猫と暮らすということ [猫のいる生活]
日を追うごとに、僕らの子猫に対しての態度が甘々になっていく。
最初は「ねぇね」と呼んでいたのに、
「ねぇねちゃん」→「ねねちゃ~ん」→「ねねちゅわ~ん」と変化。
猫なで声を出しているのは、猫ではなく僕らの方だ。
顔を見て呼びかける時以外は、ちょっと冷静に「ねねクロ」と一括りに呼ぶ。
(ももクロみたいだね)
ダーリンが、「BERA~! ねねクロが~。こんなことしてる~」とサンルームで叫ぶ。
懸案の「サンルームの温室に囲いをつける」ために立てかけていたプラ段。
テーブルに飛び乗り、その垂直に立てているプラ段を踏切板にして、
二段跳びでカーテンレールの上に登って、不安定にへこへこと歩いていた。
すごいなぁ~、この身体能力。
70cmの高さは爪が立てられないツルツルの素材でも、
後ろ足までシュタッと着地できるジャンプ力はついてしまった。
だからもう、食卓テーブルも台所も当たり前に登ってくる。
それどころか、助走すれば
こんな垂直の面まで使って180cmの高さも登れちゃうんだなぁ。
恐るべし、小さななりした野獣。
プラ段を踏切板にしちゃうなら、囲いをつけても意味ないかもしれないなぁ。
かえってカーテンレールに頻繁に登っちゃうようになるかもね。
そんなことがあって、ダーリンは仮眠をとりに2階へ上がり、
ねねクロも落ち着いて眠り始めたと思ったころ、
にわかにクロちゃんの挙動がおかしくなった。
ごはんや「ここ開けて」などの要求と、虫を見つけた時くらいしか鳴かないのだが、
何度も連続して鳴き出した。
トイレに出たり入ったりしながら、いつもと違う鳴き方で何かを訴えている。
以前、段ボールとか輪ゴムとか、拾い喰いした異物の排泄時にもこんな声で鳴いていた。
でもその時よりも切羽詰まった感じで鳴き続ける。
トイレの中でうずくまって鳴きながら、出てこなくなった。
わぁ、どうしよう、どうしよう。
サンルームの騒ぎの時に私はチョコビスケットを食べながらお茶していた。
それを中途で放り出して大騒ぎをした後、ふとダーリンが
「なんでこれここに落ちてるの?」と食べかけのチョコビスケットを拾い上げた。
血の気が引いた。
チョコの部分に爪の痕があった。
猫にとっての毒物、チョコレートを口にしてしまったかもしれない!
今クロちゃんが苦しんでいるのはそのせい?
申し訳なさでいっぱいになった。私のせいかも!私のせいかも!
オロオロしながら見守るうちに、クロちゃんが吐いた。
いったん吐いてトイレから出てきたが、ほどなくしてまた同じことを繰り返し、
その度に、吐きたいのか排泄したいのかわからないようで、トイレにうずくまり、
結局3回、吐いた。
最後に吐いた時、固形物を吐き出した。軟骨がくっついた魚の皮のようなものだった。
子猫にとっては けっこう大きな塊りを、噛まずに丸呑みしたのだろう。
しまった。ほぐし方が甘かった。
一時間ほど元気なく丸くなっていたが、
ねぇねにつられて水を飲んだり、キャットフードを食べるようになったので
ほっと胸を撫で下ろしたが、普段通りの元気を取り戻すまで丸一日かかった。
大事には至らなかったが、猫にとっての毒物の管理の甘さ、
手づくりウェットフードの与え方の雑さに、反省点がいっぱいだ。
あの、「具合悪いよぉ~」「気持ち悪いよぉ~」と訴えていた鳴き声は忘れられない。
猫と暮らすということは、もっと猫の目線で考えていかないと危険がいっぱいなのだ。
祭壇に飾る花を作っている時は、刃物に手を出さぬように気をつけるだけでなく、
輪ゴムや切った茎を盗まれないようにしなければ。
そもそも、猫にとって毒物とされる花を選ばないようにしなければ。
調理だって、ネギ科・ナス科・ユリ科に香辛料、生肉や生魚と注意すべき食材がいっぱい。
子猫たちは、「何? 新しいモノ? 確認、確認」「美味しいの? 味見、味見」
「何を動かしてるの? 遊ぶ、遊ぶ」と
ただただ好奇心で寄ってきちゃうイキモノなのだ。
彼らが健やかに暮らせるように、もっと、ていねいに、ていねいに。
猫がしたいことの先読みをして注意しなければ。
もっと気をつけるよ。どうか、元気で長生きしておくれ。
私達も、必ずや、君たちより長生きするよ。一緒に楽しく年をとろうね。
最初は「ねぇね」と呼んでいたのに、
「ねぇねちゃん」→「ねねちゃ~ん」→「ねねちゅわ~ん」と変化。
猫なで声を出しているのは、猫ではなく僕らの方だ。
顔を見て呼びかける時以外は、ちょっと冷静に「ねねクロ」と一括りに呼ぶ。
(ももクロみたいだね)
ダーリンが、「BERA~! ねねクロが~。こんなことしてる~」とサンルームで叫ぶ。
懸案の「サンルームの温室に囲いをつける」ために立てかけていたプラ段。
テーブルに飛び乗り、その垂直に立てているプラ段を踏切板にして、
二段跳びでカーテンレールの上に登って、不安定にへこへこと歩いていた。
すごいなぁ~、この身体能力。
70cmの高さは爪が立てられないツルツルの素材でも、
後ろ足までシュタッと着地できるジャンプ力はついてしまった。
だからもう、食卓テーブルも台所も当たり前に登ってくる。
それどころか、助走すれば
こんな垂直の面まで使って180cmの高さも登れちゃうんだなぁ。
恐るべし、小さななりした野獣。
プラ段を踏切板にしちゃうなら、囲いをつけても意味ないかもしれないなぁ。
かえってカーテンレールに頻繁に登っちゃうようになるかもね。
そんなことがあって、ダーリンは仮眠をとりに2階へ上がり、
ねねクロも落ち着いて眠り始めたと思ったころ、
にわかにクロちゃんの挙動がおかしくなった。
ごはんや「ここ開けて」などの要求と、虫を見つけた時くらいしか鳴かないのだが、
何度も連続して鳴き出した。
トイレに出たり入ったりしながら、いつもと違う鳴き方で何かを訴えている。
以前、段ボールとか輪ゴムとか、拾い喰いした異物の排泄時にもこんな声で鳴いていた。
でもその時よりも切羽詰まった感じで鳴き続ける。
トイレの中でうずくまって鳴きながら、出てこなくなった。
わぁ、どうしよう、どうしよう。
サンルームの騒ぎの時に私はチョコビスケットを食べながらお茶していた。
それを中途で放り出して大騒ぎをした後、ふとダーリンが
「なんでこれここに落ちてるの?」と食べかけのチョコビスケットを拾い上げた。
血の気が引いた。
チョコの部分に爪の痕があった。
猫にとっての毒物、チョコレートを口にしてしまったかもしれない!
今クロちゃんが苦しんでいるのはそのせい?
申し訳なさでいっぱいになった。私のせいかも!私のせいかも!
