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発酵は食品だけじゃない [保存食・手づくり]

ちょっと臭う。下水みたいな臭い。
古いおうちだから、排水管とかも結構汚れているんだろうなぁ。
というわけで、排水管をキレイにするために、
『えひめAI-2』という、肥料にも排水管浄化にも使える資材を作ろう。

実は以前にも使ったことがあるし、作ったこともある。
創成川イーストの古いビルに住んでいた頃、やはり古さのせいか排水が悪かった。
洗濯機の排水をすると、一度に勢いよくは流れずに逆流し、
シンクの排水口ゴミ受けが圧力でぽこん、と浮くのだ。
洗面所も詰まって、業者さんを呼んだこともある。
尖った粒状の排水管掃除資材を流し込んで排水管が狭くなっていると思われる場所の
対応をしてくれたが、通ったものの、その後も芳しくなかった。
そこで、『えひめAI』をネットで知って、使うことにしたのだ。
寝る前にすべての排水溝にひと掛けし、翌朝流す、を繰り返す。
最初は期待に胸高鳴らせて実行していたが・・・これ自体も臭いのよ。
なんつうか・・・ウ○コ臭い。家中の排水溝からこの匂いがするのはキツイ。
それで、薄めて使う方法として、
ほんのキャップ1杯ほどを洗濯機を回す際に入れて使うという方法にしてみた。
まぁ、少量を洗濯時に入れるくらいなら臭くもないし、洗濯槽のカビ防止にもなるらしい。
で、しばらくこれを続けて習慣化した頃、ハタと気が付いた。
「洗濯しても台所の排水カゴが浮いてこない!」
そういえば、洗面所も水の流れが良くなっている。
時間はかかったが、効果はバッチリ。やるじゃん、『えひめAI』。
でも、匂いがなぁ・・・と思っていたら、
なんと改良型の『えひめAI-2』があり、自家製できるレシピも公開されているという。

https://www.pref.ehime.jp/page/9277.html

納豆、ヨーグルト、砂糖、ドライイーストがあればできちゃう。
完成するまで、発酵できる温度を保つことだけが難しい点。
札幌のおうちは常に暑かったので、いつでも簡単に作れた。
今の厚田ではそれは難しいので、発砲スチロール箱と湯たんぽ作戦で行く。
イーストの香りと、乳酸菌の甘酸っぱい香り。食べ物の香りだ。
もしかして、最初に使ったウ○コ臭い『えひめAI』は本来の匂いではなく、
発酵というより腐敗寄りに近い、保管状態が良くない製品だったのかもしれないなぁ。


そんな訳で、食べる以外にも発酵遊びはたくさんある。
今、やってみたいのは近頃話題の『菌ちゃん農法』でする、プランター栽培。
異常気象も話題になる昨今、露地栽培で もしものことがあっても、
室内でも対応ができる方法を同時に模索しておきたいところ。
動物の多さから生ゴミコンポストの設置も二の足を踏むこの地域では、
『生ゴミ漬物』を菌のエサにして栽培するという、
生ゴミ処理を兼ねる点も、試してみたい理由のひとつ。

ああ、やりたいことが まだまだたくさん。
今は圃場も畝づくりも、原野のお手入れも、おうち周りの草刈りも、
同時進行ですべきことが目白押し。
大変、大変。楽しい、楽しい。


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じゃがいも植付け [家庭菜園]

5/31。今日で5月もおしまい。
ほぼ雪が融けてからの1ヶ月半、やることだらけで、終わり切らないことだらけ。
ああ、それでも、季節は移り、目の前の景色も、音も、気温も、変化していく。


今朝はやっと1本目の畝が完成した。
2本目も手を付けたかったけど雨が降ってきたので
畝完成を一区切りとしたところで一旦作業をやめにしよう。
原野の掘り起こしをしたばかりなので、
スコップがサクッと土に入るだけで、こ~んなに嬉しいんだ、とビックリした。
ミミズが多くて、しっかり腐植層もあって、いい土だなぁ。

