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漬物仕込み 第一弾 [保存食・手づくり]

小さな圃場で大根を育てたものの、漬物を仕込む量を一気に収穫できないと悟り、
早めに顔役さんの奥様に、「10本程度大根を買いたい」とお願いしていた。
その際、「鰊漬けもしたいなぁ」と話したら、
「いつも知り合いから小ぶりの札幌大球を買うんだけど、使い切れなくって。
3個組で買うんだけど、そのうち1個どうだい?」と提案いただき、
「使い切れないんで、一番小さいヤツで」とお願いした。

届けていただいたのは、雪虫真っ盛りの時だった。
たかってくる雪虫を払いながら、札幌大球をお安く分けていただき、
大根に至っては「肌が汚いからお代はいらないから」と、なんと無料で分けていただいた。
一番小さいヤツ、とはいえ札幌大球は直径30cmはあろうかというデカさ。
大根も、うちの子の倍の長さで、ずっしり重い。
おうちには軒下が無いので、庭に支柱で小さな物干しを組んで、天日干しすることにした。
霜が降りたらどうしよう、雨が降ったらどうしようと、最初は不安だったが、
日中は比較的お天気に恵まれたので、順調に干しあがりそうだ。

札幌大球は、握力が非力な私では無理そうだったので、
最初にダーリンに4分割してもらったが、この4分割でそれぞれ1個分あるくらいデカい。
鰊漬け第一弾はこの1個だけで十分そうだ。
鰊漬けの仕込には大根干しは間に合わないので、先に塩をまぶして水抜きをしながら、
他の野菜たちをどんどん切っていく。
漬けあがりを想像しながら淡々と切っていく作業は、それだけでシアワセだ。
今年は石狩産の身欠きニシン、厚田産の野菜たちで漬けられるんだなぁ。
地元の微生物と、移住してきた私たちの微生物が融合して
今年の漬物が出来ていくんだと思うと、じわじわと嬉しくなってくる。
仕込んだら、あとはお手入れしながら漬けあがりを待つのだ。

この食材はここで獲れて、この野菜はこの方が育てて、と思い浮かぶものたちで作る。
こういうのって、なんか、なんか、
とっても豊かな時間だと思うなぁ。


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手前味噌づくり [保存食・手づくり]

去年は移住のゴタゴタが一番大事な時期に重なったため家庭菜園ができなかった。
味噌用の大豆は購入したものだが、寒いうちに手前味噌を仕込もう。
去年の手前味噌は手をつけたばかりなのでまだ1.5kg分ほどある。
大きい鍋がないので、少量ずつ2回に分けて、去年の倍量くらいは作りたいなぁ。

前の晩から水に浸けて大豆を戻す。
乾燥した まん丸の大豆も可愛いけど、
たっぷり水を含んで「お豆さん」に戻った姿が、これまた可愛いんだなぁ。
今年はストーブの上で茹でられるのが嬉しい。
とはいえ、暖房のついでに茹でるので、火加減ができず、
長々と火にかけて やっと柔らかくなったのが陽が落ちてから。
そもそも大豆の浸水を始める時間が間違ってたなぁ。
朝から作業できるように逆算してすべきだったよなぁ。


保存容器を消毒して、丈夫な漬物袋の中で大豆を潰すべく袋を準備して。
茹で汁を少し残しながら大豆のお湯を切り、こうじも塩きりして、準備は完了だ。
ザルとか鍋とかが足りなくて、ちょっと準備に手間取ったけど、
さぁ、大豆が冷めないうちにつぶすぞ~!
大豆をざぁ~と袋に移して、こうじを入れて・・・
ああっ、しまった! 大豆を潰す前に勢いでこうじまで入れちゃった!!
わぁぁぁ、どうしよう。こうじが死滅しちゃうぅぅ~~~。