オロオロしながら見守るうちに、クロちゃんが吐いた。
いったん吐いてトイレから出てきたが、ほどなくしてまた同じことを繰り返し、
その度に、吐きたいのか排泄したいのかわからないようで、トイレにうずくまり、
結局3回、吐いた。
最後に吐いた時、固形物を吐き出した。軟骨がくっついた魚の皮のようなものだった。
子猫にとっては けっこう大きな塊りを、噛まずに丸呑みしたのだろう。
しまった。ほぐし方が甘かった。
一時間ほど元気なく丸くなっていたが、
ねぇねにつられて水を飲んだり、キャットフードを食べるようになったので
ほっと胸を撫で下ろしたが、普段通りの元気を取り戻すまで丸一日かかった。
大事には至らなかったが、猫にとっての毒物の管理の甘さ、
手づくりウェットフードの与え方の雑さに、反省点がいっぱいだ。
あの、「具合悪いよぉ~」「気持ち悪いよぉ~」と訴えていた鳴き声は忘れられない。
猫と暮らすということは、もっと猫の目線で考えていかないと危険がいっぱいなのだ。
祭壇に飾る花を作っている時は、刃物に手を出さぬように気をつけるだけでなく、
輪ゴムや切った茎を盗まれないようにしなければ。
そもそも、猫にとって毒物とされる花を選ばないようにしなければ。
調理だって、ネギ科・ナス科・ユリ科に香辛料、生肉や生魚と注意すべき食材がいっぱい。
子猫たちは、「何? 新しいモノ? 確認、確認」「美味しいの? 味見、味見」
「何を動かしてるの? 遊ぶ、遊ぶ」と
ただただ好奇心で寄ってきちゃうイキモノなのだ。
彼らが健やかに暮らせるように、もっと、ていねいに、ていねいに。
猫がしたいことの先読みをして注意しなければ。
もっと気をつけるよ。どうか、元気で長生きしておくれ。
私達も、必ずや、君たちより長生きするよ。一緒に楽しく年をとろうね。
煙突ストーブ始動 [猫のいる生活]
11月最初の朝は寒かった。
田んぼの向こうは濃い霧で見通せない。
山の端が透けて見えるので、厚田川に沿って けあらしのような状態なのかしら。
ここんとこ、ず~っと雨だ。
見渡す限り雨雲がかかっている薄暗い一日もあれば、
お陽さんが昇って山の向こうに青空が出てきても、
おうち側は厚い雲に覆れていて、明るいのに断続的に雨が降っているような
不思議な天気の日もあり、とにかく雨が続いている。
これまでずっとポータブルストーブで うすら寒さを凌いできた。
今季最初の灯油配達は11月中旬予定。灯油タンクのメーターは半分位。
そろそろ煙突ストーブを焚き始めても灯油切れはなさそうだ。
よし、11/1をもって いよいよ本格的にストーブ始動だ!
前回のダーリンの休日に、ストーブ周りだけでも改善しようと、
ふたりで床の一部に補強板を敷いて、タイルカーペットを並べる事前準備をした。
これでブカブカの床を踏み抜く心配がなくなり、
子猫がかじり散らかすウレタンマットも撤去でき、踏み心地も安心感もアップだ。
約半年ぶりにストーブ点火。
ああ~。ほわ~んと部屋全体があったまる。
「あったかいはシアワセ、だね」とダーリンが言う。
うん、ポータブルストーブの局所的な暖かさとはまた違って、
煙突ストーブって、暖まり方が優しい~。
ストーブ始動前は、煙突もストーブの上も通路にして走り抜けていた子猫たちも、
載ってはいけない熱さであることは半ば理解しているようで、
ストーブ周りをそろりそろりと匂いを嗅いで しばらく検証しきりだった。
警戒心より好奇心が勝るクロちゃんは、ストーブの1㎜近くまで鼻先を近づけている。
おいおい、そのまま鼻先がくっついちゃうと、
チュンッ!と一瞬でやけどしちゃうぞ。痛~い鼻提灯ができちゃうぞ~。
ああ、お部屋中がなんとなく冬の匂いがする。
今日はストーブの上でコトコト煮炊きしようかしらと、つい にんまりしちゃう。
あれ、君たち、馴染むのが早かったねぇ。早速特等席キープかい。
田んぼの向こうは濃い霧で見通せない。
山の端が透けて見えるので、厚田川に沿って けあらしのような状態なのかしら。
ここんとこ、ず~っと雨だ。
見渡す限り雨雲がかかっている薄暗い一日もあれば、
お陽さんが昇って山の向こうに青空が出てきても、
おうち側は厚い雲に覆れていて、明るいのに断続的に雨が降っているような
不思議な天気の日もあり、とにかく雨が続いている。
これまでずっとポータブルストーブで うすら寒さを凌いできた。
今季最初の灯油配達は11月中旬予定。灯油タンクのメーターは半分位。
そろそろ煙突ストーブを焚き始めても灯油切れはなさそうだ。
よし、11/1をもって いよいよ本格的にストーブ始動だ!
前回のダーリンの休日に、ストーブ周りだけでも改善しようと、
ふたりで床の一部に補強板を敷いて、タイルカーペットを並べる事前準備をした。
これでブカブカの床を踏み抜く心配がなくなり、
子猫がかじり散らかすウレタンマットも撤去でき、踏み心地も安心感もアップだ。
約半年ぶりにストーブ点火。
ああ~。ほわ~んと部屋全体があったまる。
「あったかいはシアワセ、だね」とダーリンが言う。
うん、ポータブルストーブの局所的な暖かさとはまた違って、
煙突ストーブって、暖まり方が優しい~。
ストーブ始動前は、煙突もストーブの上も通路にして走り抜けていた子猫たちも、
載ってはいけない熱さであることは半ば理解しているようで、
ストーブ周りをそろりそろりと匂いを嗅いで しばらく検証しきりだった。
警戒心より好奇心が勝るクロちゃんは、ストーブの1㎜近くまで鼻先を近づけている。
おいおい、そのまま鼻先がくっついちゃうと、
チュンッ!と一瞬でやけどしちゃうぞ。痛~い鼻提灯ができちゃうぞ~。
ああ、お部屋中がなんとなく冬の匂いがする。
今日はストーブの上でコトコト煮炊きしようかしらと、つい にんまりしちゃう。
あれ、君たち、馴染むのが早かったねぇ。早速特等席キープかい。
Beatbox三昧
普段から就寝時間が早い我が家。
11/1~11/4までの3日間は私だけ夜更かししている…つったって21:00までだけど。
何故なら!
大好きな Human Beatboxの世界大会、
『GRAND BEATBOX BTTLE 2024』が日本で開催され、
そのLIVE配信があったからなのだ!
残念ながら4日目は見逃してしまったが、
3日間、家事も子猫の相手も二の次にして、ワクワクで視聴したよ~!
