ネズミとの攻防 [厚田の野生生物]
翌日も、朝起きると祭壇が荒らされていた。
祭壇を棚から離して、食べ物は就寝前に片づけてみたのに。
食べる物がないと、花を食べるのだ。茎だけ散らかっていた。
それだけでなく、キッチンの高い所にあったカスベの干物の袋が床に落ちていた。
「あれ? どうして落ちているんだろう?」と拾い上げると、
袋に齧った痕と、穴が開いていた。
遅れて起きてきたダーリンに報告すると、
「おつまみに、ちびちびむしって食べようと思って作ったのに~」と悔しがった。
なんやかやと都合4回の祭壇襲撃を受けて
これはもう、駆除という選択肢に出るしかない、ということになった。
ネズミは寝静まった夜に出てきて食べ物を探したり、
壁の中でゴソゴソしているのだが、
最近は慣れてきたのか日中にも壁の中で盛んに音がするようになってきた。
そういえば、前に祭壇が荒らされた時、
「あれ?どうしてこんな所に新聞紙が?」と思ったことがあったが、
新聞紙やビニール袋などを使って巣作りをする、と読んだことがある。
複数居るような音ではないのだが、
家の中で子孫繁栄などされてはたまったものではない。
ダーリンと、ネズミ対策グッズの物色に、札幌のホームセンターへ行く。
駆除、といってもネズミ取りのカゴを置くのもなんか嫌だなぁ。
カゴの中にネズミが入っていたとして、そこからどうする?
やっぱ直接手を下さなきゃいけないんだよなぁ・・・。
かといって殺鼠剤を使うのもなんか嫌だ。
「駆除」が目的とはいえ、できればネズミがこのおうちを嫌ってくれる
「忌避」が一番なのだが、侵入を許してしまったのだからもう遅いよねぇ。
様子見、ということで粘着シート2枚入りを購入した。
今晩はネズミの通り道と思われる壁際に1枚仕掛けてから就寝することにした。
翌朝、おそるおそる居間を覗くと、祭壇は荒らされていなかった。
ああ、良かった。と思ったら、小さなヅィー、ヅィー、と音がする。
振り返ってみると、粘着シートにネズミが捉えられて鳴いているではないか!
頭から尻尾まで、体側がベッタリと粘着シートにくっついて寝ている状態。
ビックリして、「うわぁぁぁ~~!!」と声を上げてしまった。
その声にビックリしたのか、私の恐怖がネズミにも伝染したのか、
ネズミもその姿勢のまま、ギィー!ギィー!と大声で叫びだした。
私もネズミも、双方で大パニックである。
大騒ぎしながら2階にダーリンを起こしに行く。
「かかっちゃってる、かかっちゃってるぅ~~~!!」
思っていたよりネズミは大きかった。
私は小さい頃に住んでいた古い家で何度かネズミを見かけたことがある。
小学生だった私から見ても、さほど大きくなく、
ハツカネズミを一回り大きくした位(10cm強?)だったと記憶している。
こ、この子は15cm位あり、胴も太い。
「親指位の穴があれば入って来るって書いてあったけど、この大きい子でも入れるの?」
「これ、野ネズミじゃなく家ネズミだよ。でも思ってたよりデカいな」
努めて冷静に、ダーリンはネズミがくっついたまま、
粘着シートを二つ折りにして挟み、ビニール袋にいれて外へ出て行った。
事前にWebで捕えた後の処理を見ていた。
ちょっとワイルドで残酷だが、捕えたネズミを雪に埋め、上から踏んで雪を密着させる。
そのまま凍死したネズミを燃えるごみで出す、というもの。それを採用した。
ビニール袋に雪を詰め込んで、物置に置いてきたという。
ああ~。とうとう自分達で手を下してしまった。
小さいとはいえ、今まで散々虫たちを大量殺戮しているのに、今更って感じだけど。
そうしたくないのなら、今後は
何としても家の中には入りにくい環境を作るしかない。
おうちは昭和の、築50年超で後にサイディング工事などもしているが、
設計図も残っていないし、配管や配線がどうなっているのかも掴めていない。
傷みも多いし、どこもかしこもが進入路になっている可能性が高い。
けれど、こうまで雪が積もってしまってはどこから侵入しているのか探せない。
春までは、新たに入って来ないことを願うばかりだ。
どうか、どうか、こんなことが続きませんように。
祭壇を棚から離して、食べ物は就寝前に片づけてみたのに。