と思ったが、もたもた準備していたせいで、
大豆はもう熱々ではなかった。
不幸中の幸い、人肌よりちょっと温かい程度だから なんとかなるか。
いやいや、固いこうじが混じってたら うまく潰れないじゃないかぁ。
でも、もう こうじを取り出すのは不可能。
不本意ながら、この状態で潰すっ。

いやぁ、潰れにくいのなんのって。
手順を間違えてるんだから当たり前だが、固いこうじ粒が大豆をガードする。
そして、潰すのに時間がかかっているので、どんどん冷めていく・・・。
冷めることで大豆も更に潰れにくくなってくる。
もう、大豆ひと粒ひと粒をねちねちと指で潰していくしかない。
なんか、失敗の予感でテンションもガタ落ちである。


ねちねち、ねちねち、ねちねち・・・。
潰し終わったら空気を抜きながら保存容器に詰めて。
仕込が終わったのは深夜だった。
もうあとは、こうじ菌たち頼みだ。
BERAは間違えたけど、それでも手は尽くしたよ。
お願いだ、がんばっておくれよ~。

あ~、今日も『迂闊さん』発動してしまった。
グダグダだったけど、それでも出来上がりが楽しみだ。
来年の秋口には、食べられるかなぁ。


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イワシ三昧 [保存食・手づくり]

今日の肥料袋いっぱいのお土産は、マイワシだった。
やっほ~! イワシ、大好物!
発足の皆さんはニシンのお裾分けが多いらしく、大体が被ってしまうのだが、
イワシはそんなに頻度は高くないと思われる。
この機会に、ご近所めぐりだ~!
「被ってます?」と聞くと、皆さん、「いやいや、イワシはなかなか貰わないね」と
良い反応で受け取っていただけた。喜んでいただけて、満足、満足。
特に、大家族の飛ぶ鳥農場さんは たくさん引き取っていただける上、
元気なワイルドボーイズたちが魚を捌きたがるらしく、子供たちの喜ぶ姿が嬉しい。

おうちでも、まだまだ たくさんのイワシがシンクで唸っている。
ダーリンは小さめのものはアンチョビに、
中くらいのものはオイルサーディンに、
大きめのものは丸干しにと、大車輪で保存食を作っていく。
オイルサーディンを自家製で、なんて考えたこともなかったなぁ。
一家に一人、料理人が居ると大変便利です。おすすめです。(笑)


数年前、石狩浜に大量にイワシが打ち上げられたことがあって、
小さいカタクチイワシだったが、わざわざ拾いに行ったことがあった。
煮干しを作って、アンチョビも漬けた。
少量だったせいもあるのか、アンチョビは うまくできたと思う。
ちょっぴり魚醤もとれて、なかなか楽しかった。
石狩浜のカタクチイワシは、細かい砂をたくさん噛んでいるので、
煮干しはなんかジャリジャリ感があってイマイチだった。
煮干粉にしてみたものの、やっぱりなんか砂が混じっているような感じがして、
だしパックに入れて使いきったが、その後は挑戦していない。
味をしめたアンチョビは、翌年、スーパーで購入したマイワシで再挑戦した。
カタクチイワシのようには うまく塩がまわらなかったのか、
漬けあがり当初は良かったのだが日持ちせず、
最後は発酵と腐敗の境目のような臭いになってしまった。
さて、今回のマイワシのアンチョビはどうなるのかしら。
漬けあがりが、楽しみ、楽しみ。

今晩はイワシ三昧の晩御飯を作ってくれると言う。
刺身と、タタキと、天ぷらだそうよ。
うふふふふ。まずは獲れたてを楽しみますか~!