集中して土ばかり見ていたら、声を掛けられた。郵便屋さんだ。
そうそう、書留が届くからよろしく、とダーリンに頼まれたが、
圃場に長居しそうなので、「圃場で作業しているので声をかけてください」と
玄関に貼り紙をしていたんだった。親切に圃場まで届けてくれた。


おうちに戻ってコーヒーを飲みながら空を見る。
晴れそうにはないが、雨も長くはなさそうな感じ。
少し休憩しているうちに雨が上がったので、降らないうちにと また圃場に行く。
サトイモと、キタアカリ、ハルカと2種のジャガイモを植付け。
ミニトマトとシソも定植したかったが、もう一本畝を完成させないと、足りない。
ジャガイモだってまだトウヤ種が残っているけど、
腰痛も出てきたし、今日の所は終了だ。
5月中になんとか1畝だけでも形がついて、ほっとした。

そして。
5か月かかったけど、
この今日の分で、無事ブログもリアルタイムに追いついた。
う~ん、なんか謎の達成感。
祝、リアルタイムブログ開始。


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今年の虫の傾向は? [厚田の野生生物]

昨日の休憩時間、
長い足をぶらーんと下げた、特徴あるシルエットの虫が飛んでいた。
アシナガバチじゃないか?
なんか随分おうちの周りを飛んでいる。
もしかして、おうちの軒下に巣でもあるのかしら。
先々週に、ハチやアブが嫌うという虫除け線香をおうち周りの四隅で焚いたが、
効果がなかったのかなぁ。雨じゃなければ もう1回焚きたいところだった。
あ、でもこれだけ飛んでいるということは雄だよな。
てことは、もう女王蜂はどこかに巣を作り終えた? 手遅れかしら。
去年の6~7月はスズメバチとハエ、その後はアブの大攻勢だったっけ。
おとなしいとは言われているけど、今年はアシナガバチの年かなぁ。
なんにしても、できることは、する。
今日は圃場に行く前に、『ハチ・アブ寄せ付けない線香』を焚いていこう。
昼下がりに活発に動く習性らしいので、午前中から焚くのがよろしかろう。

朝はものすごく霞んでいた。
最初は向かいの山が隠れてしまっていて、「今日は天気が悪いのかな?」と思ったが、
お陽さまが高くなるにつれてスッキリ晴れ上がった。
さぁ、圃場へ出動だ。
2本目の畝も半分まで作ったところで、腰痛がひどくなり、いったん撤退。
おうちに戻ると、ほんのり線香の香り。
窓を開けているので、おうちの中にも入りこんでくる。蚊取線香の香りは結構好き。
観察していると、アシナガバチは飛んでいるものの、昨日に比べると少ない気がする。
私には心地いい香りだが、アシナガバチには好ましくない香りなのかも。
よしよし、数日空けて、もう一度焚いてみようっと。


陽が傾きかけてきたので、腰痛に気をつけながら畑仕事を再開。
じゃがいものトウヤ種を植付け。
千鳥に2列植えて、種類が変わる所に目印で小ネギの苗を植える。
本当は千鳥植えの対になる場所に長ねぎを植えたかったが、苗の準備が間に合わなかった。
コンパニオンプランツになるらしいので、試したかったなぁ。
あとは、トマトの苗も定植し、支柱も立てておいた。
トマトの隣には大きなススキの株があるが、うまく風除けになってほしいなぁ。
2本目の畝に残りの苗を植えたら、もういっぱいいっぱいになっちゃうのに、
マメを植える3本目の畝がまだ作れていない。
あーでも、腰痛がひどくなってきた。また今日も中途半端で作業を終える。
作業は気になるが、カラダがもうダメだと言っている。
今晩は腰にバンテリン塗って、少し早めに寝よう・・・。


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腰痛に苦しみながら [厚田民としての生活]

