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床下の謎 [初心者DIY]

ダーリン、盛大に押入れの解体を始める。
棚板と外し、棚を支える角材を外し、あっと言う間に押入れの床板を外した。
なにやら硬くて黒いシート状のものが見えた。
「ここの角材、1本取ってみる」と更に解体を進めるダーリン。
外してみると、角材というよりは細く切った厚手のベニヤ板だった。

床下には謎の構造がひろがっていた。
地面は、側溝掘りでおなじみの、粘土質の建築用土。
意外なことに、乾いているという。ほう、コンクリートの基礎から
湿気がジュワジュワ浸みだして水浸しかも、という予想とはかなり違った。
硬くて黒いシートを剥ぐと、
キッチンのアンタッチャブルゾーンでおなじみの、昔のグラスウールが敷かれていて、
このシートはダーリンの見立てでは、「屋根の防水下地シートじゃないか?」とのこと。

なんかよく構造がわからないが、かなり古い基礎の木組みがあって、その上に
新しめの木組みが二重になってる感じ。あきらかに、木材の新しさが違う。
この新しい木組みにグラスウールが被せてあって、
それを覆うように屋根下地シートが被せてあるのかな?

開け放った押入れ下のグラスウールを取り出したダーリン、
「ぐっしょり湿ってカビ臭い・・・」と渋い顔。
とりあえず、屋根下地シートとグラスウールを取り出し、ゴミ袋に詰めた。
この部屋のカビ臭さは、グラスウールが主因のようだ。
いや、この構造はこの部屋だけでは無い筈だ。
1階の床下全体で、グラスウールがたっぷり湿気をキープしているんだと思うと、
果てしなくて頭がクラクラしてきた。

二人で長い沈黙。
開ける前は、基礎の木組みの傷んだものを新しい根太や垂木に取り換えて補強し、
間にスタイロフォームで断熱してからコンパネを張り替えればいいのでは、と考えていたのだが、
基礎が深い所にあって、その上の断熱材を被せていた木組みが、ベニヤで出来ている?
どうやって補強して、どうやって断熱材を入れればいいのか?


と、とりあえず建築に詳しい人に聞いてから考えよう。
なんだか途方に暮れて、ダーリンは押入の床板を「そっ閉じ」して、
隙間を養生テープで塞いでビニールシートで無かったことにした。

私たちは今、「移住ロールプレイングゲーム」を始めたばかり。
第一ステージ:生活インフラを整える、はとりあえずクリアした。
まだまだ、第二ステージ:屋根補修とトイレ水洗化、は手つかず。
第三ステージ:DIYで室内を整える、は旅立ったものの、尻尾を巻いて戻ってきたところ。
第四ステージ:原野を畑にする、
第五ステージ:原野の素材を薪にして暖房や煮炊きの補助にする、
第六ステージ:原野を山菜ときのこが自生する森にする、は
遠く、遠く、はるか先に思えてきた。
手強いゲームだぞ・・・。


タグ:DIY 断熱材 RPG
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