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醤油仕込体験 [保存食・手づくり]

今日ダーリンは、ニシン漁のお仲間さん達と、打ち上げで当別の温泉にお出かけ。
私は、初めての醤油仕込体験にお出かけ。
厚田移住のきっかけを作ってくれた、飛ぶ鳥農場さんで体験会が行われるのだ。
飛ぶ鳥農場さんとのご縁がなければ今の生活はない。
「平飼い卵が食べたい」、たったそれだけのきっかけから、ここまで縁が繋がったのだ。
考えてみればすごいことだ。

そして、講師のエコビレッジライフさん。
家庭菜園で採種を始めてから、「たねの交換会」を札幌で開催していることを知った。
とはいえ、ここ5~6年は介護も重なって思うように家庭菜園ができなかったこともあり、
「たねの交換会」や「味噌づくり講座」も指をくわえて情報を見ているだけだった。
移住の引越当日も、(しかも近所の飛ぶ鳥農場さん転居予定地で)
小屋づくり講座があったが、引越作業でこれまた参加申込を断念した。
ブログや動画でさんざん知り合い気分になっていたエコビレッジライフさんご本人に
とうとうお会いできる日がやってきた!

たいした持ち物もないのに、『迂闊さん』が発動しないようあれこれチェックしていたら
開始時間ぎりぎりになってしまった。
あわてて飛ぶ鳥農場さんに辿り着くと、すでに皆さん集まっていらした。
自己紹介から始まって、皆さんそれぞれ
ご自身でもこんな「ものづくりチャレンジ」をしている、と言う話が面白く、
手作りの食品、発酵に興味津々な「発酵仲間」がこんなにいてくれるのが楽しい。
醤油仕込体験といっても、一番大変な大豆麹は仕上がったものが用意されていて、
塩水と大豆麹を混ぜるだけのものではあるが、
醤油とは、発酵とは、という座学がとにかく興味深く、
利き醤油体験などは大いに盛り上がった。
そして、自分で米麹を作る際の種きりをエコビレッジライフさんが実演して下さり、
「自分でも米麹を作りたい!」という機運がバリバリ高まった。
札幌に居るころ、市販の米麹から「友麹」で増やそうとしたことがある。
できるにはできたが、力が弱いというか、
友麹を使った麹食品の発酵力が弱い感じが否めなかった。
ストーブを焚いている今の時期なら、お米を蒸すのも気軽にできる。嬉しい!

今後の仕込醤油のお世話の話の中で、
「生き物なので、名前をつけてお世話をするといいですよ」とアドバイスがあった。
うちの仕込醤油は、『醪郷 醤太郎くん(もろみざと しょうたろう)』と名付けた。
年内はしっかりお手入れしながら発酵を進めていき、
やがてたっぷりの醪と、ほんのちょびっとの醤油のしずくを楽しみながら、
2年、3年と熟成させていこう。
う~ん、楽しみ、楽しみ。

したかったことが、少しずつ、実現していく。
すべてのご縁に、感謝。


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米麹さん、育つ [保存食・手づくり]

昨日の醤油仕込講座で種きりをした米麹。
飛ぶ鳥農場さんの手前味噌になる予定なのだ。

去年から今年にかけて、飛ぶ鳥農場さんは、本当に大変だった。
農場の移転、それもたくさんの鶏たち、ヒツジや猫などの動物たちとのお引越し。
移転予定地のたくさんの残置物の処分、今までの農場の後片付け。
小学校低学年を筆頭にしたお子さん達の生活と、お正月に控えた出産。
そして新居の建築。
雪が降る前になんとかしなければ、と焦りつつも天候に翻弄され、
鶏たちだけ先に引越したあとは、発足の大雪と海岸沿いの吹雪に難儀しながらの
望来-発足の往復生活。農場主さんは過労でダウンしたりしていた。
本当に、本当に、大変そうで、でも私達もここでの生活のスタートで躓き、
父の看取りもあって、ちっともお手伝いに行くことができなかった。
けれど、赤ちゃんは無事予定日にやってきてくれて、
一家も年明けに無事引っ越してきてくれて、晴れてご近所さんになった。
(ご近所、といっても軽く3km位は離れているんだけど)

で、忙殺されていて今年の味噌仕込はまだなんだそう。
今回の米麹を使って、寒仕込にはぎりぎりながら、お味噌を仕込むんだという。
で、「米麹づくりに興味津々の様子だったで、切り返しの時に来てみませんか」と
お誘いをいただいた。
飛ぶ鳥農場さんは卵を使ったお菓子の加工もされていて、
その加工場のオーブンで温度はばっちり管理できるんだそう。
是非是非! 私のイマイチだった友麹づくりは常温で一週間以上かかったけれど、
3日程度で麹ができあがるのであれば、その過程を是非とも目撃したい!