昨日の畑作業で限界を迎えた腰痛。
風呂・マッサージ・ストレッチ・バンテリンとできることはすべてやった。
穏やかに睡眠もした。
朝を迎えて、ちょっといい感じ?と思っていたが、
着替えでスムーズに屈めない。椅子から立ち上がれない。
いちいち、痛みが走って「うっ」と呻いてストップモーション。
これじゃ、こんなに天気がいいのに、畑作業ができないじゃないか。

とりあえず、洗濯をする。
風呂水を使おうとバケツに移すが、持ち上げると「ふぇぇぇ」と変な声が出る。
歩いている最中にまた「うっ」とストップモーション。
重い引戸を開けるときに、また「うっ」。
階段を上ったりするのは問題ないのに、日常の何気ないアクションで痛みが走る。
いや、畑作業は無理ならば、待機中の苗たちに水をあげなければ。
結局、屋外でもストップモーションを繰り返す。ああ、仕事にならん。


昨日は自治会の役員会があったようで、
畑作業を切り上げる時に、次々と軽トラが集結し始めていた。
見知った顔を見て挨拶すると、「畑、やってんの?」と見に来てくれた。
「手で起こしてるの?」
「はい、起こすといっても草を刈って溝を切ってるだけで。植える所だけ
鎌で宿根を切って、あとは宿根を掻き分けて勝手に育ってくれるのを待つんです」
「へぇ~、そんな方法もあるんだ」
「収量もサイズもこだわらない自家用ですから、えへへ」なんて話す。

「本当はウチの敷地内で畑を作りたかったんですけど、石と粘土でカッチカチで、
全然スコップが入らないので、今年は畝を作るまで行くのは無理だと思って」
「そうだねー、うちも重機で起こして貰わないと畑にはできなかったねー。
ビニールやら何やら、ゴミがすごく埋まってたしね」
「やっぱりそうなんですか! 実はウチの笹薮も刈ってみたら、
自転車やら家具やらビニールやらガラス瓶やら、笹の下は『夢の島』状態です」
なんて、気になっていたことを聞くこともできた。
実は、おうちの裏をきれいに整備したいのだが、ゴミ問題があるのだ。
昭和の頃の敷地の広い家では、ゴミを敷地内に埋める、という慣習があったのかも。
現代では褒められた話ではないが、時代と共に変化した価値観のギャップが
そこに顕在化しているだけの話なのかもしれない。
今の価値観で責めることはできない。
拡大・発展を大命題として動いていた時代は、ゴミ処理の優先順位が低かっただけで、
その時代があったからこそ今の時代の価値観に至ることができた、とも言える。
自分の中の黒歴史、恥ずかしい過去があったとしても、
無かったものにはできないのと同じだ。それ無くしては今の自分は居ないのだ。

何をしていても、何を話しても、
いくらでも はっと気づかされることはあるものだ。
平凡で他愛のない日常のようでも、何にフォーカスするか、なんだなぁ。


ダーリンが帰宅して、カエルの大合唱を聴きながら、
「なんかカエルの声も愛おしいよ。一生懸命で」と言う。
そう、そうなんだよ。
私も、笹を刈りながら、笹が愛おしかった。
圃場の草を刈りながら、草が愛おしかった。
こういう感覚。移住して良かったなぁ、としみじみ思うんだよ。
厚田に縁が繋がれて、本当に良かった。


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ネマガリタケに初夏を知る [厚田の風景]

日の出の時間に雲もなく霧が出ていないのは久々だ。
雲がピンク色からオレンジに変わっていき、刺すような光が現れた時は
毎度のことながら、「今日もお陽様が出てくれた」とありがたくなる。
陽が昇ると、あちこちで静かに囀っていた鳥の声が次第に大きくなる。
田んぼにカモが3羽ダイブしてきて、ザァーッと着水音がする。
苗が植わる前は、「おいおい、パーティーかよ」と思う位
ガァガァ鳴きながらバシャバシャ羽ばたいて騒いでいたが、
この季節になると静かに泳ぎ回っているようだ。

