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アンタッチャブルゾーンには恐怖がいっぱい [移住に至る道・引越準備]

動かしてもらった流し台の隣にあるガス台。
流し台との接地面であるガス台の側面は、
強度を増すためだと思うが、トレー状に凹みがある。
そこに、長年蓄積されたタール状の油と、その粘りから抜け出せないまま事切れた
大量のカメムシの死骸が!
トレー状の凹みの半分位まで、サイズは30cm四方ほど。
びっしり、びっしり詰まっている。


カメムシのフロランタンや~!!(彦摩呂風に)
ああ、スミマセン、油汚れはあらかた掃除した、なんて思ってたのは百年早かったですぅ。
流し台を外してみれば、手強い蓄積油汚れが側面×6、
虫の死骸や蜘蛛の巣汚れが裏面×3、残ってました~

更に、流し台を外した奥の配管スペースは、
奥行15cmほどのアンタッチャブルゾーン(単に手を突っ込みたくないゾーン)があり、
林立する配管の裏にあった凍結防止用のグラスウールが劣化して沈み落ちていた。
このアンタッチャブルゾーンは直接外壁に接しているので、
ここを断熱しなければ、冬場の水道凍結の恐怖もある。
しかもしかも、配管をドーナツ状に包んでいる保温材も、ネズミに齧られてボロボロ。
沈んだグラスウールもネズミが齧ったのか、あたたかいベッドにしていたのか、
散乱・変形してボロボロなのだ。
もちろん、カメムシを主とする色んな虫の棲家だったり、通り道だったりもするのだろう。

流し台の排水管周りの水漏れを拭きながら、
その床も腐ってブカブカになっていることに気付く。
剥き出しになった排水管は直径12cmほどもあり、
流し台用排水ホースが直径4cmくらいだから、間がスッカスカに開いていたってことだ。
排水管の中もネズミの通り道になると聞いたことがある。
こりゃあ、ネズミだって虫だって通り放題だ。


「ボイラーの方が済んだら水道もできますから呼んでください」
と、厚田産業さんは帰って行った。


とりあえずカメムシフロランタンの固形物を取り除いて、
下にビニールシートを敷きこんでセスキラップをしておく。
後の掃除は後日また頑張ろう。
排水管は壁穴を塞いでいたコンパネを移動して塞いで応急処置だ。

ぽっかり開いたアンタッチャブルゾーンの暗黒。
壁の穴と排水溝を塞いだコンパネ。
すぐ掃除が終わってDIYを始められると、後先考えず壁紙をバリバリ剥して荒れた壁。
場違いにキッチンの真ん中に置かれ、セスキラップされた流し台たち。
惨憺たる有様のキッチンを見まわして、なんか絶望的になる。
ああ、掃除どころか水も出ない。
どうやって引越準備をすればいいのだろう。

はっ! ボイラーだ! まずはボイラーをなんとかしなきゃ始まらん!
厚田に来てもらえる業者を探さねば!
絶望的な気持ちを抑えて家路を急いだ。


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水道関連の点検見積 [移住に至る道・引越準備]

6/23、地元の厚田産業さんに来てもらった。
元栓は、ボイラー側にあったお湯の元栓のコックをカパッと取り外して、
流用しただけで簡単に開けることができた。
しばらく水を落としておくと配管内部のサビが剥がれ落ちて、
水栓を開けると赤茶けた水が出てくるが、なかなかの濃い色だった。
風呂、洗面所、洗濯機置き場と、次々蛇口を開けていく。
肝心のキッチンの混合栓からは水が出ない。何度か試しても出ない。
流し台の裏からは水音がする。

このおうちには、古いけれど立派なホーロー流し台が設置してあり、
表面の汚れは前回セスキラップである程度きれいに掃除はしておいた。
けれど、一人では流し台を外すことができずに、
流し台とガス台の間とか、壁との境目の汚れを落とすことができなかった。
「この流し台を外して、配管の設備は見られますか?」とお願いしてみた。

「ああ、大丈夫。この噛んでいる所を外して手前に引っ張るだけだよ」と
ひとりで大きな流し台をガバン、と引っ張ってくれた。

ぎゃああああ。流し台の後ろに大量に水漏れしてるぅぅぅ。
急いで元栓を閉めてもらう。
混合栓の中はフィルターが入っているので、サビが詰まって蛇口を塞いでしまい、
行き場を失った水が配管の繋ぎ目やらなんやらからから漏れ出しているんだという。
「混合栓を交換すれば解決するんですか」
「ボイラーも見てみよう」

ボイラーの方はというと、「ここと、ここが壊れているね」
「型が古いから、修理部品がないかもしれないなぁ」
「サビが回ってくると、ボイラー内部にサビが詰まって故障するんだよね」
などと、衝撃的な話が次々と出てくる。

「とりあえず掃除しないと引っ越しても荷物が入れられないんで、
水、出るようになりませんか」
「ボイラーが先だね。ボイラーのお湯の配管からサビが回ってきたら
混合栓を交換しても同じことの繰り返しだから」
更に、「おそらく古い機器なんで修理できない可能性が高いし、よしんばできたとしても
かえって高くつくかもしれない。ボイラー交換になると思うよ」と。
「サビがひどい配管も交換が必要かもしれないね。暫く使ってない家みたいだし」

ボイラー交換・・・
ボイラー交換・・・
ボイラー交換・・・

頭の中に鳴り響く「ボイラー交換」の言葉。
ええっ? どうすればいいの? 今から引越に間に合うの?
クラクラしてきた。


唖然としている私の横で、「うわっ、凄いなこれ!」と驚く声が。
そこには・・・。

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掃除ができない! [移住に至る道・引越準備]

さぁ、今日は掃除用具もたくさん持ってきたぞ!
主だった汚れに箒をかけて、油汚れの救世主、セスキ炭酸ソーダの投入だ!
早く収まるべき部屋に荷物を移動して、キッチンとリビングを掃除するのだ~!
水道と電気は6/25利用開始だが、どうせ水道はメーター検針だし、
フライングで水は使い始めよう。


あれ? 水の元栓がない? これかもしれない配管があるが、回すコックが付いていない。
どうすればいいのかな。工具はまだ持ってきていない。
よしんばあったとしても、元栓をペンチで回しても大丈夫なのかな?
勢い込んで厚田入りしたのに、
スムーズに進まないとなった途端、やる気がシュワシュワと萎んでいく。

いや、わからんことは、わかる人に聞くに限る。
地元の配管業者さんに来てもらえばいいんだ。
少なくとも2シーズンは空家だったはずだから、配管の点検もしてもらおう。
まずできることは、キッチンの油汚れ落としだ。
水が使えないから、汚れのキツイ所にセスキをスプレーしてラップしておこう。

私はスマホじゃないので、地元の配管業者さんを調べる術がない。
仕方ない、札幌に帰って手配するか。
きょ、今日はこれくらいにしといてやる、とおうちに捨て台詞を吐いて、
とぼとぼと帰路についたのだった。

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