Beatboxを「ああ、アカペラのパーカッションか」と思う人も多いと思うが、
私にとってはかなり違うモノだ。
疑似楽器として人の口だけでパーカッションを演奏するのと、
楽器の音を表現するだけでなく「人外」と言われるほどの特殊音も含めて
人間から出る音で音楽を奏で、ビートを刻み、グルーブを生んでいくのがBeatboxで、
演奏する人によって同じ技でも音も響きも、時には出し方だって、
それぞれの口の中の形によって異なるのが面白い。
くくりで言えばHIPHOPジャンルのストリートカルチャーなので、
バトル形式で勝ち上がって世界一を獲るのだが、
大会出場に至るまでの動画予選からして盛り上がる。
今回のようにすでに終わった大会でも、結果を知った上でまた
動画予選を見直すのも、「今年はこういう傾向だったのか」とわかり、味わい深い。
私はGBB2021の後にBeatboxを知ったので歴は浅い。
ハマるきっかけとなったSHOW-GOさんのような、
フツーに曲として繰り返し聴いていられるBeatboxが好きなので、
過去の予選動画=Wildccaadを遡ってお気に入りを掘っていくのも楽しい。
そして今大会、SHOW-GOさんと同じように繰り返し聴いている
JAIROという日本のタッグチームが世界一を獲って、ひとりで大喜び。
さらにさらに、一時期Beatboxシーンを離れたいたというレジェンド、
BATACOさんがショーケースで登場し、
世界チャンピオンたちを従えたコラボが感涙ものだった。
大会直前にSHOW-GOさんをフィーチャーした動画が上がっていて胸を熱くしたのに、
同じ曲を世界チャンプたちと披露したのが、もう。たまらなかった。
他にもたくさん感想を述べたいBeatboxerがいたけど、
にわかファンにはうまく言葉にできない。
けど、けど、いや~、ホントに楽しかった!
GBB2025も、なんと東京開催が決定したとのこと。
来年もまたライブ配信を楽しめるのかなぁ。だとしたら、嬉しいなぁ。
しばらくはアーカイブで振り返りながら、来年への期待に胸を膨らまそう。
おばあちゃんになっても新しい楽しみって、見つかるもんだねぇ。
満腹、満腹。ごちそうさまでした。
11/1~11/4までの3日間は私だけ夜更かししている…つったって21:00までだけど。
何故なら!
大好きな Human Beatboxの世界大会、
『GRAND BEATBOX BTTLE 2024』が日本で開催され、
そのLIVE配信があったからなのだ!
残念ながら4日目は見逃してしまったが、
3日間、家事も子猫の相手も二の次にして、ワクワクで視聴したよ~!
Beatboxを「ああ、アカペラのパーカッションか」と思う人も多いと思うが、
私にとってはかなり違うモノだ。
疑似楽器として人の口だけでパーカッションを演奏するのと、
楽器の音を表現するだけでなく「人外」と言われるほどの特殊音も含めて
人間から出る音で音楽を奏で、ビートを刻み、グルーブを生んでいくのがBeatboxで、
演奏する人によって同じ技でも音も響きも、時には出し方だって、
それぞれの口の中の形によって異なるのが面白い。
くくりで言えばHIPHOPジャンルのストリートカルチャーなので、
バトル形式で勝ち上がって世界一を獲るのだが、
大会出場に至るまでの動画予選からして盛り上がる。
今回のようにすでに終わった大会でも、結果を知った上でまた
動画予選を見直すのも、「今年はこういう傾向だったのか」とわかり、味わい深い。
私はGBB2021の後にBeatboxを知ったので歴は浅い。
ハマるきっかけとなったSHOW-GOさんのような、
フツーに曲として繰り返し聴いていられるBeatboxが好きなので、
過去の予選動画=Wildccaadを遡ってお気に入りを掘っていくのも楽しい。
そして今大会、SHOW-GOさんと同じように繰り返し聴いている
JAIROという日本のタッグチームが世界一を獲って、ひとりで大喜び。
さらにさらに、一時期Beatboxシーンを離れたいたというレジェンド、
BATACOさんがショーケースで登場し、
世界チャンピオンたちを従えたコラボが感涙ものだった。
大会直前にSHOW-GOさんをフィーチャーした動画が上がっていて胸を熱くしたのに、
同じ曲を世界チャンプたちと披露したのが、もう。たまらなかった。
他にもたくさん感想を述べたいBeatboxerがいたけど、
にわかファンにはうまく言葉にできない。
けど、けど、いや~、ホントに楽しかった!
GBB2025も、なんと東京開催が決定したとのこと。
来年もまたライブ配信を楽しめるのかなぁ。だとしたら、嬉しいなぁ。
しばらくはアーカイブで振り返りながら、来年への期待に胸を膨らまそう。
おばあちゃんになっても新しい楽しみって、見つかるもんだねぇ。
満腹、満腹。ごちそうさまでした。
冬タイヤ交換 [厚田民生活 二巡目]
文化の日の連休、お店は そこそこ混んだが
ハイシーズンのような人出ではなくなったらしい。
ダーリンはワンオペで大変だったようだが、帰宅後に
友人:内装のプロご夫妻が、札幌からお店に食べに来てくれた、と喜んでいた。
ここ数日ですっかり落葉が進み、
向かいの山は針葉樹の濃い緑色と、枝の枯れ色が主体の、冬の色に変わってしまった。
葉が落ちて露わになった白樺の幹が骨みたいで、なんとも寒々しい。
札幌でさえ初雪が降ったことだし、今週が冬タイヤ交換の限界かも。
ダーリンの休日初日、.日中も10℃を下回るほど寒くて、
それでもせっせとタイヤ交換をしてくれた。
途中、冷たい雨が降り出してダーリンはずぶ濡れだ。
「雨だから少し休みなよ~」と声をかけても「もう少し」と止めようとしない。
屋根を叩くバチバチという大きな雨音の響く中、
駐車場と倉庫を往復して車を移動させた後、やっとおうちに戻ってきた。
「クルマ、ぶつけちゃった」とショボン。
見ると、ステーションワゴン君の後部がペコン、と凹んでいた。
最近とみに視力が落ちてきているダーリン、バックがとんと苦手になってきているのだ。
老眼になってきていることもあるのだろう。光のコントラストにめっぽう弱い。
雪の影の濃淡で路肩を見極めなければならない積雪路面では、
この微妙な濃淡が見えていないんだな、と判り、運転を代わったこともある。
私も老眼になってから、とにかく暗い所が見えなくて夜の運転が苦手になった。
元々乱視で、特に光が乱反射して見えるような乱視のせいで
対向車のヘッドライトが眩しくて目つぶしを喰らったぐらい見えなくなる。
ただ、ダーリンの場合、視界が極端に狭くなったので、
おそらくバックの際、左右交互の後方確認が困難になったと思われる。
左右の視力差も進んで、距離感がつかめないのかな、とも思われる。
あきらかに老眼や乱視を超えた目の不調と思われるのに、
店の冬季休業まではと思っているのか、
「マジで病院に行った方がいいよ」と言っても、生返事で病院に行こうとしない。
不安なのかな。自信を失っているのかな。
見えないことが原因だと判っているから、運転がヘタだと言っている訳じゃないのに。
穏やかな人だけど、嫌なことには頑なに、首を縦に振らないところがあるんだよな。
どうしたらいいんだろう。何ができるだろう。
明日は札幌へ仕入れに行く。