食べる物がないと、花を食べるのだ。茎だけ散らかっていた。
それだけでなく、キッチンの高い所にあったカスベの干物の袋が床に落ちていた。
「あれ? どうして落ちているんだろう?」と拾い上げると、
袋に齧った痕と、穴が開いていた。
遅れて起きてきたダーリンに報告すると、
「おつまみに、ちびちびむしって食べようと思って作ったのに~」と悔しがった。
なんやかやと都合4回の祭壇襲撃を受けて
これはもう、駆除という選択肢に出るしかない、ということになった。
ネズミは寝静まった夜に出てきて食べ物を探したり、
壁の中でゴソゴソしているのだが、
最近は慣れてきたのか日中にも壁の中で盛んに音がするようになってきた。
そういえば、前に祭壇が荒らされた時、
「あれ?どうしてこんな所に新聞紙が?」と思ったことがあったが、
新聞紙やビニール袋などを使って巣作りをする、と読んだことがある。
複数居るような音ではないのだが、
家の中で子孫繁栄などされてはたまったものではない。
ダーリンと、ネズミ対策グッズの物色に、札幌のホームセンターへ行く。
駆除、といってもネズミ取りのカゴを置くのもなんか嫌だなぁ。
カゴの中にネズミが入っていたとして、そこからどうする?
やっぱ直接手を下さなきゃいけないんだよなぁ・・・。
かといって殺鼠剤を使うのもなんか嫌だ。
「駆除」が目的とはいえ、できればネズミがこのおうちを嫌ってくれる
「忌避」が一番なのだが、侵入を許してしまったのだからもう遅いよねぇ。
様子見、ということで粘着シート2枚入りを購入した。
今晩はネズミの通り道と思われる壁際に1枚仕掛けてから就寝することにした。
翌朝、おそるおそる居間を覗くと、祭壇は荒らされていなかった。
ああ、良かった。と思ったら、小さなヅィー、ヅィー、と音がする。
振り返ってみると、粘着シートにネズミが捉えられて鳴いているではないか!
頭から尻尾まで、体側がベッタリと粘着シートにくっついて寝ている状態。
ビックリして、「うわぁぁぁ~~!!」と声を上げてしまった。
その声にビックリしたのか、私の恐怖がネズミにも伝染したのか、
ネズミもその姿勢のまま、ギィー!ギィー!と大声で叫びだした。
私もネズミも、双方で大パニックである。
大騒ぎしながら2階にダーリンを起こしに行く。
「かかっちゃってる、かかっちゃってるぅ~~~!!」
思っていたよりネズミは大きかった。
私は小さい頃に住んでいた古い家で何度かネズミを見かけたことがある。
小学生だった私から見ても、さほど大きくなく、
ハツカネズミを一回り大きくした位(10cm強?)だったと記憶している。
こ、この子は15cm位あり、胴も太い。
「親指位の穴があれば入って来るって書いてあったけど、この大きい子でも入れるの?」
「これ、野ネズミじゃなく家ネズミだよ。でも思ってたよりデカいな」
努めて冷静に、ダーリンはネズミがくっついたまま、
粘着シートを二つ折りにして挟み、ビニール袋にいれて外へ出て行った。
事前にWebで捕えた後の処理を見ていた。
ちょっとワイルドで残酷だが、捕えたネズミを雪に埋め、上から踏んで雪を密着させる。
そのまま凍死したネズミを燃えるごみで出す、というもの。それを採用した。
ビニール袋に雪を詰め込んで、物置に置いてきたという。
ああ~。とうとう自分達で手を下してしまった。
小さいとはいえ、今まで散々虫たちを大量殺戮しているのに、今更って感じだけど。
そうしたくないのなら、今後は
何としても家の中には入りにくい環境を作るしかない。
おうちは昭和の、築50年超で後にサイディング工事などもしているが、
設計図も残っていないし、配管や配線がどうなっているのかも掴めていない。
傷みも多いし、どこもかしこもが進入路になっている可能性が高い。
けれど、こうまで雪が積もってしまってはどこから侵入しているのか探せない。
春までは、新たに入って来ないことを願うばかりだ。
どうか、どうか、こんなことが続きませんように。
2024-04-10 09:24
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