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荒地を肥沃にする過程 [家庭菜園]

土地の肥沃度は生えている草で ある程度判断できるという。
ステージ0:荒地
荒く太い根の宿根草が生える。
ススキ、チガヤ、ヨモギなどだが、地下茎に栄養を蓄えて翌年もせっせと生えてくる。
野菜を育てるのは難しいが、ソバやアワ、ヒエなどの雑穀類を育てることで来年に繋がるらしい。
ステージ1:やせ地
アザミ、スギナ、ギシギシ、シロツメクサが入って来る。
どれも多年性の宿根草。張り巡らされた宿根で野菜は根を延ばしにくく、
野菜が育つのは難しいが大豆やサツマイモを育てることでステージを上げられるらしい。
ステージ2:普通地
アカザ、シロザ、ツユクサ、スベリヒユなどの1年草たちが生えてくるようになり、
普通地になると野生味の強い野菜が育ちやすくなる。
ミニトマトやサニーレタス、シソなどが適しているらしい。
ステージ3:肥沃地
肥料を入れなくても多様な野菜を育てられる、耕作適地。
ハコベ、ナズナなどが土を覆ってくれるようになって、しっとりした豊かな土になる。
結球するようなキャベツやレタス、大玉トマトなども育つようになってくる。
私が今まで全然上手にできなかったナスも、肥沃地だとよく育つらしい。
荒地は葉のシュンシュン尖った背の高いものが主流で、
肥沃度に応じて葉が丸く広く、背の低いものが増えて、
植生が多様になっていく、っていう感じだろうか。


こうして考えてみると、今まで市民農園でやっていた時ですら、
ステージ2:普通地だったのだ。
マメ系を育てていた所だけ局地的にハコベが生えていたりしたが、
アカザ、シロザ、スベリヒユ、シロツメクサが多かったなぁ。

原野や庭は明らかにステージ0:荒地、もしくはステージ1:やせ地になりかかっている程度。
借りている圃場も、原野や庭に比べていたので私の中では「豊かだ~」と思っていた。
それでもステージ1:やせ地の範囲なのだ。
「ミミズがせっせと耕してくれている」と喜んでいるが、
肥沃になってくるとお役御免となってミミズすら居なくなるらしい。


それでも、敷き草の下から出てくる草に変化は生じている。
畝の草を刈っていると、市民農園でおなじみだったアカザが生えてきているのを発見。
スギナは相変わらず多いが、隣に顔を出しているのはツユクサだ。
スギナに負けず劣らずせっせと顔を出してくるツユクサは、
この畝がやせ地から普通地へと変化し始めている証左なのだ。
市民農園の頃はアカザの多さに閉口したものだが、
今はアカザが来てくれて小躍りしている。
環境が変われば喜びも変わる。
人の手が入ることで、明らかに変化しているのだと思うと、素直に嬉しい。
何年もかかると覚悟していたが、
意外にも自然からのお返事は早いんだなぁ。
少しでも成果らしきものが見えると、やる気、増し増しだ~!
必要以上に期待せず、ちょっとしたことで気落ちせず。
今日も元気にいきましょう!


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