雲は何の形? [厚田の風景]
ダーリンのお休みは、ここんところ、札幌への仕入れでお出かけするか、
敷地内の森を散策してキノコ探しをするかのルーティーンになっている。
昨日は私がお手伝いに行くのに車を借りていたため、
森でボリボリ採りにいそしんでいたらしい。
通称:ボリボリ=ナラタケ。その名の通り、ナラの木の周辺に発生する。
森には立派なミズナラの大木があり、この周辺にはたくさんボリボリが出てくる。
私もお手伝いの無い日に一度だけ参戦したが、なかなかワクワクする光景だった。
笹薮の足元には小さなボリボリの株が点在していて、虫食いも汚れも少ない。
まだ変色していない淡い色の幼菌。
半日陰の藪の中に、チーズクッキーをバラ撒いたみたいで、カワイイ。
サイズは小さいが、ちょうど味噌汁の具にいいサイズで、随分重宝した。
お店でも使えるくらい、採っても採っても後から出てくる大豊作だった。
が、今週になって、いよいよ発生が止まったようだ。
そして、すぐ近くでシカの鳴き声を聞いたそうだ。
もうすぐ10月、冬がひたひたと迫ってきている気配がする。
今日は仕入れで札幌に行こう。
海沿いの道はやっぱり気持ちがいいなぁ。
空が広くって、遠くに霞む祝津や美国方面まで見渡せる。
夏の入道雲はもういなくなって、ぽわぽわと綿菓子のような雲が浮かんでいる。
石狩川を渡る頃には随分暖かくなって、やっぱり札幌方面は平野ということもあってか
厚田に比べると気温が高いんだなぁ。
うちは子猫たちに4時頃には起こされるので、朝ごはんは6時前に済ませてしまうが、
なんだか仕入れの前にお腹が空いてきちゃったなぁ。
札幌市内に入って進行方向が変わると、
空には ふっくらした長い棒をびっしり並べたような雲が広がる。
「うわ~、うなぎがびっしり並んでるような雲だよ、ほら、ほら。
焼き立てのバゲットを並べてるようにも見えるねぇ」
「・・・例えが食べ物ばっかし」とダーリンがあきれる。
ホームセンターで猫砂や床材の調達をしたら、お昼近くなった。
「おそば食べたい」
「今朝もおそばだったのに? ていうか、天丼とそばのセットが食べたいんでしょ」
「そ、そうです・・・」
移住前の創成川イーストに住んでいた頃、この店の営業日と僕らの休日が合わずに
ついぞ行くことができなかった、苗穂の『西むら』というお蕎麦屋さんに入る。
更級っぽい細めのキレイな麺ながら、コシが強くてキリッと冷えたお蕎麦。
直接麺にわさびをちょん、と載せて食べるのが好きな私にとって、
やや緩めに練ったわさびが丁度いい。
甘みを抑えた、鰹の香りが強いつゆも好みだなぁ。
お目当てのミニ天丼は、小エビの入った野菜かき揚げと、エビ天が1本。
濃すぎないたれが丁度良くごはんにかかっていて、これも好みだわぁ。
お客さん同士の視線が合いにくい席の配置、蕎麦屋さんらしい懐かしい店構えも好み。
あ~、大満足。お蕎麦と天丼で満腹、満腹。
仕入れも終わって、あいの里で軽く買物してから帰ろうと帰路につく。
あ、さっき見た雲がまた出てる。
「ねぇ、またバゲットを並べたみたいな雲が出てる~」
「そういえば友人からいただいたバゲットが少しだけ冷蔵庫にあったねぇ」
「そうだったね!あ~、お腹いっぱいだけどバゲット食べたくなってきた~」
・・・・・・。
「ねぇねと一緒! ねぇねと一緒!」とダーリンに囃し立てられる。
普段から、猫ごはんが終わったばかりなのに、
キッチンで何かしているとダダーッと走って来て物欲しそうにする、ねぇね。
キッチンから降ろされて、「怒られた!怒られた!」と走り回る、ねぇね。
いつも私に「君は、きかん坊で、くいしん坊だなぁ」と言われている。