運転させてもらいたいけど、嫌がるかなぁ・・・。
ハイシーズンのような人出ではなくなったらしい。
ダーリンはワンオペで大変だったようだが、帰宅後に
友人:内装のプロご夫妻が、札幌からお店に食べに来てくれた、と喜んでいた。
ここ数日ですっかり落葉が進み、
向かいの山は針葉樹の濃い緑色と、枝の枯れ色が主体の、冬の色に変わってしまった。
葉が落ちて露わになった白樺の幹が骨みたいで、なんとも寒々しい。
札幌でさえ初雪が降ったことだし、今週が冬タイヤ交換の限界かも。
ダーリンの休日初日、.日中も10℃を下回るほど寒くて、
それでもせっせとタイヤ交換をしてくれた。
途中、冷たい雨が降り出してダーリンはずぶ濡れだ。
「雨だから少し休みなよ~」と声をかけても「もう少し」と止めようとしない。
屋根を叩くバチバチという大きな雨音の響く中、
駐車場と倉庫を往復して車を移動させた後、やっとおうちに戻ってきた。
「クルマ、ぶつけちゃった」とショボン。
見ると、ステーションワゴン君の後部がペコン、と凹んでいた。
最近とみに視力が落ちてきているダーリン、バックがとんと苦手になってきているのだ。
老眼になってきていることもあるのだろう。光のコントラストにめっぽう弱い。
雪の影の濃淡で路肩を見極めなければならない積雪路面では、
この微妙な濃淡が見えていないんだな、と判り、運転を代わったこともある。
私も老眼になってから、とにかく暗い所が見えなくて夜の運転が苦手になった。
元々乱視で、特に光が乱反射して見えるような乱視のせいで
対向車のヘッドライトが眩しくて目つぶしを喰らったぐらい見えなくなる。
ただ、ダーリンの場合、視界が極端に狭くなったので、
おそらくバックの際、左右交互の後方確認が困難になったと思われる。
左右の視力差も進んで、距離感がつかめないのかな、とも思われる。
あきらかに老眼や乱視を超えた目の不調と思われるのに、
店の冬季休業まではと思っているのか、
「マジで病院に行った方がいいよ」と言っても、生返事で病院に行こうとしない。
不安なのかな。自信を失っているのかな。
見えないことが原因だと判っているから、運転がヘタだと言っている訳じゃないのに。
穏やかな人だけど、嫌なことには頑なに、首を縦に振らないところがあるんだよな。
どうしたらいいんだろう。何ができるだろう。
明日は札幌へ仕入れに行く。
運転させてもらいたいけど、嫌がるかなぁ・・・。
初雪、即、積雪 [厚田の風景]
昨夜も降っていた雨。
夜明け前に起きると、窓の外が白っぽい。
わぁ~、雪が積もってる! とうとう来たか~。
私の知る限りでは厚田の初雪だと思うけど、いきなり銀世界かぁ~。
今季の初雪は、11/8と私の中で認定。
今日は仕入れのついでに、札幌の姉に 厚田の鮭とイクラも届けようと思う。
ひとり暮らしなんで、ちょっぴりのお裾分け。
会ったついでに一緒にランチしよう、と打ち合わせていたが、札幌の天気や如何に。
ランチの間の1時間位を利用して、
コインランドリーで布団類の洗濯・乾燥までこなしたい。
そして、なんとしても陽が暮れる前に厚田に辿り着きたい。
ダーリンが出発準備で雪かきをしてくれていた。
布団袋などあれこれ積み込み、「運転機会の少ないBERAが冬道訓練します!」と
運転席に乗り込んで、いざ出発、となった。
が、エンジンがかからない。
カチカチカチと音がして、オイルのランプが点灯するだけ。
ダーリンが、オイルのチェックをし、オイルを足してくれたが、まったく変化なし。
銀世界なだけでなく雪も降って来ていた。
私は車の中で待っていただけだったが、ダーリンは色々手を尽くして冷え切っていた。
「ダメだ。今日は中止だ」
「お店の食材は大丈夫なの?」
「明日の分はある」
そんな訳で諦めておうちに入り、急ぎ姉に中止のメールを打ち始めた。
のろのろと文面を入力している間に、
姉から「札幌はすごく降ってるよ、日を改めたら?」とメールが届いた。
ありゃりゃ。テレパシーでも送っちゃったかしら、と中止の旨を送信した。
雪の降りしきる中、布団袋をまた下ろそうとしたら、後部ハッチが開かない。
ダーリンが試してもビクとも動かない。
仕方がないので後部ドアからズリズリ引き出し、
ガソリン給油ついでにと積み込んだ灯油タンクも、と
バタバタ積荷を下ろして おうちに戻った。
どうする? 明日。
車が動かないと店にいくこともできないよ。
どこかに修理に出すとして、代車はあるのか?
近隣の自動車修理工場を思い出しても、代車を用意してそうな風はなかったよなぁ。
深刻な顔のダーリンを尻目に、
留守番のはずが 私達が戻ってきたもんだから、子猫たちは嬉しそうだった。
夜明け前に起きると、窓の外が白っぽい。
わぁ~、雪が積もってる! とうとう来たか~。
私の知る限りでは厚田の初雪だと思うけど、いきなり銀世界かぁ~。
今季の初雪は、11/8と私の中で認定。
今日は仕入れのついでに、札幌の姉に 厚田の鮭とイクラも届けようと思う。
ひとり暮らしなんで、ちょっぴりのお裾分け。
会ったついでに一緒にランチしよう、と打ち合わせていたが、札幌の天気や如何に。
ランチの間の1時間位を利用して、
コインランドリーで布団類の洗濯・乾燥までこなしたい。
そして、なんとしても陽が暮れる前に厚田に辿り着きたい。
ダーリンが出発準備で雪かきをしてくれていた。
布団袋などあれこれ積み込み、「運転機会の少ないBERAが冬道訓練します!」と
運転席に乗り込んで、いざ出発、となった。
が、エンジンがかからない。
カチカチカチと音がして、オイルのランプが点灯するだけ。
ダーリンが、オイルのチェックをし、オイルを足してくれたが、まったく変化なし。
銀世界なだけでなく雪も降って来ていた。
私は車の中で待っていただけだったが、ダーリンは色々手を尽くして冷え切っていた。
「ダメだ。今日は中止だ」
「お店の食材は大丈夫なの?」
「明日の分はある」
そんな訳で諦めておうちに入り、急ぎ姉に中止のメールを打ち始めた。
のろのろと文面を入力している間に、
姉から「札幌はすごく降ってるよ、日を改めたら?」とメールが届いた。
ありゃりゃ。テレパシーでも送っちゃったかしら、と中止の旨を送信した。
雪の降りしきる中、布団袋をまた下ろそうとしたら、後部ハッチが開かない。
ダーリンが試してもビクとも動かない。
仕方がないので後部ドアからズリズリ引き出し、
ガソリン給油ついでにと積み込んだ灯油タンクも、と
バタバタ積荷を下ろして おうちに戻った。
どうする? 明日。
車が動かないと店にいくこともできないよ。
どこかに修理に出すとして、代車はあるのか?
近隣の自動車修理工場を思い出しても、代車を用意してそうな風はなかったよなぁ。
深刻な顔のダーリンを尻目に、
留守番のはずが 私達が戻ってきたもんだから、子猫たちは嬉しそうだった。
動け!ステーションワゴン君 [厚田民生活 二巡目]
車の保険にロードサービスが付いていたことを思い出し、
ダーリンが電話をかけていた。
札幌も雪で混乱しているのか、「札幌からは午後になるって」と電話の合間に教えてくれる。
「石狩と言っても奥の厚田なんで・・・ええ、札幌以外からでも」と話している。
電話が終わって、「レッカー車差し向けてくれるって。新十津川から」と。
ええ~! そんな遠くから、はるばる!?
