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父の退院 [父の介護]

入院中に血腫は変化しなかった、ということで父が退院できることになった。
この時の医師説明で、過去の脳梗塞起因でてんかん発作がでている可能性があり、
今後は抗てんかん薬を新たに服用することになった。
ひとしきり説明を受けた後、
「お父さんから何か先生に質問はある?」と水を向けると、
「まったくここの看護師は乱暴だ、全身が痛くて仕方がないのに扱いが乱暴だった」だと。
おいおい、意識朦朧で救急搬送されて、おむつまで替えてもらって、
さんざん世話になったのに、開口一番がそれかいっ!
まぁ、これが父の通常運転だ。回復しているということだろう。
実の所、搬送時は先週の自室での転倒の内出血や傷、
今回の縫合痕や目の周りの内出血など、ぼろぼろの状態だった。
それが、縫合した傷もきれいに塞がり、内出血も薄くなり、
応急処置してくれたあちこちの擦過傷なども驚くほど改善していて、
父の回復力の強さに驚いた。
父は憎まれ口をたたいたが、
これも病院の適切な対応のおかげと思うと、ありがたい限りだ。


高齢者住宅に戻ると、好き放題に散らかした部屋が汚くてゲンナリする。
ダーリンが台所を片づけてくれる間に施設長や訪問看護師と話をして、
立ち座りのサポート、右手が使えないことでの食事等の介助を
緊急的に追加していただくことにした。
転倒のケガをきっかけに、父は車いすを使わざるを得なくなった。
急におむつまで必要になった。
あんなに自由に一人で気ままにやっていた父が。
頭も口もしっかりしていて今までと同じようなワガママを言うが、
これからは、もう一人で出歩くことはできなくなるのかもしれない。
高齢者の転倒とは、かくも生活が激変するのだということを改めて思い知った。

来週は抗てんかん薬の影響診断のために再診することになっており、
今後の注意点を父に言い含めて札幌を後にした。
厚田への帰り道でちょっと買い物をしたころにはもう日没だ。
昼ご飯を食べる暇もなく、ぐったりして帰宅。


10日後には母の法事・墓参り・その後の温泉一泊いとこ会が控えている。
父の回復は間に合うだろうか。無理かもしれないなぁ。
室内はいいとしても、山の中の霊園では墓参りに参加するのは難しいだろう。
温泉一泊も自立してトイレで用が足せない状態では私たちの介助で事足りるとは思えない。
旅行好きな父は温泉一泊の外出を楽しみにしていたのになぁ。
姉と連絡を取り合い、
・自立できる
・トイレまで歩行介助すれば一人で用を足せる
まで回復することを条件に、ぎりぎりまで参加できるか見守ることにした。

今週は3回も札幌往復が続いてなんだか疲れてしまった。
むしろ、厚田に移住してからの方が父の顔を見る頻度が上がっちゃったね。


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