日の出頃、ご家族がまだ眠りについている飛ぶ鳥農場さんの加工場にそぉっとお邪魔する。
種きりの時はパラパラだったお米たちが、幾分白く麹菌をまとって、くっつきあっている。
良く洗った手で、二人してまたパラパラにほぐしていく。
うん、麹の香りがする。育ってる、育ってる。なんだか嬉しくなる。
「ちゃんと温度管理できると、こんなに早く麹菌が増殖するんですねぇ」と
感心しきりな私。
翌朝も、また加工場にお邪魔して、ほぐし作業を一緒にさせていただく。
もうね、市販の米麹みたいに、お米たちが白い菌糸でしっかりブロック状に固まっていて、
麹のいい香りが漂って。
短期間で、こんなに立派に育ってくれて。すごいなぁ、麹菌たち。
発酵って、いのちなんだなぁ。感動的。


貴重な機会を得て、大感謝ですっ!
その上、余った種菌をくださった。よ~し、私も挑戦するぞ!
あ、まずは手前味噌第二弾用に購入してある、市販の米麹を使ってからね。
てか、ウチは寒仕込には間に合わないなぁ。うまくいくかなぁ。
なんせ、第一弾も迂闊な失敗をしているからなぁ。

まぁ、よしんば うまくいかなくっても、作ったものはすべてめんこい。
呑気に、マイペースに、やりたいことを ひとつずつやっていこう。
しばらく漬物も漬けてないけど、また何か漬けようか。
色んな発酵をどんどん試していこうねぇ。


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1年分のスギナ茶づくり [保存食・手づくり]

ツクシが終わって、スギナがつんつんと伸び出してからというもの、
庭は一気に緑色に変わってきた。
陽が昇って朝露が光り出すと、スギナは俄然美しくなる。
そのたくさんの葉にびっしり水滴が付いて、宝石を散りばめたみたいに輝く。
かわいいなぁ、スギナ。
でも、スイセンやチューリップの周りをびっしり埋め尽くしそうで、
お花たちはちょっと窮屈そう。
除草というよりは間引きしましょうかね。
しかも、この子たちは間引いた後は私のお茶になってくれるのだ。

手でプチプチ摘めるので、手鎌のように「うっかり苗も刈っちゃった!」ってことがない。
大きめに育った子を選んで、プチプチ、プチプチ。
大きなザル一杯分摘んだら、ザブザブと水洗いを2回して、乾かす。
ああ、乾かしている間の、青い匂い。好きだなぁ。
天日干しすると、お陽さんと風のおかげで、半日でカサカサに乾く。
あとはキッチンバサミで適当な長さにサクサク切って、ストーブの上で煎っていく。
水分が無くなってきたら、時々手でザクッと握って
お茶に適度な大きさに砕くのだが、この時の香りも、ちくちく軽く刺さる感じも心地よい。
うん、香ばしい、おいしそうな香り。
あとは新聞紙に広げて、冷めたら瓶に詰めるだけ。
1回でインスタントコーヒー瓶いっぱいにスギナ茶ができあがった。