なんとか午前中の遅い時間、11時過ぎくらいには来てくれるらしい。
いや~、恐縮、恐縮。
11時半ころ、レッカー車がやってきた。
万一レッカーされていった場合に備えて、
運転時の偏光サングラスなどダッシュボードの中身はおうちに移動させておいた。
雪が降る寒い中、ボンネットを開けて
担当者さんとダーリンが外で何やら話している。
15分くらい経っただろうか。窓を開けて外の声を聞こうとしたら、
エンジン音がしているような気がする。
あ、後部ハッチも開いたんだ。
もしかして、このまま動いて、レッカーせずに済むのか?
頼む!動け! 動いてくれ、ステーションワゴン君!
公共交通機関の無い田舎生活では、君が動いてくれないことには始まらないんだ!
あ、もしかしてこのまま作業が終わって新十津川まで帰られるのかしら。
何か身体を温めるものでも、とインスタントのコーンスープを持って外に出た。
人の良さそうな担当者さん。
「本当は月形・当別経由で来ようと思ってたんだけど、この雪でしょう。
浜益経由で海沿いから来たんだけど、これくらいシャーベット状の積雪でねぇ」と
指で示したのは6~7cmの幅。
大変な日に、大変な思いをして、ここまで来てくれたんだ、とありがたさで一杯になる。
今後どうしたらいいかのアドバイスもくれて、
「いやぁ、解決して良かった、良かった」と笑顔で去って行った。
遠ざかるレッカー車を見送っていると、道道の手前でハザードを点けて停車した。
どうしたのかな?と思っていたが、降りてくるでもなくそのまま停車している。
あ、道道に出る前に、あったかいうちにスープを飲んでくれているんだな、と思った。
なんか、ほっこり。
結局はバッテリーが上がっていたのだった。
後部をぶつけてハッチが半ドアになり、一晩中ライトが点いていたんだろう、とのこと。
ハッチは今後もしっかり閉まらないだろうから、ルームライトは消しておくこと、
閉まって開かない時の内部からの開け方、
走行中に半ドアランプが点灯し続けるけれど気にせず走っていいこと、
一時間位は走ってバッテリーチャージした方が安心なこと、を教えてもらった。
ありがとう。
新十津川から はるばる危険な冬道の中来てくれて、本当にありがとう。
「バッテリーチャージも兼ねて仕入れに行く」
えっ。もう12時だよ。
帰りは絶対日没後になっちゃうよ・・・。
ダーリンが電話をかけていた。
札幌も雪で混乱しているのか、「札幌からは午後になるって」と電話の合間に教えてくれる。
「石狩と言っても奥の厚田なんで・・・ええ、札幌以外からでも」と話している。
電話が終わって、「レッカー車差し向けてくれるって。新十津川から」と。
ええ~! そんな遠くから、はるばる!?
なんとか午前中の遅い時間、11時過ぎくらいには来てくれるらしい。
いや~、恐縮、恐縮。
11時半ころ、レッカー車がやってきた。
万一レッカーされていった場合に備えて、
運転時の偏光サングラスなどダッシュボードの中身はおうちに移動させておいた。
雪が降る寒い中、ボンネットを開けて
担当者さんとダーリンが外で何やら話している。
15分くらい経っただろうか。窓を開けて外の声を聞こうとしたら、
エンジン音がしているような気がする。
あ、後部ハッチも開いたんだ。
もしかして、このまま動いて、レッカーせずに済むのか?
頼む!動け! 動いてくれ、ステーションワゴン君!
公共交通機関の無い田舎生活では、君が動いてくれないことには始まらないんだ!
あ、もしかしてこのまま作業が終わって新十津川まで帰られるのかしら。
何か身体を温めるものでも、とインスタントのコーンスープを持って外に出た。
人の良さそうな担当者さん。
「本当は月形・当別経由で来ようと思ってたんだけど、この雪でしょう。
浜益経由で海沿いから来たんだけど、これくらいシャーベット状の積雪でねぇ」と
指で示したのは6~7cmの幅。
大変な日に、大変な思いをして、ここまで来てくれたんだ、とありがたさで一杯になる。
今後どうしたらいいかのアドバイスもくれて、
「いやぁ、解決して良かった、良かった」と笑顔で去って行った。
遠ざかるレッカー車を見送っていると、道道の手前でハザードを点けて停車した。
どうしたのかな?と思っていたが、降りてくるでもなくそのまま停車している。
あ、道道に出る前に、あったかいうちにスープを飲んでくれているんだな、と思った。
なんか、ほっこり。
結局はバッテリーが上がっていたのだった。
後部をぶつけてハッチが半ドアになり、一晩中ライトが点いていたんだろう、とのこと。
ハッチは今後もしっかり閉まらないだろうから、ルームライトは消しておくこと、
閉まって開かない時の内部からの開け方、
走行中に半ドアランプが点灯し続けるけれど気にせず走っていいこと、
一時間位は走ってバッテリーチャージした方が安心なこと、を教えてもらった。
ありがとう。
新十津川から はるばる危険な冬道の中来てくれて、本当にありがとう。
「バッテリーチャージも兼ねて仕入れに行く」
えっ。もう12時だよ。
帰りは絶対日没後になっちゃうよ・・・。
陽が暮れた帰り道 [厚田民生活 二巡目]
発足から厚田の海沿いに出ると、あまり雪の影響は無かった。
やっぱり山の方とは降雪量が違い、さらっと雨が降ったくらいの路面状況。
ほんの数キロでずいぶんお天気が違うんだなぁ、というのが実感できる。
厚田はこの程度なのに、浜益に北上するとシャーベット状の積雪が6~7cmなのかぁ。
札幌に向けて進んでいくと、古潭、嶺泊、望来と どんどん空が明るくなっていく。
普通の濡れた路面だ。路肩に残雪が無い。
こっちはもしかしたら雪すら降らなかったのかもしれない。
ああ良かった、と思ったのも束の間、
聚富を越えたあたりから雲行きが怪しくなってきた。
石狩霊園から下りながら石狩平野を一望できる坂にさしかかると、
札幌の山々が雲に隠れており、札幌の街は白く煙っていた。
「わぁ、こりゃ石狩川の向こうは降ってるねぇ」と、好天を期待した淡い気持ちが萎む。
ステーションワゴン君に打ち付けるアラレ、というかもうこの音は雹かもしれないが、
バラバラバラと けたたましく音を立てる。
路面に丸い粒がコロコロと転がり、弾んで、けたたましい音が無ければ可愛い光景。
悪天候の中、給油して急ぎ札幌へ向かう。
札幌市内も みぞれ時々アラレ、という吹雪で、厚田よりも険しい天気だった。
今回の仕入れは30人前のオードブルの注文が入ったので量が多く、時間がかかった。
自宅用の買物もそこそこに、急ぎ帰路についたが、もうすっかり陽は暮れていた。
「帰り道は運転するよ」と夜道に弱い私を気遣ってダーリンが運転交代を申し出てくれた。
「偏光サングラスは?」
「レッカーされるといけないから、車から降ろした」
「余計見えないじゃないか~い」と少しおどけてくれたが
要らぬことをして、と思ったのか不満そうに見えた。
薄暗い帰り道を行く中、夜道が弱い私よりも更に見えていないのでは、と不安になった。
街灯の無い道ではセンターラインが見えないのか、時々反対車線にはみ出す。
センターラインが白い所はまだ見えるようだが、
追い越し禁止のオレンジのラインは黒い路面とのコントラストがはっきりしないらしく
ラインが認識できていないとしか思えない運転に恐怖感を抱いた。
「運転を代わってください」と言っても「大丈夫だよ」と優しい返答。
