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薪ストーブへの道は遠い [移住地に馴染む足ががり]

先日 山のプロさんに紹介いただいた、別の建設屋さんが屋根補修の見積にいらした。
・正規の補修方法でどれくらいの予算になるかは承知している
・が、とにかく予算がない。ぶっちゃけ、最大でも20万円しか出せない
・購入以前より徐々に損傷が拡がってきており、補修は早めにしたい
・葺き替え以外の補修方法はないか検討してほしい
・補修の際、室内の天井を剥したりしても構わない
などの事情とこちらの希望を、ぜ~んぶ、ぶっちゃけて相談した。
最悪、この冬の雪さえ乗り越えられれば、本格屋根修理は来年以降でもいいんです、と。
落下した破風など、下に散らばっているものを確認、下から見上げて、
「う~ん、なんとか考えてみましょう、その予算内でできることを」と、帰って行った。


今朝も、ダーリンは裏原野の倒木・伐採木・折れ枝集めをしている。
随分積みあがってきた。
「これくらいあれば、ひと冬越せるかなぁ」とダーリン。
今日も「キャンプファイヤーできるね」「燃やしませんから!」の
ネタを繰り返しながら、二人で外仕事をしていると、
山のプロさんが通りかかった。
「屋根の見積、来たかい?」
見積にいらした話、ぶっちゃけ予算の話などして、
予算ありきで作業をしていただくようにお願いしたことを報告した。
「あれ、裏の木?結構集めたね」
「薪ストーブも考えているんですが、この家でもできるんですかね」
「元家主さんと営林署で一緒だった頃、麻雀しに来たことがあるんだよ。
その時は薪ストーブだったなぁ」
そうなんだ! 薪ストーブもできるんだ、この家で!
「けっこう伐採木が多かったので、これを薪にしたらひと冬越せますかね?」
「ああ、これだと20日分くらいかな」

20日分・・・
20日分・・・
20日分・・・

ああ、毎日汗だくで頑張って集めているダーリンの表情。
頭の中で20日分・・・と響いているのがわかる。
果てしないなぁ。ここにあるもので暮らそう、と言っても本当に手間がかかるんだなぁ。

裏山の間伐はどうすればいいのか、とか庭の木の剪定はどうすればいいのか、など
世間話程度にさらっと相談したら、
「脚立ないの?古いのがあるからあげるよ」と、その日の帰り道に持ってきてくださった。
さらに、この日、山のプロさんのお兄さん・家庭菜園さんが、
スイカとトウキビを差し入れてくださった。
いやいや、何から何まで。山のプロさんが最初に声をかけてくだすってから、
随分色々な方達にご縁がつながっていって。
ありがたい限りです。


今日は、さらにきのこの達人さんにもタモギタケをいただいた。
「自分で切ったの?白樺」
「すでに切ってあったり倒れてたのを集めたんです。まだあるけど、
一部はそのまま残してムキタケが生えないかなぁと思ってるんですけど」
きのこの達人さんのように、タモギタケが生えるまで3年育てる、ってのは
私達には難しいかもしれないけど、
残置して・観察して・森にお任せする、ってのはアリだと思うんだよね。
う~む、それにしても皆さん、通りかかるだけなのに、
うちの庭の奥のキャンプファイヤー(笑)に気付くとは、風景の変化に敏感だなぁ。
危なっかしい新入りを、大丈夫かいな、と皆さん見守って下さってるんだなぁ。


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