何のこっちゃない、まんま私のことじゃないか。とほほ。
敷地内の森を散策してキノコ探しをするかのルーティーンになっている。
昨日は私がお手伝いに行くのに車を借りていたため、
森でボリボリ採りにいそしんでいたらしい。
通称:ボリボリ=ナラタケ。その名の通り、ナラの木の周辺に発生する。
森には立派なミズナラの大木があり、この周辺にはたくさんボリボリが出てくる。
私もお手伝いの無い日に一度だけ参戦したが、なかなかワクワクする光景だった。
笹薮の足元には小さなボリボリの株が点在していて、虫食いも汚れも少ない。
まだ変色していない淡い色の幼菌。
半日陰の藪の中に、チーズクッキーをバラ撒いたみたいで、カワイイ。
サイズは小さいが、ちょうど味噌汁の具にいいサイズで、随分重宝した。
お店でも使えるくらい、採っても採っても後から出てくる大豊作だった。
が、今週になって、いよいよ発生が止まったようだ。
そして、すぐ近くでシカの鳴き声を聞いたそうだ。
もうすぐ10月、冬がひたひたと迫ってきている気配がする。
今日は仕入れで札幌に行こう。
海沿いの道はやっぱり気持ちがいいなぁ。
空が広くって、遠くに霞む祝津や美国方面まで見渡せる。
夏の入道雲はもういなくなって、ぽわぽわと綿菓子のような雲が浮かんでいる。
石狩川を渡る頃には随分暖かくなって、やっぱり札幌方面は平野ということもあってか
厚田に比べると気温が高いんだなぁ。
うちは子猫たちに4時頃には起こされるので、朝ごはんは6時前に済ませてしまうが、
なんだか仕入れの前にお腹が空いてきちゃったなぁ。
札幌市内に入って進行方向が変わると、
空には ふっくらした長い棒をびっしり並べたような雲が広がる。
「うわ~、うなぎがびっしり並んでるような雲だよ、ほら、ほら。
焼き立てのバゲットを並べてるようにも見えるねぇ」
「・・・例えが食べ物ばっかし」とダーリンがあきれる。
ホームセンターで猫砂や床材の調達をしたら、お昼近くなった。
「おそば食べたい」
「今朝もおそばだったのに? ていうか、天丼とそばのセットが食べたいんでしょ」
「そ、そうです・・・」
移住前の創成川イーストに住んでいた頃、この店の営業日と僕らの休日が合わずに
ついぞ行くことができなかった、苗穂の『西むら』というお蕎麦屋さんに入る。
更級っぽい細めのキレイな麺ながら、コシが強くてキリッと冷えたお蕎麦。
直接麺にわさびをちょん、と載せて食べるのが好きな私にとって、
やや緩めに練ったわさびが丁度いい。
甘みを抑えた、鰹の香りが強いつゆも好みだなぁ。
お目当てのミニ天丼は、小エビの入った野菜かき揚げと、エビ天が1本。
濃すぎないたれが丁度良くごはんにかかっていて、これも好みだわぁ。
お客さん同士の視線が合いにくい席の配置、蕎麦屋さんらしい懐かしい店構えも好み。
あ~、大満足。お蕎麦と天丼で満腹、満腹。
仕入れも終わって、あいの里で軽く買物してから帰ろうと帰路につく。
あ、さっき見た雲がまた出てる。
「ねぇ、またバゲットを並べたみたいな雲が出てる~」
「そういえば友人からいただいたバゲットが少しだけ冷蔵庫にあったねぇ」
「そうだったね!あ~、お腹いっぱいだけどバゲット食べたくなってきた~」
・・・・・・。
「ねぇねと一緒! ねぇねと一緒!」とダーリンに囃し立てられる。
普段から、猫ごはんが終わったばかりなのに、
キッチンで何かしているとダダーッと走って来て物欲しそうにする、ねぇね。
キッチンから降ろされて、「怒られた!怒られた!」と走り回る、ねぇね。
いつも私に「君は、きかん坊で、くいしん坊だなぁ」と言われている。
何のこっちゃない、まんま私のことじゃないか。とほほ。