SSブログ

姉と厚田へ [父の介護]

10/28、姉を迎えに札幌へ向かう。
今回は普通にホテルに迎えに行くが、先月の法事がらみの帰省でも、
友人宅だったり、ユースホステルだったり、ルームシェア風の宿泊施設だったりと
色々なパターンで転々と宿泊していた。
姉の話を聞きながら、札幌にも色々な宿泊施設が続々できているんだと驚く。
南一条交差点なんて、私の昭和なアタマでは、
「北海道で一番地価が高かった所」として認識されているが、
今やその辺りにもルームシェア風の宿泊施設があったりして隔世の感がある。
トランクひとつで1ヶ月も転々とできる姉のフットワークの軽さは凄いなぁ。
「お姉ちゃんは寅さんみたいだねぇ」なんて話して笑う。

面会はできないが、介護用品を届けに病院に寄る。
TV命な父は、入院してからも一日中TVを点けているので、
TVカードを購入するための金額を少しずつ渡している。
好きなだけ観られるようドンと預けたいところだが、病室で貴重品の保管はできないので
紛失しても差し支えない程度に、毎回3000円から5000円位を渡しているのだ。
看護師さんによると「点けたままずっと寝ているので、気が付いたら消してます」との事。
無駄にTVを点けてTVカードにつぎ込んでいるのか、と思うものの、
何か音がしていると安心して眠れるというのであれば、まぁそれもいいか。

施設に寄って、三人で父の部屋を片付ける。
老健に入所できることになれば、ここにある家財道具の殆どは処分しなければならない。
老健に持ち込めるもの、処分するものを仕分けして、
姉が札幌に居を構えたときに流用できるものは、取り置いておくことにした。
もう病院でも老健でも使う機会のない寝具類は、コインランドリーで洗う。
今晩は、この洗濯乾燥した寝具が、姉の厚田での寝床になるのだ。
施設の職員さんやケアマネージャーに現状を報告し、
お向かいの老健に移ることが決まったら、11月末を目途に退去する旨の下話をした。


厚田への帰り道、あいの里に寄って、宴の買い出しだ。
最近の私は殆ど晩酌はしないので、宴用にビールなんかも買って、
いつもと違う夕餉の予感にワクワクする。
姉に石狩湾に沈むキレイな夕陽を見せたかったけど、日没には間に合わなかった。
けれど、なんやかやといつもと違う話をしながらの帰り道は楽しい。
最近父がらみの話はついつい どんよりした気持ちになってしまうが、
こういうご褒美があるのも、父が入院しているからなんだなぁ。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。