まだ伸びていないスギナも、次から次から どんどん伸びてくるはず。
スイセンやチューリップの花が終わる夏前に、庭の草たちを一気に刈ろうと思っているが、
それまでは伸びた分から間引きしながら、都度スギナ茶を作っていくつもりだ。
個人差はあろうが、リウマチなどの関節痛にいいらしい、と聞いた。
お茶として楽しめて、副産物として漢方薬の効果があるなら、嬉しいじゃないか。
去年も作って飲んでいたが、今回作るにあたって改めて調べてみたら、
1回に大さじ2杯くらいの量を淹れるらしかった。
「私の関節炎にはあんまり効かないなぁ」と思っていたが、
そもそもその半分量しか淹れていなかったんだ、と気が付く。
今年は1年分、たっぷり作ろう。
ストーブも起き抜けの時間しか焚かなくなってきたし、
今がスギナ茶づくりの適期だなぁ。
お茶になると思うと、「厄介者の雑草」スギナも、ありがたく摘めるね。


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仕込醤油の5月 [保存食・手づくり]

先月仕込んだ醤油=醪郷醤太郎くん。
毎日「元気に発酵しておくれ~」と櫂入れしていたが、
ふと講座の資料を見てみると、毎日櫂入れするのは最初の1週間だけで、
その後は醪の温暖期に入るので週2回の櫂入れをする、とあった。

うひゃ~、相変わらずの理解力不足、確認不足で、
本当は「温まってきたので、そろそろ そっとしておいてほしい」と言う時期に
毎日「どう、どう? 元気にしてる?」と おしゃべりしにやってくる
おばさんみたいになってたんだな。
ごめんごめん、今日からは週2回にするよ~。


それでも、最初は塩水と大豆麹が分離して大豆麹がぷかぷか浮いていたのに、
だんだんと沈んでいき、馴染んでいった。
今の醪郷醤太郎くんは、全体がお味噌みたいな色になって、
完全に塩水と同化した。
大豆麹もずいぶんふやけて、櫂入れをすると、最初と違う あたりの柔らかさがある。
最初のころは混ぜたヘラを引き上げると、うっすら色が付いた塩水が滴ったが、
今は少しとろみがかった、大豆の粒々が付いた液が滴る。
毎回ヘラから滴るその一滴を味見する。
ただの塩水から、少しずつ大豆麹の香りがした薄茶の塩水に、
そして、粒々が混じった茶色の液体に変わってきている。
まだちょっと塩味は尖っている。でも、「醤油の元」と思える味。

麹菌は塩水と混ぜた時点で死滅し、その後、耐塩性乳酸菌が働きだし、
それが消えていくに従って主発酵酵母が働き出す。
この時にゆっくり後熟酵母が働き始め、主発酵酵母が勢いを失っていくのに
とってかわるように後熟酵母が活躍する世界になっていくのだという。
すごいねぇ、醪郷醤太郎くん。
この瓶の中で色々な命が、順繰りで働いていくんだねぇ。
この瓶は、小さな宇宙。
こんな小さな世界の中で循環していくんだねぇ。

週明けに、また櫂入れするまで、今度こそゆっくり眠っておくれ。
6月までは週2回ペース。
毎日かき混ぜるようになる6月には、大好きな梅仕事も始まる頃かな。
こうやって、旬を追いかけながら手仕事も順繰りで移り変わる。
ありがたくて、楽しくて、シアワセ。


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よもぎオイル作り [保存食・手づくり]

5/24。
夜半から雨が降り出したので今日の外仕事はお休み。
摘んだよもぎで、作ってみたかった『よもぎオイル』に挑戦してみよう。
半分は天日乾燥でお茶にして、
残り半分を低温の太白胡麻油でゆ~っくりエキスを抽出していく。
生の状態だとクロロフィルが多いのでキレイな緑色になるらしいが、
2日ほど天日乾燥していたので、黄色いオイルになった。

小さなガラス瓶に漉しながら詰めていたが、溢れてこぼしてしまった。
慌ててコットンで拭き取って、
「勿体ないな」と思い、手に付けてみた。
抽出が足りないのか強い香りではないが、ふわ~んと よもぎ独特の香り。
ああ、これ、好きかも。
これをワセリンに混ぜるとクリームにもなるのかぁ。
今度札幌に行った時に、クリームケースを調達して来よう。ふふふ。
去年のドクダミといい、このよもぎといい、
身近なハーブって、いい香りだし、なんか安心するなぁ。

