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今年初の梅仕事 [保存食・手づくり]

先週トドックで小梅を注文した。
カリカリ梅を漬けようと、卵の殻を洗って、内側の卵核膜を剥がして、
天日干しにしたものを用意していた。
これを一緒に漬けると、カルシウムが梅酢に溶け出してカリカリに漬かるからだ。
ところが、肝心の塩の手配を忘れていた。
あら塩はあるが、梅干しはどうしても海水塩を使いたかった。
海水塩が届くのを待っていたら、青梅が熟してきてしまい、カリカリ梅には柔らかすぎる。
予定を変更して、梅シロップを作ることにした。

小梅は実が薄くて梅酢が上がりにくいので、半分に割って漬けよう。
へたを取って・・・ぐるりと一周包丁を入れて・・・
木べらで上から押して割って・・・砂糖と梅を交互に瓶に詰めて、仕込完了!
ああ、久しぶりだなぁ、梅仕事。大好き。
うまく梅酢が上がるかなぁ。小梅でシロップを作るの、初めてだからなぁ。
とにかく私の夏の元気の素となる梅シロップ。よろしく頼む!


ダーリンから、昼過ぎに連絡が入る。
「庭に山菜採りに行く人が居るけど、不審者じゃないからね」と。
漁師食堂でお世話になっている漁師さんのお父さんと、
網外しで一緒に作業した「浜のかあさん」と呼んでいる人が来るらしい。
「育ちすぎててもいいから、って行者ニンニクを取りに行くけど、
ウドの場所も案内してあげて」とのこと。

そうこうしているうちに、お父さんの車がやってきた。
私も数回お目にかかったことがある。
冬に倉庫の雪下ろしをしている時に届け物をしに来てくれて、雪の量に驚いていたっけ。
「こんなに育っちゃってるけど大丈夫ですか~」と尋ねると、
「なんも、なんも。醤油漬けにする分だから」と、浜のかあさんは慣れたもの。
「ミツバもウドもありますよ」
「ああ、それは大丈夫。それより、ここドクダミがいっぱいだから、お茶にしなさい」と
教えてくれる。
やっぱり、地元の人は身近な素材として野草を活用しているんだなぁ。

私も、浜のかあさんみたいに、
気負わず、ちゃちゃっと活用していけるようになろうねぇ。


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