でも、でも、明らかに私より見えていない・・・。
路肩に寄り過ぎたり、センターラインを何度も踏む度に、ひいっ、と息を飲む。
対向車が来るたびに恐怖に身を硬くする。
だんだん怖くて涙ぐんできた。
「お願い、代わってください」・・・返答なし。
次に息を飲んだ後に、「どうして代わってくれないの!」と言ってしまった。
「うるさいな、もう! わかったよ!」と怒ってしまった。
本人は危うい運転だとは思っていないのかもしれない。
でも、怖い。こんなに穏やかで優しい人を怒らせてしまったことにも後悔しながら、
泣きべそをかきながら交代した。
どう声をかけたらいいのだろう。
しかも、代わった所で私だってクリアに見えている訳では無い。
とにかく事故なくおうちに辿り着かなくては。必死で目をこらしながら運転した。
無言の車内。運転と気まずい雰囲気に緊張しながら、
なんとか厚田の市街地まで辿り着く。
ああ、あとは慣れた道だ。後続車もほぼ現れないだろうから暗い道だけど、気が楽だ。
「ゆっくりでいいからね」
押し黙っていたダーリンが、声をかけてくれた。
怒っているだろうに、緊張して運転している私を気遣ってくれる。
なんだか、ありがたいやら情けないやらで更に泣きたくなってきた。
無事おうちに辿り着き、真っ暗な中で留守番していた子猫たちに声をかけながら
バタバタと荷下ろしをする。
子猫たちのごはんをあげて、一息ついたところでダーリンに謝った。
我慢したり、無理をして意地を張らないでほしい。
でも私の伝え方がおかしかったと思う。怒らせるような言い方をしてゴメンナサイ、と。
腑に落ちてはいないかもしれないが、それでもダーリンは穏やかだった。
子猫たちもダーリンの足元に集まって落ち着いた表情をしている。
改めて、ダーリンが居てくれて、子猫たちが居てくれて、
その存在を ありがたいと思った。
もう、夜の運転はしたくない。
今回はアクシデントがあって午前中から動けなかったが、
冬は午後から動くようなことは何としても避けなければ、と強く思ったのだった。
やっぱり山の方とは降雪量が違い、さらっと雨が降ったくらいの路面状況。
ほんの数キロでずいぶんお天気が違うんだなぁ、というのが実感できる。
厚田はこの程度なのに、浜益に北上するとシャーベット状の積雪が6~7cmなのかぁ。
札幌に向けて進んでいくと、古潭、嶺泊、望来と どんどん空が明るくなっていく。
普通の濡れた路面だ。路肩に残雪が無い。
こっちはもしかしたら雪すら降らなかったのかもしれない。
ああ良かった、と思ったのも束の間、
聚富を越えたあたりから雲行きが怪しくなってきた。
石狩霊園から下りながら石狩平野を一望できる坂にさしかかると、
札幌の山々が雲に隠れており、札幌の街は白く煙っていた。
「わぁ、こりゃ石狩川の向こうは降ってるねぇ」と、好天を期待した淡い気持ちが萎む。
ステーションワゴン君に打ち付けるアラレ、というかもうこの音は雹かもしれないが、
バラバラバラと けたたましく音を立てる。
路面に丸い粒がコロコロと転がり、弾んで、けたたましい音が無ければ可愛い光景。
悪天候の中、給油して急ぎ札幌へ向かう。
札幌市内も みぞれ時々アラレ、という吹雪で、厚田よりも険しい天気だった。
今回の仕入れは30人前のオードブルの注文が入ったので量が多く、時間がかかった。
自宅用の買物もそこそこに、急ぎ帰路についたが、もうすっかり陽は暮れていた。
「帰り道は運転するよ」と夜道に弱い私を気遣ってダーリンが運転交代を申し出てくれた。
「偏光サングラスは?」
「レッカーされるといけないから、車から降ろした」
「余計見えないじゃないか~い」と少しおどけてくれたが
要らぬことをして、と思ったのか不満そうに見えた。
薄暗い帰り道を行く中、夜道が弱い私よりも更に見えていないのでは、と不安になった。
街灯の無い道ではセンターラインが見えないのか、時々反対車線にはみ出す。
センターラインが白い所はまだ見えるようだが、
追い越し禁止のオレンジのラインは黒い路面とのコントラストがはっきりしないらしく
ラインが認識できていないとしか思えない運転に恐怖感を抱いた。
「運転を代わってください」と言っても「大丈夫だよ」と優しい返答。
でも、でも、明らかに私より見えていない・・・。
路肩に寄り過ぎたり、センターラインを何度も踏む度に、ひいっ、と息を飲む。
対向車が来るたびに恐怖に身を硬くする。
だんだん怖くて涙ぐんできた。
「お願い、代わってください」・・・返答なし。
次に息を飲んだ後に、「どうして代わってくれないの!」と言ってしまった。
「うるさいな、もう! わかったよ!」と怒ってしまった。
本人は危うい運転だとは思っていないのかもしれない。
でも、怖い。こんなに穏やかで優しい人を怒らせてしまったことにも後悔しながら、
泣きべそをかきながら交代した。
どう声をかけたらいいのだろう。
しかも、代わった所で私だってクリアに見えている訳では無い。
とにかく事故なくおうちに辿り着かなくては。必死で目をこらしながら運転した。
無言の車内。運転と気まずい雰囲気に緊張しながら、
なんとか厚田の市街地まで辿り着く。
ああ、あとは慣れた道だ。後続車もほぼ現れないだろうから暗い道だけど、気が楽だ。
「ゆっくりでいいからね」
押し黙っていたダーリンが、声をかけてくれた。
怒っているだろうに、緊張して運転している私を気遣ってくれる。
なんだか、ありがたいやら情けないやらで更に泣きたくなってきた。
無事おうちに辿り着き、真っ暗な中で留守番していた子猫たちに声をかけながら
バタバタと荷下ろしをする。
子猫たちのごはんをあげて、一息ついたところでダーリンに謝った。
我慢したり、無理をして意地を張らないでほしい。
でも私の伝え方がおかしかったと思う。怒らせるような言い方をしてゴメンナサイ、と。
腑に落ちてはいないかもしれないが、それでもダーリンは穏やかだった。
子猫たちもダーリンの足元に集まって落ち着いた表情をしている。
改めて、ダーリンが居てくれて、子猫たちが居てくれて、
その存在を ありがたいと思った。
もう、夜の運転はしたくない。
今回はアクシデントがあって午前中から動けなかったが、
冬は午後から動くようなことは何としても避けなければ、と強く思ったのだった。
初めてのかご編み その1 [保存食・手づくり]
一日に起こった出来事を3回に分けて記しているうちに
(しかも書きにくいことは筆が進まないしで)
あれよあれよと一週間が過ぎ、次の休日。
ダーリンはひとりで30人前のオードブルに挑むため、休日朝から店へ。
私はというと、飛ぶ鳥農場さん主催の
『竹かご編みワークショップ』に2日間挑む。
今日・明日は私が車を使わせてもらって、朝ダーリンを店に送り届けたら、
講座が終わってからまた迎えに行くことになっている。
この講座、何が凄いかって、素材の採取から始まるのだ。
飛ぶ鳥農場さんの敷地にあるチシマザサを採取し、それを割って笹ひごを作る。
本当なら自分で採取し笹ひごに加工してから編み作業、といきたいところだが
笹ひご作りが難しいので、ひご作りのレクチャーが終わったら
先生が予め準備してくださった素材を使って編み作業の実習に入る、という段取り。
チシマザサ以外でも長さと太さが確保できれば使えるらしい。
それならば、我が敷地を覆い尽くす笹を加工してかごを作れる。
願ったり叶ったりじゃないか!