田んぼから上がってきたのだろうか、
アオダイショウが道路を渡っていた。
お、新たにここを縄張りにした2代目アオダイショウくんになるのかな。
「轢かれちゃうから早く茂みにお入りよ」と声をかけて見守る。
のろのろと渡っていたが、茂みに到達すると、シュルシュルッと素早く隠れた。
今日からは君が護ってくれるのかな。よろしくね。


腰痛が治まらないので、畑仕事に二の足を踏んでいたら、顔役さんの奥様がいらした。
太くて、白くて、立派なネマガリタケをいただく。
今年は、お気に入りの積丹の山菜ポイントに行く機会がなかったので諦めていたが、
こうして下処理まで手間をかけたものをいただくのは、本当にありがたい。
ダーリンが帰宅したら、先日作ってくれたベーコンを持って行こうかしら。
そうこうしているうちに、ダーリンが帰宅。
「山のプロさんにネマガリタケもらった~」とレジ袋を下げてきた。
あらあら、かぶっちゃったね~。
たくさんいただいたんで、1ビンくらいは保存しておこうかねぇ。

ネマガリタケの季節になったってことは、もう山菜シーズンも終わりだね。
おうちの周りだけでも、随分楽しませてもらったなぁ。
半月後にはもう夏至だ。
朝晩ストーブを焚いちゃうくらい肌寒いのに、もう初夏なのかぁ。
これからは、腰を強化して、畑作業に邁進しなきゃね。


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周囲も自家用栽培の頃合い [家庭菜園]

帰宅したダーリンが、「もう1本の栗も植えてあげようかな」と
早々に庭に出て行った。
裾野に「筑波」という種類を植え終わっているが、
栗の実がつくには2本、別の種類がないと受粉しないらしいため
庭に「森早生」という、もう1種類を植えるのだ。
私も慌てて支度をして後を追う。
今回はダーリンが わしわし植穴を掘っておいてくれた。
う~む。ここも立派な粘土だ。水はけも、空気の通りも悪そう・・・。
もみ殻燻炭と、残り少ない腐葉土やピートモス、赤玉土を混ぜ込んで土を戻す。
庭の土は表面がかなり乾燥している。
笹が表層数センチだけでも耕してくれていた裾野と違って、
ブタナやヨモギがパラパラ生えている程度なので、はだか土が透けて見える土地だ。
ここは刈り草を一生懸命撒いて、少しでも湿気を呼ぶ草を増やさなくては。

去年の秋、プランターでどんどん株分れしたアサツキを、野に放った。
栗の場所から2mも離れていないが、
ほんの少しのプランターの土が入って、草刈りをしたことで、そこだけ植生が違う。
背の低い、青々とした草が密集しているのだ。
掘り返して移植した訳でもないのに、草たち自身がこんなに短期間で変えてしまうのだ。
なんだか、やりたいことを草たちが全力で手伝ってくれているみたいだ。
栗の周りも、きっと手を入れることで植物たちが後押しをしてくる気がする。
刈り草で 栗にお布団を掛ける気持ちで、ふわ~んとくるんであげた。
ここで、一緒に育とうね。


顔役さんのお宅に、自家製ベーコンを届けがてら、
アライグマ騒動の時に借りっ放しになっていた箱罠を返しに行った。
自家用の畑の整地が終わって、ハウスの中で育苗もされていた。
「エダマメを播いたんだけど、芽を全部ウサギに食べられちゃったのよ」と嘆いてらした。
ウチの周りでは見かけないが、私たちが認識していない野生動物はまだ居るようだ。
「エダマメはトンネルかければ大丈夫ですかね。
トンネルの下を掘ってまで食い荒らしたりしますかね?」
「掘ってまでは喰われたことが無いから、トンネルかけとけば大丈夫よ」と
アドバイスをもらう。
「ウチの植えきれない苗も持って行く?」と
四川というキュウリと、黒カボチャの苗を、有難くいただく。
お礼に行ったのに、またまた わらしべ長者になってしまった。