オイルを漉した後のよもぎも勿体ないなぁ。
胡麻油とよもぎで出来ているのだから、
細かく刻んでパンとかお菓子に混ぜ込んでみようか。


色々調べていると、スギナでもチンキやオイルを作っている人がいるんだね。
スギナは髪にいい、とスギナリンスを作っている人もいた。
へぇ~。色んな事を試しているんだなぁ。面白い。

同じ土地で、同じ空気と水を共有しながら生きている植物たちを使って、
口に入れるも肌につけるものを、賄えていける生活が理想だなぁ。
次回大々的に草刈りをする時は、もう一度
生よもぎと、生スギナでチンキやオイルを作ってみようっと。


午後になって雨が止み、少し晴れ間が出てきた頃、ダーリンが帰宅する。
二人で一服しながら、冬とはすっかり様変わりした向かいの山をぼぉ~っと見る。
あんなに枯れて色が無かった山が、新緑で青々している。
その緑の色の豊富なこと! 緑だけで何十色も絵の具ができそうだ。
田んぼの水に映る山の緑と、稲のなんとも可愛らしい緑。
見ているだけで、なんだか頬が緩んできちゃう。
「ほら、あっちの高い山の向こう。夏の雲が出てる」とダーリン。
ほんとだー。もくもく、入道雲の、でもまだ迫力のないやつ。雲まで可愛らしいや。

発足では田植えの時期が、本州で言う八十八夜頃にあたるのかなぁ。
 ♪夏も近づく 八十八夜
  野にも山にも 若葉が繁り
  あれにみえるは 茶摘みじゃないか ・・・って、まさに今がその時期だよね。
まぁ、私の茶摘みは、野草なんだけど。


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今年初の梅仕事 [保存食・手づくり]

先週トドックで小梅を注文した。
カリカリ梅を漬けようと、卵の殻を洗って、内側の卵核膜を剥がして、
天日干しにしたものを用意していた。
これを一緒に漬けると、カルシウムが梅酢に溶け出してカリカリに漬かるからだ。
ところが、肝心の塩の手配を忘れていた。
あら塩はあるが、梅干しはどうしても海水塩を使いたかった。
海水塩が届くのを待っていたら、青梅が熟してきてしまい、カリカリ梅には柔らかすぎる。
予定を変更して、梅シロップを作ることにした。

小梅は実が薄くて梅酢が上がりにくいので、半分に割って漬けよう。
へたを取って・・・ぐるりと一周包丁を入れて・・・
木べらで上から押して割って・・・砂糖と梅を交互に瓶に詰めて、仕込完了!
ああ、久しぶりだなぁ、梅仕事。大好き。
うまく梅酢が上がるかなぁ。小梅でシロップを作るの、初めてだからなぁ。
とにかく私の夏の元気の素となる梅シロップ。よろしく頼む!


ダーリンから、昼過ぎに連絡が入る。
「庭に山菜採りに行く人が居るけど、不審者じゃないからね」と。
漁師食堂でお世話になっている漁師さんのお父さんと、
網外しで一緒に作業した「浜のかあさん」と呼んでいる人が来るらしい。
「育ちすぎててもいいから、って行者ニンニクを取りに行くけど、
ウドの場所も案内してあげて」とのこと。

そうこうしているうちに、お父さんの車がやってきた。
私も数回お目にかかったことがある。
冬に倉庫の雪下ろしをしている時に届け物をしに来てくれて、雪の量に驚いていたっけ。
「こんなに育っちゃってるけど大丈夫ですか~」と尋ねると、
「なんも、なんも。醤油漬けにする分だから」と、浜のかあさんは慣れたもの。
「ミツバもウドもありますよ」
「ああ、それは大丈夫。それより、ここドクダミがいっぱいだから、お茶にしなさい」と
教えてくれる。
やっぱり、地元の人は身近な素材として野草を活用しているんだなぁ。