出がけの準備が思うように進まず、
開始時間ぎりぎりに飛ぶ鳥農場さんに着く。
受講者は主催の飛ぶ鳥さんを含め8名。
地元厚田民・浜益民が4名、遠くは札幌や苫小牧からの参加だ。すごい。
道北から『かごあみ絲』先生と、空知から みなみ先生がいらして、
二人体制できめ細かく教えてくださる。
まずは参加者の自己紹介から始まったが、
狩猟採取生活、織物、染め、編み物、かご編みでも白樺樹皮を使っての制作など、
参加者の皆さんから発せられるあらゆる要素が興味津々、
やってみたい事柄ばかりで、しかも実践しているなんて、
うわぁ~と溜息が出るばかり。
最初からテンションが上がりっぱなしだ。
まずはチシマザサの素材採取から。
持ってはいたものの使いこなせずにいたナタで、教えていただいた通りに使うと、
スパッとはいかないまでも、あの硬い笹が切れる!
笹の年数の見立ても教えていただき、2年生以降は本体の編みに、
1年生の柔らかい笹はフチ編みに使うのだと知る。
次に刈ってきた笹を4つ割りにして、内側を削いで薄くしていく作業。
これまた使い慣れない小型のナタを使ってケガをしないように慎重に割っていくが、
節に当たるとそこからは真っ直ぐ割れずに失敗を繰り返す。
1日目の最後まで何度も繰り返したが、ついぞ成功することなく、
ひごにならない先細りの笹の残骸を量産しただけだった。
それでも! それでも楽しいの~~~!
イメージ通り動かないカラダと、
こうしたらうまくいくのか?という試行錯誤のせめぎ合いで集中する時間は
本当に、本当に、楽しいの~~~!
なんの成果もないまま一日が過ぎる。
2日目に早く帰らなければならない参加者さんが前倒しで編みを始めていた。
皆さん何がしかの制作経験があるのに、熱心で向上心がすごい。
未経験の私の進み具合が どん尻であろうことは間違いないので、
きっと私がかご編みを完成できたら、このワークショップは全員達成!となるだろう。
明日の編みも頑張ろう~!
ワクワク~!
(しかも書きにくいことは筆が進まないしで)
あれよあれよと一週間が過ぎ、次の休日。
ダーリンはひとりで30人前のオードブルに挑むため、休日朝から店へ。
私はというと、飛ぶ鳥農場さん主催の
『竹かご編みワークショップ』に2日間挑む。
今日・明日は私が車を使わせてもらって、朝ダーリンを店に送り届けたら、
講座が終わってからまた迎えに行くことになっている。
この講座、何が凄いかって、素材の採取から始まるのだ。
飛ぶ鳥農場さんの敷地にあるチシマザサを採取し、それを割って笹ひごを作る。
本当なら自分で採取し笹ひごに加工してから編み作業、といきたいところだが
笹ひご作りが難しいので、ひご作りのレクチャーが終わったら
先生が予め準備してくださった素材を使って編み作業の実習に入る、という段取り。
チシマザサ以外でも長さと太さが確保できれば使えるらしい。
それならば、我が敷地を覆い尽くす笹を加工してかごを作れる。
願ったり叶ったりじゃないか!
出がけの準備が思うように進まず、
開始時間ぎりぎりに飛ぶ鳥農場さんに着く。
受講者は主催の飛ぶ鳥さんを含め8名。
地元厚田民・浜益民が4名、遠くは札幌や苫小牧からの参加だ。すごい。
道北から『かごあみ絲』先生と、空知から みなみ先生がいらして、
二人体制できめ細かく教えてくださる。
まずは参加者の自己紹介から始まったが、
狩猟採取生活、織物、染め、編み物、かご編みでも白樺樹皮を使っての制作など、
参加者の皆さんから発せられるあらゆる要素が興味津々、
やってみたい事柄ばかりで、しかも実践しているなんて、
うわぁ~と溜息が出るばかり。
最初からテンションが上がりっぱなしだ。
まずはチシマザサの素材採取から。
持ってはいたものの使いこなせずにいたナタで、教えていただいた通りに使うと、
スパッとはいかないまでも、あの硬い笹が切れる!
笹の年数の見立ても教えていただき、2年生以降は本体の編みに、
1年生の柔らかい笹はフチ編みに使うのだと知る。
次に刈ってきた笹を4つ割りにして、内側を削いで薄くしていく作業。
これまた使い慣れない小型のナタを使ってケガをしないように慎重に割っていくが、
節に当たるとそこからは真っ直ぐ割れずに失敗を繰り返す。
1日目の最後まで何度も繰り返したが、ついぞ成功することなく、
ひごにならない先細りの笹の残骸を量産しただけだった。
それでも! それでも楽しいの~~~!
イメージ通り動かないカラダと、
こうしたらうまくいくのか?という試行錯誤のせめぎ合いで集中する時間は
本当に、本当に、楽しいの~~~!
なんの成果もないまま一日が過ぎる。
2日目に早く帰らなければならない参加者さんが前倒しで編みを始めていた。
皆さん何がしかの制作経験があるのに、熱心で向上心がすごい。
未経験の私の進み具合が どん尻であろうことは間違いないので、
きっと私がかご編みを完成できたら、このワークショップは全員達成!となるだろう。
明日の編みも頑張ろう~!
ワクワク~!
初めてのかご編み その2 [保存食・手づくり]
2日目は朝またバッテリーが上がって、冷や汗をかいた。
が、ほどなく復旧し、オードブル納品日のダーリンを店に送った後は
出発までにエンジンをかけっぱなしにすることでなんとか解決。
ずれこんだ時間分を回収できず、今回は10分ほど遅刻させてもらって参加。
帰宅が早いお二人は昨日から編みに入っているため、みなみ先生が担当され、
かごあみ絲先生が私達を担当して 一から編みはじめを教わる。
皆さんスマホで動画に残してらして、この時ばかりは「スマホだったら」と思った。
いやいや、とにかく覚えていけばいいんだ。
今日一日でかご編みが完成すれば、どんどん復習してカラダで覚えよう!