帰り道、おひとりで住まわれているおばあちゃんの家で、
畑作業に励んでいる後ろ姿を見かけた。
引越のご挨拶に伺った時、インゲンをたくさんいただいたおうち。
わぁ、いくつもやぐらを組んで、キレイに畑を作ってらっしゃる。
あいかわらず凄いなぁ。
人様のとはいえ、どんどん畑が出来上がっていく光景はなんだかワクワクするね。
例年の発足の気候が掴めていないので、栽培時期に迷ったりしているのだが、
地元の方々も自家用栽培の頃合いなんだなぁ、と少し安心する。


昨日いただいたネマガリタケのビン詰めをしよう。
ビンがとぷん、と浸かるほどの深い鍋がないので、うまく脱気できるだろうか。
半分くらいしかビンが浸からないので、苦肉の策で、
ビンにお酒の紙パックを被せて、せめて蒸気でビンの上部も高温にしてみた。
うまくいったかは保存してみないと結果がわからないものの、
ビンのフタが凹んでいるので なんとか脱気はできたようだ。
ガラス瓶に 作った何かが入っている光景って、本当に好き。
嬉しくて、見る度についニヤニヤしちゃう。

ひとつ、ひとつ、嬉しいこと、ワクワクすることを見つけていくのが
田舎生活の醍醐味かもしれないなぁ。


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新しい味に出会う [滋味ごはん]

朝から雨。
せっかく四六時中腰痛を気にしなくてもいい程度に回復してきたのに、
今日は畑仕事はおあずけ。
支払などもあるので、お休みのダーリンと当別に行くことにした。
いただいたシャコを、当別へ行く道すがらのご近所さんにお裾分け。
反対に、メロンのご近所さんから、摘果メロンをいただいちゃった。
ノルトエッセンさんの手土産にもする。当別も、『山向こうのご近所さん』感覚だものね。


銀行では、残念ながら引き落とされた記録ばかりで入金が無かったので、
お金を下ろすこともなくショボーンと車に戻る。
「大丈夫だよ、今日は出してあげるよ」とフォローされて
ふれあい倉庫で野菜を買った後、ノルトエッセンさんでパンを購入し、お茶してきた。
たくさんお話もできて、すっかり気落ちしていたのが持ち直した。
いずれは入金されるさ。今すぐ無くてもなんとかなるさ。
あ、そっか~、簡単に銀行に行けないから、せっかく当別まで来たのに、と焦る気持ちが
気分を上げ下げしてるんだなぁ。
ガッツリ上がったり下がったりした上で、
「で、どうしてそうなった? 何がそんなに問題だった?」と自分に問うてみると、
ああ、これを不安に思っていたからこんな気持ちになったけど、
う~ん、あんまり問題じゃなかったかも・・・と気が付く。
こういうことは、実際多いのだ。
今日だって、ダーリンが出してくれて無事に用も足せた訳だし。
小さなことでも、ハタと膝を打つ気づきってあるもんだなぁ。


帰宅して、今回初めて買ったパンを、我慢できずに味見してみる。
何度か購入した食パンではなく、今日はイギリス食パンとカンパーニュ。
カンパーニュ、噛めば噛むほど、滋味深い。
ダーリン、「イーストじゃない香りが、すごく好きだ」と。
イギリス食パンも、ほんの少~し薄く切って軽くトーストしてみた。
うわぁ、いつもの食パンとは歯触りが全然違う。ザクザクとして塩味もあって。
「サンドイッチにしても美味しそうだね」と二人で盛り上がる。
何種類もの自家製天然酵母を使ったそれぞれ違うパンが並んでいるので、
これからもひとつずつ、新しいパンを試してみよう。
新たなパンを選んで、新たな味に出会う。楽しみだ~。
そして、摘果メロン。
まずは漬物だ、と塩をまぶして置いていたら、ダーリンが少し切ってつまむ。
「うまい」と驚く。
熟したメロンのような甘みはないが、キュウリに近い香りを残しながらも、
きめの細かい繊細な歯触り。
塩麹漬けと粕漬けにする予定だが、他にも色々使えそう。なかなかそそられる食材だ。
こういう新たな味との出会いは、僕たち二人の食いしん坊にとって、
凄い喜びの体験。
ふふふ。今日も、出会っちゃった。



