよう。
この辺はトンビとかカラスも居るから、このままじゃ餌食になっちゃう?
でも、私、小鳥といえども怖いのだ。


ここでちょっと回想。
第二のアンタッチャブルゾーン、煙突の扉の中のこと。
明日がゴミ出し日という日、ダーリンが出勤している間に片づけようと思ったんだ。
で、扉の下にシート敷いて、周りをマスキングしてビニール袋を吊るして万全にしてから
火バサミを使って中のものを取り出そうとしたんだ。
火バサミ越しに、感触がわかったの。
卵じゃない!・・・鳥の頭蓋骨だ!
そこから続く羽の感じ、あばら骨の感じが、火バサミ越しに、ありありとわかるの。
カッサカサに乾いてるけど、鳥の死骸なんだ。
怖くて怖くて、泣きながら、叫びながら取り出して、厳重に袋に収めたのだった。
その頃は、「外が真っ暗で、家には私と虫しか生命反応がなくて」と
盛大に病んでいたころだったので、この経験はすごく堪えた。


あの感触が強烈で、目の前にいる可愛い小鳥もめちゃ怖いのだ。
ダーリンを急いで呼んで、「あの小鳥、ぶつかって動かないの!」と助けを求めた。

ダーリン、すぐに外に出て行ったかと思うと、小鳥には向かわず
道路に向かって歩いて行ってしまった。
どうしたのかと???で見ていたら、ぐるっと庭から回り込んで、
後ろからそっと両手ですくい上げるように、小鳥を掌に載せた。
小鳥は「え?え?」と言う顔で、キョロキョロしていたが、
掌に載せられたまま、ウッドペッカーの木の下まで運ばれていった。


おうちに戻ってきたダーリンに、
「どうだった?どうだった?」と聞くと、
「ぶつかって脳震盪でも起こしたんじゃないかな。木のウロにそっと置いてきたよ」と。
良かった。
とりあえず、トンビやカラスにいきなり連れて行かれる状況ではなくなった。
そして、怖がらせないように、後ろからそっと、
鳥がキョトンとするくらい自然に対応したダーリンを改めて尊敬した。
いいなぁ。
怖がったりキャーキャー騒いだりせずに、
自然に、野生生物と適切な距離感でふれあえるようになりたいなぁ。
今の私じゃ何段階もレベルアップしないと無理だけど、
発足で生活していれば、どんどん野生生物が身近になって、
鍛えられると信じている。

因みに。
10分位してからウッドペッカーの木を覗いてみたけど、もういなかった。
元気に飛んで行ってくれたかな。
後日ネット開通後に調べたら、アオジという鳥みたい。
すごくキレイな鳥だった。


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コメント 2

えまママ

夏が酷暑だとは思わなかったです!涼しくないなんて。。。鳥事件といい、多難なのに楽しそうです。屋根、補修完了おめでとう!
by えまママ (2024-01-23 07:39) 

BERA

>えまママ様
ありがとうございます!
次回に持ち越し案件ばかりの中、
完結するものがあると本当に嬉しいです。

えまママ様にコメントを残したいけど、当日に読んでも
「コメント受付を終了しました」と出ているので、
コメントはできない仕様なのかしら?
いつも微笑ましく拝見させていただいてますよ~。
by BERA (2024-01-23 09:33) 

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