ひごは、先生が手作りで用意してくださった。
昨日、さんざん ひご作りの大変さを思い知った面々は有難さひとしお。
編み方説明の後は、慣れた人はサクサクと、慣れていない私は首を捻りながら、
それぞれのスピードで編み進めていく。
何度も間違いを繰り返し、その度に先生に丁寧に教えていただく。
頭が混乱して手が止まっているのを察して、理解している参加者さんが教えてくれる。
誰かに見守られている安心感の中で無心に手を動かしていると
子供に戻ったような気持ちになる。
ああ~、本当に楽しい。
皆が次々かごを完成させて、あちこちで拍手が湧く。
帰宅が早いチームとお別れをしても、私の編みはまだまだ完成しない。
受講時間の最後の最後でやっと完成した。
先生たちにも、場所が空くまで階下でガマンしていた飛ぶ鳥さんの子供たちにも、
ご迷惑をおかけしてしまったが、おかげで完走できた充実感でいっぱい。
飛ぶ鳥さんには、
「自宅裏にこういう環境がある私達が一番練習できて、上達できる可能性があります、
がんばりましょう!」と気合を注入して貰った!
忙しい中、貴重な時間を割き場所を提供してくれた飛ぶ鳥農場さん。
遠路はるばる来てくれた、かごあみ絲先生・みなみ先生。
参加者さんたちも皆和やかで、おかずやお菓子を提供してくれたり、
浜益の農家さんが収穫したマルメロを提供してくれたり。
そして、自分は仕事なのに、趣味の時間を快く支えてくれたダーリン。
すべてが、あたたかく、優しい時間。
何もかもが、みんな、みんな、ありがたかった。
出来上がったちょっと歪んだかごも、愛おしい。
ああ~、やめて、やめて。
マルメロを入れて写したかったのに~。
葉っぱを齧り散らかさないで~。
苦心したフチ部分をガジガジして外さないで~~。
が、ほどなく復旧し、オードブル納品日のダーリンを店に送った後は
出発までにエンジンをかけっぱなしにすることでなんとか解決。
ずれこんだ時間分を回収できず、今回は10分ほど遅刻させてもらって参加。
帰宅が早いお二人は昨日から編みに入っているため、みなみ先生が担当され、
かごあみ絲先生が私達を担当して 一から編みはじめを教わる。
皆さんスマホで動画に残してらして、この時ばかりは「スマホだったら」と思った。
いやいや、とにかく覚えていけばいいんだ。
今日一日でかご編みが完成すれば、どんどん復習してカラダで覚えよう!
ひごは、先生が手作りで用意してくださった。
昨日、さんざん ひご作りの大変さを思い知った面々は有難さひとしお。
編み方説明の後は、慣れた人はサクサクと、慣れていない私は首を捻りながら、
それぞれのスピードで編み進めていく。
何度も間違いを繰り返し、その度に先生に丁寧に教えていただく。
頭が混乱して手が止まっているのを察して、理解している参加者さんが教えてくれる。
誰かに見守られている安心感の中で無心に手を動かしていると
子供に戻ったような気持ちになる。
ああ~、本当に楽しい。
皆が次々かごを完成させて、あちこちで拍手が湧く。
帰宅が早いチームとお別れをしても、私の編みはまだまだ完成しない。
受講時間の最後の最後でやっと完成した。
先生たちにも、場所が空くまで階下でガマンしていた飛ぶ鳥さんの子供たちにも、
ご迷惑をおかけしてしまったが、おかげで完走できた充実感でいっぱい。
飛ぶ鳥さんには、
「自宅裏にこういう環境がある私達が一番練習できて、上達できる可能性があります、
がんばりましょう!」と気合を注入して貰った!
忙しい中、貴重な時間を割き場所を提供してくれた飛ぶ鳥農場さん。
遠路はるばる来てくれた、かごあみ絲先生・みなみ先生。
参加者さんたちも皆和やかで、おかずやお菓子を提供してくれたり、
浜益の農家さんが収穫したマルメロを提供してくれたり。
そして、自分は仕事なのに、趣味の時間を快く支えてくれたダーリン。
すべてが、あたたかく、優しい時間。
何もかもが、みんな、みんな、ありがたかった。
出来上がったちょっと歪んだかごも、愛おしい。
ああ~、やめて、やめて。
マルメロを入れて写したかったのに~。
葉っぱを齧り散らかさないで~。
苦心したフチ部分をガジガジして外さないで~~。
忘れぬうちに復習 [保存食・手づくり]
忘れぬうちにと ひご作りを日課にしようと思ったが、
笹刈りに使った大型のナタでは手に余る。
ちょっと挑戦したが、柄も刃も大きすぎて、手が滑ると指にサクッと刃が入ってしまう。
絆創膏の要らない程度の傷だったが、人差し指に刺さってしまったので、
小さなナタを調達するまでは ひご作りは一旦やめておこう。
おうちにあるクラフトテープを使って、編みの復習をすることにした。
笹ひごのシャキッとしたしなやかさはないが、
とにかく柔らかいので編みやすい。
編み進めても ふにゃふにゃしていて締まりがないけど、とにかく練習、練習。
子猫が寝ているうちに、と始めるが、
クラフトテープ同士が当たるパラパラという音で気付かれて、じゃれに来てしまう。
一旦手の届かない所に隠して、眠ったのを見計らって始めては、じゃれに来て。
何度かそれを繰り返し、ダーリンと子猫たちが2階に上がって寝静まってから
フチを仕上げて、やっと完成。
ふ~む、編みやすい分だけ手癖が如実に表れて、六角形が歪んでいる。
次は浅めのザル、深めのザル、と形を変えて
試してみようかしら。
飛ぶ鳥さんに先日のお礼メッセージを送ったら、
ご自身が撮った動画を貼り付けて返信してくださった。
ありがたい!
私も練習の成果を見てもらおうと写真を撮ろうとしたが、
結局こうなっちゃうんだよな~。
とにかく、形やサイズを変えて どんどん練習するぞ!
笹刈りに使った大型のナタでは手に余る。
ちょっと挑戦したが、柄も刃も大きすぎて、手が滑ると指にサクッと刃が入ってしまう。
絆創膏の要らない程度の傷だったが、人差し指に刺さってしまったので、
小さなナタを調達するまでは ひご作りは一旦やめておこう。
おうちにあるクラフトテープを使って、編みの復習をすることにした。
笹ひごのシャキッとしたしなやかさはないが、
とにかく柔らかいので編みやすい。
編み進めても ふにゃふにゃしていて締まりがないけど、とにかく練習、練習。
子猫が寝ているうちに、と始めるが、
クラフトテープ同士が当たるパラパラという音で気付かれて、じゃれに来てしまう。
一旦手の届かない所に隠して、眠ったのを見計らって始めては、じゃれに来て。
何度かそれを繰り返し、ダーリンと子猫たちが2階に上がって寝静まってから
フチを仕上げて、やっと完成。
ふ~む、編みやすい分だけ手癖が如実に表れて、六角形が歪んでいる。
次は浅めのザル、深めのザル、と形を変えて
試してみようかしら。
飛ぶ鳥さんに先日のお礼メッセージを送ったら、
ご自身が撮った動画を貼り付けて返信してくださった。
ありがたい!
私も練習の成果を見てもらおうと写真を撮ろうとしたが、
結局こうなっちゃうんだよな~。
とにかく、形やサイズを変えて どんどん練習するぞ!