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少しずつ野に放つ [家庭菜園]

今日も雨かと思っていたら、午後になって晴れてきた。
圃場の様子を見に行ったら、野良アスパラが立派に1本ずつ、ニョキッと出ていた。
ジャガイモを切らしていたが、今日はトドックでインカのめざめが届くので、
こりゃあアスパラ入りのジャーマンポテトにしろ、ってことじゃないの。
ありがとう、いただいちゃうよ。

ダーリンにアスパラを見せてから、もう一度圃場に戻り、
2本目の畝を仕上げる。
毎回毎回、草刈りばかりしているので、草マルチがずいぶん積もってきた。
定植したジャガイモがどこなのか、まだ芽を出していないので見分けがつかない。
種類が変わる部分にだけ、目印にススキの茎を挿しているが、見失っちゃいそう。
「お~い、みんな、元気にしてるか~。芽、出していいんだよ~」と声を掛ける。
そうはいっても、ジャガイモ自身が出る、と判断しないと出て来てはくれないだろうから、
単に私の気持ちを落ち着かせるために言っているだけなんだが。
昨日気付いたばかりなのに、やっぱ不安に思ってしまうんだな。
野に放って、あとは頼んだよ!と手放ししたら、見守るしかないのにね。
手放ししたら、毎日毎日必ず気にしてあげること。
○○がしてほしい、という雰囲気を感じたら、助け船を出す。
そうやって変化を観察させてもらって楽しみ、あわよくば実りをいただく。
そんな感じでつき合っていきたいな。
いつか、植物や動物の声が聴こえるようになりたいな、って子供みたいに思っている。


さぁ、2本目の畝が仕上がった。
ジャガイモの隣に、プランターで育ち切らずに「来春に野に放とう」と保管していた
小玉ねぎを植えてみる。
30個位あったのに、保管中に乾燥してどんどん消滅してしまい、
たった8個しか残っていないけど。
ただ乾燥していくよりも、ここで馴染めるか試してみておくれ。

草刈りしている中で、意外なところに野良アスパラが1本あるのを見つけた。
この新たな野良ちゃんは、2本ある先輩野良アスパラの傍に移植して、
何年もプランターで窮屈な思いをしているウチのアスパラも移植して、
4株の集団になって仲良く育ってもらおうかねぇ。
すぐには移植しないから、とりあえずは今の場所で育ってもらおう。

3本目の畝も作ろうと、草刈りに励む。
ここには大根とか、大豆とかを植えたいなぁ。
ああ、でもキュウリを地這いで育てたいかも。
わぁ~、またやりたいことが押し寄せて、優先順位がごちゃごちゃだ。
今はとにかく、待機している苗を野に放ってやらなくては。
よし、2本目の畝の残りは、キュウリ苗とズッキーニ苗にしよう。


おうちに戻って、庭の一角にも『こぼれ種コーナー』を作ることにした。
野に放ったアサツキがピンクのかわいいネギ坊主をつけている場所。
このままアサツキも分けつして株が増えるだろう。
この傍に赤シソ、青シソをちょっと離して植えてみる。
きっと穂ジソを採り切れずに、こぼれ種で増えていくと思うんだ。
粘土だからあまり生育は良くないかもしれないけど、増えてくれれば土いい影響があるかも。

色々妄想しながらシソ達を定植して、おうちに戻る。
おや、居ない間にダーリンも、野に放つ作業をしていたみたい。
株分けして鉢に植えていたカンゾウと、コシアブラ、タラの木のプランターが空いている。
「あの子たちも野に放ったんだね」
「森の入口の穏やかな所に放ってきた」
そうかぁ。みんな、狭い所から旅立ったんだね。
先住植物たちにうまくまじって、しっかり育ってくれるといいな。
手放したからには、毎日毎日必ず気にして観察するからね。

この子たちも、移住者みたいなもんだ。
一緒に、この土地に馴染んで成長していこうね。


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庭の草刈り [家庭菜園]

