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周りに誰かが居てくれる、ということ

9/30に姉は帰名した。
父の命に係わる話を姉妹で共有できたことは本当に助かった。
ひとりではかかえきれない。
ひとり、といってもいつもダーリンが仕事を休んで必ず一緒に来てくれていたのだが。
いちいちオロオロ、バタバタする私を、落ち着いて支えてくれている。
イチゴ収穫の仕事も、何故かうまい具合に札幌の用事とはかぶらずに続いていた。
作業をしながら父の状況を聞いてもらったり、地元の情報を聞かせてもらったりして
本当に気が紛れて助かっていた。
自分ではああ大変、と思っていても、必ず何かしらの助けがあって
やっていけているのだと実感する。

先日の光回線工事ができなかったことや、
ダーリンが諦めきれずに薪を集めている話も、
スーパー農業女子である奥様は、
「もう~いい加減に観念してスマホにしちゃいなよ」とか
「今年は無理だから。旦那さんに今年は灯油を勧めなよ」と、
しっかりした理由を簡潔に添えながらサクッと断じてくれる。
ネチネチと迷って悩んでいる私には小気味よくて、
納得するか否かは別として、話してスッキリさせてもらえるのは間違いない。


すごくハッとする出来事があった。
ご主人と奥様の間で作業のやりかたの食い違いがあったようで、
ハウスの外でちょっとした言い合いをしていたことがあった。
聞き耳を立てていた訳では無いので内容はわからないが、
奥様が指摘した内容に、ご主人が「それならもうやらない」と
今後の作業を拒否したような流れのように聞こえた。

「極端に走るな」と奥様の声。

まるで自分への指摘のようだった。
何かを一生懸命にやっているのに、それが違うと言われた時。
私は「それならやらない!」と是か非かに走りがちなのだ。
ああ、そうなのだ。
私には、極端に走らず、他の方法・他の道を探る心の余裕がないのだ。
もちろん、極端に走るに至る理由はある。
ガマンしているのだ。
抱えきれない荷であったり、
自分にとっては理不尽に思える経緯があってなお、
それでも一生懸命やっていると思っている時に、否定されると突然爆発してしまう。
極端に走らない方法は、否定される局面での対応ではなく、
それ以前にガマンせずに、納得してやっていく方法を見つけていくことなのだ。
爆発する前に、ちゃんと自分の中で起こっていることに敏感になろう。


・・・かように、人と接触することは日々学びなのだった。
ありがたいことだね。ほんとうに。


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