おつゆの実は野生の収穫物 [山菜・きのこ採り]
話はちょっと前に戻る。
発足に熊が出た頃、ダーリンは暇さえあれば裏の森に散策に出ていた。
せっせと「長靴土木」と称して踏んで作った森の小道から、
色々なキノコを見つけていたのだ。
私達が同定して食べられるキノコは、
落葉キノコと言われるハナイグチ、
ボリボリと言われるナラタケ、
ヤナギタケと言われるヌメリスギタケモドキ、
暑寒別岳に行った時に一度だけ見つけたハタケシメジ、
天然エノキと言われるユキノシタ、
あとは降雪直前に出てくるムキタケの数種類だけだ。
敷地の中にはカラマツが1本しか無く、落葉キノコが発生しやすいように
カラマツの小路を作って日当たりをよくしてみたが、今年は生えなかった。
小さいどら焼きみたいな傘のキノコが大量発生したが、
同定できなかったため、収穫は諦めて、毎回愛でるだけだった。
ところが。
稲刈り前の長雨続きの頃、突然ボリボリが大量発生した。
ちょうど、おつゆの実にぴったりな傘5cmくらいの可愛い奴ら。
採っても採っても後から後から。
冷凍保存もしたし、ご近所にお裾分けもしたが、
「採りきれないよぉ」と嬉しい悲鳴を上げるほど収穫を楽しめた。
しかも、おうちの庭には野生のミツバも次から次から生えてくる。
ダーリンは小さなボウルを手にニヤリ、としながら「おつゆの実を採ってくる」と
外に出て行っては野趣あふれる香りと共に帰ってくるのだった。
しばらくはずっとボリボリとミツバの味噌汁が続いたが、
稲刈り直前に大雨が降って、小さいどら焼きも、ボリボリも、
一気にいなくなってしまった。
かわりにユキノシタが登場したものの、味噌汁2回分で消え去った。
寒くなってきてミツバも痩せて
どんどん香りも薄くなっていったため、
ここで野生の収穫物の味噌汁は終わりを告げた。
ああ、でも敷地の森はめちゃくちゃポテンシャルが高かった。
来季はどうしていこうかと、楽しみが膨らんだ秋だったなぁ。
発足に熊が出た頃、ダーリンは暇さえあれば裏の森に散策に出ていた。
せっせと「長靴土木」と称して踏んで作った森の小道から、
色々なキノコを見つけていたのだ。
私達が同定して食べられるキノコは、
落葉キノコと言われるハナイグチ、
ボリボリと言われるナラタケ、
ヤナギタケと言われるヌメリスギタケモドキ、
暑寒別岳に行った時に一度だけ見つけたハタケシメジ、
天然エノキと言われるユキノシタ、
あとは降雪直前に出てくるムキタケの数種類だけだ。
敷地の中にはカラマツが1本しか無く、落葉キノコが発生しやすいように
カラマツの小路を作って日当たりをよくしてみたが、今年は生えなかった。
小さいどら焼きみたいな傘のキノコが大量発生したが、
同定できなかったため、収穫は諦めて、毎回愛でるだけだった。
ところが。
稲刈り前の長雨続きの頃、突然ボリボリが大量発生した。
ちょうど、おつゆの実にぴったりな傘5cmくらいの可愛い奴ら。
採っても採っても後から後から。
冷凍保存もしたし、ご近所にお裾分けもしたが、
「採りきれないよぉ」と嬉しい悲鳴を上げるほど収穫を楽しめた。
しかも、おうちの庭には野生のミツバも次から次から生えてくる。
ダーリンは小さなボウルを手にニヤリ、としながら「おつゆの実を採ってくる」と
外に出て行っては野趣あふれる香りと共に帰ってくるのだった。
しばらくはずっとボリボリとミツバの味噌汁が続いたが、
稲刈り直前に大雨が降って、小さいどら焼きも、ボリボリも、
一気にいなくなってしまった。
かわりにユキノシタが登場したものの、味噌汁2回分で消え去った。
寒くなってきてミツバも痩せて
どんどん香りも薄くなっていったため、
ここで野生の収穫物の味噌汁は終わりを告げた。
ああ、でも敷地の森はめちゃくちゃポテンシャルが高かった。
来季はどうしていこうかと、楽しみが膨らんだ秋だったなぁ。
2024-02-11 13:09
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