今日もジャガイモの芽は出ていない。
サトイモも芽が伸びてこない。もしかして、サトイモ、深植えしすぎたかな・・・。
トマト苗は、新芽が青々としていて、うまく馴染めたように見える。
草マルチしただけなので水分は大丈夫かなと思ったが、
草をめくって触った土はしっとりしている。大丈夫そう。

庭の『こぼれ種コーナー』のシソ達を観察。
萎れてはいないが、ポット苗の頃と表情が変わらない。
ここは乾いているので、ちょっと草マルチをした程度では水分が足りないのかもしれない。
少し離れた低い所に、かなり枝が暴れた低木がある。
葉の形から、シャクナゲじゃないか、と話していたのだが、
薄く紅がかった白い花が咲いたので、おそらくシャクナゲで間違いないだろう。
この根元から、盛大に徒長した草たちが生えてきているので、
根元の風通しをよくしようと、草刈りを始めた。
そして、刈った草を短く切って、周辺に撒く。
木のおかげでここはしっとりしているので、あまり撒く必要はなさそうだ。
残った草を『こぼれ種コーナー』と、栗を定植した周辺にせっせと撒く。

ススキとか、チガヤとか、ドクダミとか、ヨモギとか、ブタナとか。
荒地に育つ草ばかりだなぁとは思うものの、
気のせいか去年より種類が多くなっているような印象を受ける。
少し高刈りをして、残った部分でも水分を保持してもらいながら、
刈った上部は乾燥気味の土を覆ってもらって、みんなで土を肥やしていこうねぇ。


庭の低木に沿って、足元の草を刈りながら進んでいくと、
なんとな~く散歩道みたいになってきた。
低木の外側も同じように刈っていけば、低木たちも風通しがよくなって気持ちよかろう。
と思った所で、腰痛サインが出たので、あっさり作業を終了する。
「あ、もうこの辺で~」とカラダが教えてくれたら、そこでやめておく。
いいんだよ、こんな程度で。
のんびり、のんびり。


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突然気温上がる [厚田民としての生活]

6/7。朝は曇り空だったが、だんだん晴れてきた。
ダーリンと朝のお散歩で、植えた子たちの様子を見ながら、
草を刈って作った所をぐるりと巡る。
笹は、ちょっと頭を出した所で僕らにポキポキ折られるせいか、
だんだん勢いがなくなってきた。
でも、日陰が少なくなると、やっぱり乾燥した感じは否めない。
笹たちは、頑張ってくれていたんだなぁ。
でも代わりに、ギシギシとか、別の植物が顔を覗かせている。
きっと笹の下で待機していた種が、光が当たるようになって芽吹いたんだなぁ。
こうしてうまいこと次の植物になだらかにリレーしていって、
だんだん低い草が茂るようになっていってほしい。


週明けに友人が訪れるのに、外仕事ばかりに追われて家がゴタゴタのままだ。
いい加減掃除くらいしよう。
と思っても掃除の際中に違うことに目がいって、先に進まないのは
注意力散漫な私のいつもの流れ。
浮いている壁のベニヤ板が気になり、突然釘とトンカチを持ち出して作業が始まる。
小さな釘で止まる箇所もあれば、裏に構造材が全く無くて釘が効かない箇所もある。
集中して何箇所もトントン、トントン。気が付けば、汗びっしょり。
離れて見直してみても、浮いた所が目につき、効果は限定的。
やっぱりパテやファイバーテープで下処理して、塗るか貼るかしなきゃダメだなぁ。
2階や階段は西日が入って午後から暑くなるので、諦めて階下に降りる。
あれ、1階も暑い。
見れば25℃もある。
朝夕ストーブ焚いたり、暑くなったり。忙しい季節になった。
2回目の厚田の夏は、暑くなるのだろうか。


結局今日、何をやったかといえば、中途半端で効果の感じられない補修のみ。
何をやってんだか、まったく。
とはいえ、友人の来訪と、大切な元同僚との3人での逢瀬が迫っている。
ワクワクが止まらない一日だった。


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