私も、浜のかあさんみたいに、
気負わず、ちゃちゃっと活用していけるようになろうねぇ。


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フォカッチャを焼いてみる [保存食・手づくり]

5/27。
朝から雨。なかなか圃場の畝が出来上がらないので、
購入した苗も少しずつ大きくなってきて、早く定植してもらいたそうだ。
でも、まだ地温が上がっていない感じがするんだ。
ちょこちょこ草を刈っている庭は、同じように一日中陽が当たる場所だと、
ヨモギは焼けちゃってる。
けれど、圃場はそこそこ高い草に覆われているので、草刈りをすると
地際がひんやりした感じがあるし、ヨモギやスギナも庭に比べると若い。
開けた場所だから、最近の強い風も気になるところ。
きっと、畝ができた所から順に、寒さや風に強いものから定植していくことになりそう。

さて。ネットでフォカッチャを作る動画を見てしまって、
俄然作ってみたい意欲にかられた。
実は私、小麦粉があんまり体に合わないんじゃないのかと思う。
こってりしたラーメンでこっぴどくお腹を壊したこと(しかも外出先で)があってから、
ラーメン自体が怖くなって、外食でラーメンを食べることは、ほぼ無い。
ダーリンが飲食業のために夕食が深夜1時、2時、という札幌在住時に、
仕事の帰り道にパンを買って帰り、
それを食べながら帰りを待つ、が習慣になっていた時期があった。
この時期はてきめんに、夕食が終わって就寝したあとで真夜中にお腹を壊していた。
パスタもパンも麺類も好きなので、よく食卓にのぼっていたのだが、
2食も小麦粉モノが続くと、途端にお腹を壊す。
何度もカラダが同じ反応を起こすので、「もしかして小麦粉、合わない?」と気がついた。
今はむやみやたらに小麦粉モノを食べないようにしているけど、パン、好きなんだよね~。


高加水フォカッチャなど作ったこともないが、動画では簡単に作っているように見える。
ただヘラで混ぜては発酵・パンチを繰り返すだけで、
型が無くても天板に広げて焼くだけでできるなんて、作ってみるしかないのぉ。うほほ。
今日は薄ら寒いので、発砲スチロールに湯たんぽを仕込んで、箱の中で発酵させよう。

3回発酵させて、最後は天板に広げてから最終発酵、という手順だったが、
3回目発酵の最中に、予想より早めにダーリンが帰ってきてしまった。
やっぱり平日はお客さんが少ないのかな。間に合わなかった~。
最終発酵を省いて、急いで天板に広げ、焼き始める。
ご飯代わりにしたいので、ミニトマト、玉ねぎ薄切り、ヨモギオイルの残り葉を埋め、
チーズをばらばらと撒いてオーブンで20分。
ダーリンも空腹だろうが、何より私自身が腹ペコだ。
焼けるまで、「早く、早く」とじたばたしながら待つ。
あ! トッピングの最後に塩・コショウが必要だった!
「そういうとこだぞ」とダーリンに指摘される。へいへい、失礼しました~。


結論。美味しかったです。
発酵が短めだったとはいえ、充分に膨らみ、外はパリッで中もっちり。
トッピングなしでも充分美味しそうなので、今後もやってみよう。
え~、ヨモギオイルの残り葉は、ジャマもせず、主張もせず。
たまたま噛みしめた時に「ん? 今遠くによもぎの香り?」位の香りの薄さ。
ローズマリーの代わりにと思ったが、無駄にせずに済んだ、程度の役割だった。
スープに散らした方が香りが立ったけど、まぁこれもアリだ。

また作りた~い。
でも、次回は室温でも充分発酵するくらいの気温になってからにしようかな。
お腹のためにも、間隔を空けなきゃね。


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